君へ　柴田淳

(このそらをみあげるのは)

この空を見上げるのは

(あとどのくらいだろう)

あとどのくらいだろう

(みあげるきみにてをふって)

見上げる君に手を振って

(わらうひはいつのひか)

笑う日はいつの日か

(きみとすごしたきおくが)

君と過ごした記憶が

(ぼくのすべてになる)

僕の全てになる

(きみともっといきたかった)

君ともっと生きたかった

(きみをささえたかった)

君を支えたかった

(いっしょにひみつをかかえてくれた)

一緒に秘密を抱えてくれた

(きみをぼくはわすれない)

君を僕は忘れない

(なにをしろうとかわらぬまま)

何を知ろうと変わらぬまま

(そこにいてくれた)

そこにいてくれた

(きみをあいしてよかった)

君を愛してよかった

(めぐりあえた)

めぐり逢えた

(それがうれしかった)

それが嬉しかった

(さいごにあいしたひとが)

最後に愛した人が

(きみでよかった)

君でよかった

(きみでよかった)

君でよかった

(ふあんのうみにおぼれて)

不安の海に溺れて

(ぼくはうずくまった)

僕はうずくまった

(もうひとりじゃかかえきれず)

もう一人じゃ抱えきれず

(だれかにあまえたかった)

誰かに甘えたかった

(ちかくにいるひとなんて)

近くにいる人なんて

(いくらでもいるのに)

いくらでもいるのに

(なぜかきみにあいたかった)

なぜか君に会いたかった

(きみがこいしくなった)

君が恋しくなった

(きみのひとことでぼくはこんなに)

君の一言で僕はこんなに

(えがおにもどれるから)

笑顔に戻れるから

(いまおきてることすべてが)

今起きてることすべてが

(ゆめならいいのに)

夢ならいいのに・・・

(きみがやさしすぎるから)

君が優しすぎるから

(ぼくはいつもここでないていたよ)

僕はいつもここで泣いていたよ

(きみはくりかえしいった)

君は繰り返し言った

(だいじょうぶだよ)

大丈夫だよ

(だいじょうぶだから)

大丈夫だから・・・

(えがおがよくにあう)

笑顔がよく似合う

(きみがすきだったから)

君が好きだったから

(いつまでもわらっていてね)

いつまでも笑っていてね

(そらみあげて)

空見上げて

(うんめいのあいてがきみだったらって)

運命の相手が君だったら・・・って

(なんどもおもった)

何度も思った

(きみをあいしてよかった)

君を愛してよかった

(そらのかなたかたおもいしてるよ)

空の彼方　片想いしてるよ

(ねがうのははやくきみに)

願うのは　早く君に

(こぼれおちる)

こぼれ落ちる

(なみだがきえることだけ)

涙が消えることだけ・・・

(わらっていて)

笑っていて

(ぼくのあいするひとよ)

僕の愛する人よ