造形町

(ささいなことからいつかくずれはじめたそれをしるころには)

些細な事からいつか崩れ始めたそれを知る頃には

(とげでつながるわたしとあなたのおもいゆらすために)

棘で繋がるわたしとあなたの想い 揺らす 為に

(もういちどだけでもあなたをみつめたい)

もう一度だけでもあなたを見つめたい

(だからしんじてくれるならことばをもってつれさって)

だから信じてくれるなら　言葉をもって連れ去って

(けいにならないものをおいかけるの)

形にならないものを追いかけるの

(まぶたのうらにかくしたたがいのきもちわかってはいたのにな)

瞼の裏に隠した互いの気持ちわかってはいたのにな

(だってわたしはおくびょうでことばにできないまま)

だってわたしは臆病で言葉にできないまま

(ふたりいっしょにいるためにきもちつぶしてまで)

二人一緒にいる為に気持ち潰してまで

(ことばつまらせるくらいならはじめからなにもいわないで)

言葉詰まらせるくらいなら　はじめからなにも言わないで

(けいだけでつながっていたくないの)

形だけで繋がっていたくないの

(きっとあなたはわたしのどこかにすみついたまま)

きっとあなたはわたしのどこかに住みついたまま

(ずっとかくれてたこえをあげてないているんだ)

ずっと隠れてた声をあげて泣いているんだ

(きっとわたしもじぶんのことしかみえていなかった)

きっとわたしも自分のことしか見えていなかった

(そっとはなれてくわかってたよきづいてたよ)

そっと離れてくわかってたよ気付いてたよ

(きれいなおもいでときえてしまうなんて)

きれいな思い出と消えてしまうなんて

(だからしんじてくれるならことばをもってつれさって)

だから信じてくれるなら　言葉をもって連れ去って

(けいにならないものをおいかけるの)

形にならないものを追いかけるの

(きもちがないのならことばをはいてなかないで)

気持ちがないのなら　言葉を吐いて泣かないで

(きずをつけてまでいっしょにいたくないの)

傷をつけてまで一緒にいたくないの