微熱/UA

(そのくちびるでかなしみはくくちにふたをして)

その唇で　悲しみ吐く口に蓋をして

(おぼえたことばのすべてこのばしょでわすれさせて)

覚えた言葉のすべて　この場所で忘れさせて

(ｓｍｉｌｅｓｍｉｌｅｓｍｉｌｅｙｅａｈ)

Smile Smile Smile Yeah

(もどれないふたりをたくしーははこぶ)

戻れない二人をタクシーは運ぶ

(ひかりのこうずいをぬけたさきのさいはてまでつれてってよ)

光の洪水を抜けた先の　最果てまで連れてってよ

(うそをつくならさいごまでだまして)

嘘をつくなら　最後まで騙して

(こーとのぽけっとにしまったままの)

コートのポケットに　しまったままの

(ことばがはねをさがしている)

言葉が羽を探している

(そのくちびるでかなしみはくくちにふたをして)

その唇で　悲しみ吐く口に蓋をして

(おぼえたことばのすべてこのばしょでわすれさせて)

覚えた言葉のすべて　この場所で忘れさせて

(そのくちびるでもういちどだけなまえをよんで)

その唇で　もう一度だけ名前を呼んで

(まほうがとけたあとのすなになまえをゆびでかいて)

魔法がとけた後の砂に名前を指で書いて

(ｓｍｉｌｅｓｍｉｌｅｓｍｉｌｅ)

Smile Smile Smile

(きみはまたねといってかばんにてをかける)

君はまたね　と言ってカバンに手をかける

(ばかじゃないからさよならだってこと)

バカじゃないから　サヨナラだってこと

(わかっていたけどてをふったのよ)

わかっていたけど　手をふったのよ

(おもいでをとりみんぐして)

思い出をトリミングして

(きれいなままのわたしだけ)

綺麗なままのわたしだけ

(おぼえていてｔｒｕｅｂｌｕｅのむこう)

覚えてて　true blue の向こう

(まちのかどにふいたあおのふりょく)

街の角に吹いた　蒼の浮力

(いまきずつけてずっときえぬきずあとをつけて)

今　傷つけて　ずっと消えぬ傷跡をつけて

(もしくはきすをしてつきがびるにかくれるまで)

もしくはキスをして　月がビルに隠れるまで

(ｔｏｎｉｇｈｔｌｉｇｈｔｃｒｕｚｉｎｇゆびわのあとくびすじのらいん)

tonight light cruzing 指輪の跡　首筋のライン

(わすれたいとおぼえておくのあいだをつきとあるく)

忘れたいと覚えておくの間を　月と歩く

(かわらないであなたはまちやじだいがかわっても)

かわらないであなたは　街や時代がかわっても

(ずっとそのままできれいなまんまでいて)

ずっとそのままで　綺麗なまんまでいて

(すいぎんのぴりおどじょうみゃくのわるつをおどっててほしいのよ)

水銀のピリオド　静脈のワルツを　踊ってて　ほしいのよ

(ああへっどらいとてらしたよこがお)

ああ　ヘッドライト　照らした横顔

(むかえたやさしいあさのかずだけうたがのこった)

迎えた優しい朝の数だけ　歌が残った

(わたしまたこいをしてちがうだれかのおんなになって)

わたしまた恋をして　違う誰かの女になって

(それでもうたうわあなたといきたひびのあのうたを)

それでも歌うわ　あなたと　生きた日々のあの歌を

(いまきすをして)

今　キスをして

(そのくちびるで)

その唇で

(きっとなみだはきすをして)

きっと涙は　キスをして