思うだけ

(しまいこもういっさいのかんじょうをえがおのおくに)

仕舞い込もう一切の感情を笑顔の奥に

(このまないえんぎもあなたがこなすなら)

好まない演技もあなたが熟すなら

(むかしからあわせることだけはとくいなの)

昔から合わせることだけは得意なの

(しってるでしょういまもきづいてるはず)

知ってるでしょう今も気づいてる筈

(しらばっくれんなよおねがい)

しらばっくれんなよお願い

(しょうがいないてないていても)

生涯泣いて泣いていても

(どうかつないでつないでいてよ)

どうか繋いで繋いでいてよ

(うまらないのはからめたゆびにひかるちかいのせい)

埋まらないのは絡めた指に光る誓いの所為

(だからだいてだいていてよ)

だから抱いて抱いていてよ

(ずっとふさいでふさいでいてよ)

ずっと塞いで塞いでいてよ

(いつのひかおなじあさをむかえたい)

何時の日か同じ朝をむかえたい

(おもうだけいわないわぜったい)

思うだけ言わないわ絶対

(そりゃあいえないでしょう)

そりゃあ言えないでしょう

(そうぞうできるものどんなかおをしてわらうのか)

想像できるものどんな表情をして笑うのか

(ふたりのであいのなかでせいかいといえば)

ふたりの出会いの中で正解といえば？

(そんなものははじめからなかったという)

そんなものは初めから無かったと言う

(いじのわるそうなそのめがすき)

意地の悪そうなその目が好き

(どんなにしょうさんされようと)

どんなに賞賛されようと

(どんなにこうていされようと)

どんなに肯定されようと

(あなたがいなきゃあなにもないのとおなじ)

あなたが居なきゃあ何も無いのと同じ

(からっぽのむねをねえだいてだいていてよ)

空っぽの胸をねえ抱いて抱いていてよ

(やさしくつつんでつつんでいてよ)

優しく包んで包んでいてよ

(ほかにはなにももとめないから)

他には何も求めないから

(とつぜんなきたくなっても)

突然泣きたくなっても

(もうたえらんないとおもっても)

もう耐えらんないと思っても

(おわれないのはなみだをぬぐいさるひかるゆびのせい)

終われないのは涙を拭い去る光る指の所為

(だからどうざいどうざいでしょう)

だから同罪同罪でしょう

(ふたりたいざいたいざいでしょう)

ふたり大罪大罪でしょう

(このままおなじあさを)

このまま同じ朝を…

(おもうだけ)

思うだけ