嘘

(しゃわーをあびてなみだながして)

シャワーを浴びて 涙流して

(ひとしきりないてみたり)

ひとしきり泣いてみたり

(きみのまえではものわかりいいふり)

君の前では物分かりいいふり

(しらないふり)

知らないふり

(おわるってわかってるよる)

終わるって分かってる夜

(ばすろーぶいらないよもうひけしして)

バスローブいらないよもう火消して

(つかれてもうねちゃうんだね)

疲れてもう寝ちゃうんだね

(せめてせはむけないでいてほしいの)

せめて背は向けないでいて欲しいの

(きっともうすぐなつがおわるね)

きっともうすぐ夏が終わるね

(あきがきてながいよるもふけてゆく)

秋が来て 長い夜も更けてゆく

(きっともうすぐきみにもあきがきて)

きっともうすぐ君にも飽きが来て

(ぼくらもうはなれてゆく)

僕らもう 離れてゆく

(ああうそのうえにたっていたほんとうは)

ああ 嘘の上に立っていた本当は

(ぜんぶうそになっちゃうのかな)

全部嘘になっちゃうのかな

(きみはきっとまたもどっていく)

君はきっとまた戻っていく

(うそなんてついてなかったみたいに)

嘘なんてついてなかったみたいに

(ねぇあしたおきたらぼくがおきるまえに)

ねぇ 明日起きたら僕が起きる前に

(そっとしずかにでていってほしいの)

そっと静かに 出ていって欲しいの

(うそのままにしていてほしいの)

嘘のままにしていて欲しいの

(あああしたからぼくらをつなぐものは)

ああ 明日から僕らを繋ぐものは

(もうないんだよなもうないんだよな)

もう無いんだよな もう無いんだよな

(いっかいあいしちゃったいっさいがっさい)

一回愛しちゃった一切合切

(なかったことにしてしまいたい)

無かったことにしてしまいたい

(なんてできるわけないんだよな)

なんて出来るわけないんだよな

(ぼくのうでからすりぬけたきみはもう)

僕の腕からすり抜けた君はもう

(ぬけがらつめたかった)

抜け殻 冷たかった

(もうおわりだったって)

もう終わりだったって

(わかっていたから)

分かっていたから

(かなしかったんだもん)

悲しかったんだもん

(ばかだなあってわらえばいいよ)

馬鹿だなあって笑えばいいよ

(つくならさいごまでついていて)

つくなら最後までついていて

(うそでもいいからってきくから)

嘘でもいいからって聞くから

(こたえてそのあとうそじゃないよって)

答えてそのあと嘘じゃないよって

(いっていてほしいけど)

言って居て欲しいけど

(きみはすこしわらっているだけなの)

君は少し笑っているだけなの

(ねぇわたしのことさって)

ねぇ 私のことさって

(わかっているのに)

分かっているのに

(きいてこないでよ)

聞いてこないでよ

(ねれないのはぼくだけ)

寝れないのは僕だけ

(もうあさになってしまいそう)

もう朝になってしまいそう

(うそのうえにたっていたほんとうは)

嘘の上に立っていた本当は

(ぜんぶうそになっちゃうのかな)

全部嘘になっちゃうのかな

(きみはきっとまたもどっていく)

君はきっとまた戻っていく

(うそなんてついてなかったみたいに)

嘘なんてついてなかったみたいに

(ねぇあしたおきたらぼくがおきるまえに)

ねぇ 明日起きたら僕が起きる前に

(そっとしずかにでていってほしいの)

そっと静かに 出ていって欲しいの

(うそのままにしていてほしいの)

嘘のままにしていて欲しいの