ひぐらしのなく頃に祭 次回予告

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ひぐらしのなく頃に祭 次回予告 
ひぐらしのなく頃に祭 次回予告。 羽入の語り部分のまとめです!

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問題文

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(それは、だれもがわすれそうなほどちほうのちいさなむらのできごと)

それは、誰もが忘れそうなほど地方の小さな村の出来事

(ひげきはまくをとじ、そのきずあとも、きえさろうとしていたあるひ)

悲劇は幕を閉じ、その傷跡も、消え去ろうとしていたある日

(せいねんはかつてであったしょうじょに、おもいをはせる)

青年はかつて出会った少女に、想いを馳せる

(あのひ、きけなかったことば。あのひ、はたせなかったやくそく)

あの日、聴けなかった言葉。あの日、果たせなかった約束

(そのこうかいとどうこくが、とじられたままだったうんめいをひらくひとつのひかりとなった)

その後悔と慟哭が、閉じられたままだった運命を開く一つの光となった

(うんめいは、しあわせだけじゃない。でも、ふこうをのぞむひとなんてだれもいない)

運命は、幸せだけじゃない。でも、不幸を望む人なんて誰もいない

(ひとはだれしも、つらいことからにげたがるもの)

人は誰しも、辛いことから逃げたがるもの

(ひとはだれしも、げんじつよりもゆめをみつづけたいもの)

人は誰しも、現実よりも夢を見続けたいもの

(こえるべきかべむきあうげんじつからめをそらしつづけたさきに)

越えるべき壁 向きあう現実から目を逸らし続けた先に

(てにいれるものは、いったいなんなのか、そして、うしなったものは・・・)

手に入れるものは、一体何なのか、そして、失ったものは・・・

(にげることはつみじゃない。でも、げんじつはゆめのようにあまくなかった)

逃げることは罪じゃない。でも、現実は夢のように甘くなかった

(はじめは、ちょっとしたふあんだった。だれかをきずつけたいなんて、かんがえもしなかった)

始めは、ちょっとした不安だった。誰かを傷つけたいなんて、考えもしなかった

(それでも、ふあんはこどくをうんで、そしてぎねんへとかわり)

それでも、不安は孤独を生んで、そして疑念へと変わり

(やがてはくろいさついがこころをやみにとざしていった)

やがては黒い殺意が心を闇に閉ざしていった

(もどらないにちじょうしょうねんはあしをふみだす。そのさきがならくのそこだともきづかずに)

戻らない日常 少年は足を踏み出す。その先が奈落の底だとも気付かずに

(しんじたいとおもうきもちがうんだひげきながしたなみだは、ざんげか、それともえんこんか)

信じたいと思う気持ちが生んだ悲劇 流した涙は、懺悔か、それとも怨恨か

(ほんとうにつたえたいのは、ちがうことばだった。ほんとうにかんじたいのは、ちがうこころだった)

本当に伝えたいのは、違う言葉だった。本当に感じたいのは、違う心だった

(すれちがいがみぞをうみ、ためらいのきもちがひとをきょうふへとしずませる)

すれ違いが溝を生み、躊躇いの気持ちが 人を恐怖へと沈ませる

(もうだれもとめられない。つめたいかんじょうがむきだしのこころをふかく、ざんこくにえぐっていく)

もう誰も止められない。冷たい感情が剥き出しの心を深く、残酷にえぐっていく

(なぜあのときとつぶやく、こうかいのことば。それはもはや、むなしいひびきだった)

何故あの時と呟く、後悔の言葉。それは最早、虚しい響きだった

など

(まもりたいとおもうこころに、うそはなかった)

守りたいと思う心に、嘘はなかった

(たいせつにしたいとおもうこころは、だれよりもつよいはずだった)

大切にしたいと思う心は、誰よりも強い筈だった

(やさしさからうまれたくろいかんじょうはやがてさついへとかわり)

優しさから生まれた黒い感情はやがて殺意へと変わり

(まっしろだったおもいは、あかとくろでそまっていく)

真っ白だった思いは、赤と黒で染まっていく

(それがまもりたかったにちじょうのほうかいをいみしているとわかっていながら)

それが守りたかった日常の崩壊を意味していると解っていながら

(なにがまちがっていたのか、そのこたえをさがして、ひげきはさらにひろがっていく)

何が間違っていたのか、その答えを探して、悲劇はさらに広がっていく

(あわくてはかないしゃぼんだまのようなこいごころ)

淡くて儚いシャボン玉のような恋心

(そらをのぞめばやがてこわれてきえるようにしょうじょのおもいはむなしくかなわなかった)

空を臨めばやがて壊れて消えるように少女の想いは虚しく叶わなかった

(ながしたなみだはちのいろとなっていけにえをもとめ)

流した涙は血の色となって生贄を求め

(くちをついたかなしみはいかりとなってさついをうみだしていく)

口を衝いた悲しみは怒りとなって殺意を生み出していく

(じゅんすいすぎるくろはすべてをのみこんでやみをひろげる。やがてはじぶんじしんさえも)

純粋すぎる黒は全てを飲み込んで闇を広げる。やがては自分自身さえも

(うまれてこなければよかったのか。ちみどろのてはこくうすらつかめなかった)

産まれて来なければよかったのか。血みどろの手は虚空すら掴めなかった

(しあわせになるために、かれらはいのちをかけてどりょくした)

幸せになる為に、彼らは命を掛けて努力した

(おたがいがおたがいをわかりあい、かたいしんらいでむすびついていたはずだった)

お互いがお互いを分かり合い、固い信頼で結びついていた筈だった

(やさしさ、おもいやり、しんらい、あいじょう)

優しさ、思いやり、信頼、愛情

(そんなおもいがこまをかえすようにしろからくろへとかわっていったとき)

そんな想いが駒を返すように白から黒へと変わっていった時

(きずなはもろくもくずれさって、おもいもしなかったあくむが)

絆は脆くも崩れ去って、思いもしなかった悪夢が

(かれらをつつみこんで、こころのやみをさらけだしていく)

彼らを包み込んで、心の闇を曝け出していく

(だれも、にくんでいたわけじゃなかった)

誰も、憎んでいた訳じゃなかった

(ただ、ほんのすこしのごかいが、すべてをかえてしまった)

ただ、ほんのすこしの誤解が、全てを変えてしまった

(わらいつづけていれば、いつかしあわせになれるとしんじてきた)

笑い続けていれば、いつか幸せになれると信じてきた

(だれかのことをおもえば、あいてもじぶんをおもってくれるとしんじてきた)

誰かの事を想えば、相手も自分を想ってくれると信じてきた

(かなしかったおもいでをおきざりにして、しょうじょはあしたをみつめようとまえをむく)

悲しかった想い出を置き去りにして、少女は 明日を見つめようと前を向く

(あまえず、たよらずたったひとりでみらいをきりひらくために)

甘えず、頼らず たった一人で未来を切り開くために

(そのさきにあるものは、しあわせかそれとも、ふしあわせか)

その先にあるものは、幸せか それとも、不幸せか

(だれかをあいしたかったでもほんとうはだれかにあいされたかった)

誰かを愛したかった でも本当は誰かに愛されたかった

(きずつけばきずつくほど、こころはおくびょうになっていった)

傷つけば傷つくほど、心は臆病になっていった

(かなしいおもいがふかければふかいほど、しあわせをよろこべなくなっていった)

悲しい思いが深ければ深いほど、幸せを喜べなくなっていった

(いくせんどとくりかえされてきた、おなじじかん、おなじせかい)

幾千度と繰り返されてきた、同じ時間、同じ世界

(えがおをわすれてしまったしょうじょは、こころにかぎをかけてひきこもるが)

笑顔を忘れてしまった少女は、心に鍵を掛けて引きこもるが

(そのすきまからさしこんでくるひかりにきづいて、かおをあげる)

その隙間から差し込んでくる光に気付いて、顔を上げる

(ぱんどらのきぼうは、ほんとうにそんざいしていたのだろうか・・・)

パンドラの希望は、本当に存在していたのだろうか・・・

(とりもどしたゆうきとともにあかされたやみのしんじつ)

取り戻した勇気と共に明かされた闇の真実

(あきらめていたみらいは、すぐめのまえにあった)

諦めていた未来は、すぐ目の前にあった

(たたりなんて、ほんとうはそんざいしなかった)

祟りなんて、本当は存在しなかった

(あるものにとってのひげきはしんじつのなかではたんなるきげきだった)

ある者にとっての悲劇は真実の中では単なる喜劇だった

(かみになりたかったものかみとされてしまったもの)

神になりたかった者 神とされてしまった者

(ふたつのおもいがこうさしたうんめいはたくさんのこころと、ひとつのひかりにみちびかれて)

二つの想いが交差した運命は たくさんの心と、一つの光に導かれて

(しゅうえんのときをむかえる)

終焉の時を迎える

(さいごにふられたさいころのめは、はたして、いくつのすうじをうちだすのか・・・)

最後に振られたサイコロの目は、果たして、幾つの数字を打ち出すのか・・・

(うんめいのまよいごたちよさぁ、かけらをつむいで、みらいをひらけ)

運命の迷い子たちよ さぁ、カケラを紡いで、未来を拓け

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