nausicaa1

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投稿者投稿者もけけいいね0お気に入り登録
プレイ回数61難易度(4.1) 3464打 長文
「風の谷のナウシカ」全セリフ

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問題文

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(またむらがひとつしんだ)

また村が一つ死んだ

(いこうここもじきふかいにしずむ)

行こう ここもじき腐海に沈む

(おうむのみちまだあたらしい)

王蟲の道 まだ新しい

(おうむのぬけがらすごい・・・かんぜんなぬけがらなんてはじめて)

王蟲の抜け殻 すごい・・・完全な抜け殻なんて初めて

(ふふ、いいおと)

ふふ、いい音

(ああっ)

ああっ

(せらみっくとうがかけちゃった)

セラミック刀が欠けちゃった

(たにのひとがよろこぶわ。どうぐづくりのざいりょうにずーっとこまらなくてすむもの)

谷の人が喜ぶわ。道具作りの材料にずーっと困らなくて済むもの

(すごいめ。これひとつならもってとべるかな)

すごい目。これ一つなら持って飛べるかな

(あっとれた。わぁ、なんてかるいんだろう)

あっ取れた。わぁ、なんて軽いんだろう

(むしごやしがごごのほうしをとばしている。きれい)

ムシゴヤシが午後の胞子を飛ばしている。きれい

(ますくをしなければ5ふんではいがくさってしんでしまうしのもりなのに)

マスクをしなければ5分で肺が腐って死んでしまう死の森なのに

(ん?だれ、なにかしら。むねがどきどきする)

ん?誰、何かしら。胸がどきどきする

(あ、むしふうじのじゅうだ!だれかがむしにおそわれてる!)

あ、蟲封じの銃だ!誰かが蟲に襲われてる!

(あっごめん!)

あっごめん!

(すごいほうしのけむり)

すごい胞子の煙

(おうむ!きっとあのぬけがらのぬしだわ)

王蟲!きっとあの抜け殻の主だわ

(あっちににげてはだめだ。きがついて)

あっちに逃げてはだめだ。気がついて

(こたえた!こっちへくる!)

応えた!こっちへ来る!

(あのひとは・・・!なんてりっぱなおうむ。かざかみへ!)

あの人は・・・!なんて立派な王蟲。風上へ!

など

(すまん!)

すまん!

(おうむ。もりへおかえり!このさきはおまえのせかいじゃないのよ!ねえ、いいこだから!)

王蟲。森へお帰り!この先はお前の世界じゃないのよ!ねえ、いい子だから!

(いかりにわれをわすれてる。しずめなきゃ)

怒りに我を忘れてる。鎮めなきゃ

(せんこうでおうむがめをまわした)

閃光で王蟲が目を回した

(むしぶえ)

蟲笛

(おうむめをさまして!もりへかえろう)

王蟲目を覚まして!森へ帰ろう

(きがついたわ)

気が付いたわ

(おお。おうむがもりへかえっていく。ひかりだまとむしぶえだけでおうむをしずめてしまうとは)

おお。王蟲が森へ帰っていく。光弾と蟲笛だけで王蟲を鎮めてしまうとは

(ゆぱさま!)

ユパ様!

(おお!なうしかみまちがえたぞ)

おお!ナウシカ見間違えたぞ

(1ねんはんぶりですもの。ちちがよろこびます)

1年半ぶりですもの。父が喜びます

(れいをいわねばならん。よいかぜつかいになったな)

礼を言わねばならん。良い風使いになったな

(いいえ。ちちはまだまだだって)

いいえ。父はまだまだだって

(ん?そうそうこいつのことをすっかりわすれておった)

ん?そうそうこいつのことをすっかり忘れておった

(まあきつねりす!わたしはじめて!)

まあキツネリス!私初めて!

(こいつがはむしにさらわれたのをひとのことまちがえてな。ついじゅうをつかってしまったのだ)

こいつが羽虫に攫われたのを人の子と間違えてな。つい銃を使ってしまったのだ

(それであんなにおうむがおこったのね)

それであんなに王蟲が怒ったのね

(きぜつしておったのでどくをすわなかったようだ)

気絶しておったので毒を吸わなかったようだ

(いやてはださんほうがいい。ちびでもきょうぼうだ)

いや手は出さん方がいい。ちびでも凶暴だ

(おいで。さあ)

おいで。さあ

(お、おい)

お、おい

(ほら、こわくない。こわくない。 ほらね、こわくない)

ほら、怖くない。怖くない。 ほらね、怖くない

(おびえていただけなんだよね。ゆぱさま、このこわたしにくださいな)

怯えていただけなんだよね。ユパ様、この子私にくださいな

(ああ、かまわんが)

ああ、構わんが

(わぁありがとう!かいにくい、わたしをおぼえてる?)

わぁありがとう!カイにクイ、私を覚えてる?

(ふしぎなちからだ)

不思議な力だ

(つかれたでしょいっぱいはしって)

疲れたでしょいっぱい走って

(みなにかわりはないかな?どうした?)

皆に変わりはないかな?どうした?

(ちちが・・・!ちちはもうとべません)

父が・・・!父はもう飛べません

(じるが。もりのどくがもうそんなに)

ジルが。森の毒がもうそんなに

(はい。ふかいのほとりにいきるもののさだめとか)

はい。腐海のほとりに生きる者の定めとか

(もっとはやくにおとずれるべきであった)

もっと早くに訪れるべきであった

(いいえ。ほんとうによくきてくださいました)

いいえ。本当によく来てくださいました

(せんせい、あとでぜひみていただきたいものがあるんです!わたしのひみつのへや!)

先生、後でぜひ見ていただきたいものがあるんです!私の秘密の部屋!

(みんなにはないしょ。こわがるといけないから)

皆には内緒。怖がるといけないから

(わたしさきにしらせにいきます。せんせいもいそいで!)

私先に知らせに行きます。先生も急いで!

(ゆぱさまー!これはこんでくださる?きりゅうがみだれてうまくとべないの!)

ユパ様ー!これ運んでくださる?気流が乱れてうまく飛べないの!

(ははは。それにしてもよくかぜをよむ。さあもうすこしだ)

ははは。それにしてもよく風を読む。さあもう少しだ

(ゆぱさまようこそ)

ユパ様 ようこそ

(みなもそくさいか)

皆も息災か

(みずもかぜも、とどこおりなくおだやかです)

水も風も、滞りなく穏やかです

(ゆぱさまやあみんな。げんきだね)

ユパ様 やあみんな。元気だね

(ひめさま、おつきになりましたぞ)

姫様、お着きになりましたぞ

(もうちょっと)

もうちょっと

(ゆぱさま)

ユパ様

(みとおじ。せいがでるな)

ミトおじ。精が出るな

(こよいはまたいこくのはなしをきかせてください)

今宵はまた異国の話を聞かせてください

(いいわまわして)

いいわ 回して

(いいようですなうん)

いいようですな うん

(ほんとうによいしなじゃ)

本当に良い品じゃ

(さっそくあしたにでも、ひとでをくりだしてとりにいかねばな)

さっそく明日にでも、人手を繰り出して取りに行かねばな

(さあとえと。ゆぱさま。ことしうまれたとえとのこです)

さあトエト。ユパ様。今年生まれたトエトの子です

(どれどれ。おお、よいこだ。おさないころのなうしかをおもいだす)

どれどれ。おお、良い子だ。幼い頃のナウシカを思い出す

(どうか、このこのなづけおやになってくださいませ)

どうか、この子の名付け親になってくださいませ

(いつもいいかぜがそのこにふきますように)

いつもいい風がその子に吹きますように

(ひきうけよう。よいなをおくらせてもらうよ)

引き受けよう。良い名を贈らせてもらうよ

(ありがとう、どうかひめさまのようにじょうぶにそだちますように)

ありがとう、どうか姫様のように丈夫に育ちますように

(うむ!じょうぶというならひめさまはおりがみつきじゃ。だがふかいあそびまでにるとこまるぞ?)

うむ!丈夫というなら姫様は折り紙付きじゃ。だが腐海遊びまで似ると困るぞ?

(でも、おかげでおうむのからをみつけたのよ)

でも、おかげで王蟲の殻を見つけたのよ

(しかしだ、しろおじのわしのみにもなってみろ!しんぱいでおちおちしておれんわい)

しかしだ、城オジのわしの身にもなってみろ!心配でおちおちしておれんわい

(おうむのからとなりゃひめさまのふかいあそびもむだとはいえんのう)

王蟲の殻となりゃ姫様の腐海遊びも無駄とはいえんのう

(そうとも。わしもそれでたすけられたのだからな)

そうとも。わしもそれで助けられたのだからな

(おうたこにたすけられたか)

負うた子に助けられたか

(このたにはいい。いつきてもこころがなごむ)

この谷はいい。いつ来ても心が和む

(こんどのたびはどうじゃった)

今度の旅はどうじゃった

(ひどいものだ。みなみでまたふたつのくにがふかいにのまれてしまった)

酷いものだ。南でまた二つの国が腐海に呑まれてしまった

(ふかいはちゃくじつにひろがっている。なのにどこへいってもいくさにうえ、ふきつなかげばかりだ)

腐海は着実に広がっている。なのにどこへいっても戦に飢え、不吉な影ばかりだ

(なぜこのたにのようにくらせぬのか)

なぜこの谷のように暮らせぬのか

(ここはうみからふくかぜにまもられておるからのう。ふかいのどくもたにへはとどかぬ)

ここは海から吹く風に守られておるからのう。腐海の毒も谷へは届かぬ

(どうだゆぱ。そろそろこのたににこしをすえぬか。わしはこのざまだ。みなもよろこぶが)

どうだユパ。そろそろこの谷に腰を据えぬか。わしはこのざまだ。皆も喜ぶが

(むだじゃよ。ゆぱはさがしつづけるようさだめられたおとこじゃ)

無駄じゃよ。ユパは探し続けるよう定められた男じゃ

(さだめか)

定めか

(おおばばさま、さがすってなにを?)

大ババ様、探すって何を?

(なうしかはしらなかったのかい。あのかべのはたにあるじゃろう)

ナウシカは知らなかったのかい。あの壁の旗にあるじゃろう

(わしにはもうみえぬがひだりのすみにいるおかたじゃよ)

わしにはもう見えぬが 左の隅にいるお方じゃよ

(そのものあおきころもをまといてこんじきののにおりたつべし)

その者 青き衣を纏いて金色の野に降り立つべし

(うしなわれしだいちとのきずなをむすびついにひとびとをあおきせいじょうのちにみちびかん)

失われし大地との絆を結び ついに人々を青き清浄の地に導かん

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