Bible / GLAY

(このばしょにふさわしいあいであるためにぼくらはどんなみちのりをあゆんできただろう？)

この場所にふさわしい愛で在る為に　僕らはどんな道のりを歩んできただろう？

(このほしにふさわしいものであるためにれきしはなんどくろいあめをふらすのか？)

この地球にふさわしいもので在る為に　歴史は何度黒い雨を降らすのか？

(あなたがうまれたあのひにてろがはじまって)

あなたが生まれたあの日にテロが始まって

(あなたになにかたくすようにきえたいのちそのいみはまだくものうえ)

あなたに何か託す様に消えた命その意味はまだ雲の上

(げんじつをみたくないものたちのためにじゆうとよばれもてはやされたわながあった)

現実を見たくない者達の為に　自由と呼ばれもてはやされた罠があった

(げんじつにくじけてるものたちのためにゆめというげきやくをかみはつくった)

現実に挫けてる者達の為に　夢という劇薬を神は創った

(せんのかなしみはあなたをにがしはしないだろう)

千の哀しみはあなたを逃がしはしないだろう

(せんのくるしみはあなたをやさしさしるおとなにかえる)

千の苦しみはあなたを優しさ知る大人に変える

(ときはすぎゆく・・・そのはやさこのごろいとしくて)

時は過ぎゆく…その速さ　この頃愛しくて

(あなたとすごすしゅんかんはえいえんよりながく)

あなたと過ごす瞬間は永遠より長く

(さぁ、そのてにはあなただけのめいよがある)

さぁ、その手にはあなただけの名誉が在る

(そのうらにはあなただけのこどくもある)

その裏にはあなただけの孤独も在る

(みぎへむかえばとらわれのみとなるだろう)

右へ向かえば囚われの身となるだろう

(ひだりへいけばそのしすらしるものもない)

左へ行けばその死すら知る者もない

(どんなしあわせもあなたをからっぽにするだろう)

どんな幸せもあなたをからっぽにするだろう

(どんなふしあわせもいつか「なつかしさ」とよべるともになる)

どんな不幸せもいつか「懐かしさ」と呼べる友になる

(ひとははかない・・・それゆえにうつくしくなければ)

人は儚い…それゆえに　美しくなければ

(あなたをあいす・・・それだけでよかったはずなのに)

あなたを愛す…それだけで良かったはずなのに

(ひとはさりゆく・・・そしてまたうまれかわれるなら)

人は去りゆく…そしてまた　生まれ変われるなら

(はなになれたら・・・ものいわぬけっしてだれもきずつけることのないはなに)

花になれたら…もの言わぬ　決して誰も傷つける事の無い花に

(とどいてあなたへ)

届いて　あなたへ

(たしかなあなたへ)

確かな　あなたへ