ラストワン

(やくそくがほしかったんだ)

約束が欲しかったんだ

(きぼうのやくそくが)

希望の約束が

(そのためならすべてをかけられるような)

そのためなら全てを賭けられる様な

(それがあるだれかさんは)

それがある誰かさんは

(ぎりぎりでたいへんなんだって)

ぎりぎりで大変なんだって

(それがないからといって)

それがないからといって

(そんなふうにみないで)

そんな風に見ないで

(いちにちじゅうなにしてたんだっけ)

一日中何してたんだっけ

(いらいらしたのはなぜだっけ)

イライラしたのは何故だっけ

(うけいれたようなかおをして)

受け入れたような顔をして

(よくばってるんだろうなきっと)

欲張ってるんだろうな　きっと

(きっと)

きっと

(なんどでもなんてむりなんだ)

何度でもなんて無理なんだ

(かわれるのはいちどだけ)

変われるのは一度だけ

(かがみのなかのひとにすきになってもらえるように)

鏡の中の人に好きになってもらえるように

(わらってもらえなくてもいい)

笑ってもらえなくてもいい

(わらえるようになれたらいい)

笑えるようになれたらいい

(きらいなじぶんといっしょにせかいまできらわないように)

嫌いな自分と一緒に世界まで嫌わないように

(どうでもいいということば)

どうでもいいという言葉

(どうにもしゅちょうしがち)

どうにも主張しがち

(きずつけたいのかもしれない)

傷つけたいのかもしれない

(なかまさがしかもしれない)

仲間探しかもしれない

(なにもないだれかさんが)

何もない誰かさんが

(なにかをみつけたんだって)

何かを見つけたんだって

(くだらないってごまかした)

くだらないって誤魔化した

(そのじかんがくだらない)

その時間がくだらない

(うごこうとしないりゆうならべて)

動こうとしない理由並べて

(だれにつたえたらどうなるの)

誰に伝えたら　どうなるの

(まわりとくらべてどうのじゃない)

周りと比べてどうのじゃない

(わかってるんだそんなことは)

解ってるんだそんなことは

(どれだけきずついたって)

どれだけ傷ついたって

(だれにもかんけいないこと)

誰にも関係ないこと

(かがみのなかのひととだけふたりでもっていける)

鏡の中の人とだけ　二人で持っていける

(なんでちゃんとおなかがへるの)

何でちゃんとお腹が減るの

(なんのためにいきはつづくの)

何のために息は続くの

(あしたもきっといきてるよだれにもかんけいないままで)

明日もきっと生きてるよ　誰にも関係ないままで

(やくそくがほしかったんだ)

約束が欲しかったんだ

(きぼうのやくそくが)

希望の約束が

(それがないということに)

それがないということに

(あまえていただけ)

甘えていただけ

(おおごえでなきだしたいよ)

大声で泣きだしたいよ

(なれてなくてうまくできないよ)

慣れてなくてうまくできないよ

(きらいなせかいといっしょにじぶんまできらわないように)

嫌いな世界と一緒に　自分まで嫌わないように

(なんどでもなんてむりなんだ)

何度でもなんて無理なんだ

(かわれるのはいちどだけ)

変われるのは一度だけ

(かがみのなかのひととかわしたきぼうのやくそく)

鏡の中の人と　交わした希望の約束

(かわらないままのひととかがみのまえでむきあえるように)

変わらないままの人と　鏡の前で向き合えるように

(そうかわるんだ)

そう変わるんだ

(いちどだけかわるんだ)

一度だけ変わるんだ

(そうかわるんだ)

そう変わるんだ