メアリーと遊園地

(ひとつひとつとさんだんにつんでったあわいあわいいろのあいすは)

ひとつ、ひとつと3段に積んでった　淡い、淡い色のアイスは

(とまどうぼくとじわりさすひざしのなかでとけてって)

戸惑う僕と　じわり刺す日差しの中で溶けてって

(わらうわらうｉいひとをよそおった)

笑う、笑う良い人間（ひと）を装った

(あくまのまじないにただ)

悪魔の呪（まじな）いにただ

(せんのうされゆくおさないきみにつなぐてほどかれた)

洗脳されゆく幼い君に　つなぐ手解（ほど）かれた

(そらかげってことりにげてさなとりうむからつれだされ)

空翳って、小鳥逃げて　サナトリウムから連れ出され

(ぎぜんだらけえみはりつけあくまはぼくにいった)

偽善だらけ、笑み貼り付け　悪魔は僕に言った

(あらべーるのけいやくしょおさないあのこをたすけたいのだろ)

アラベールの、契約書　「幼いあの子を助けたいのだろ？」

(そうだぼくはとおいむかしおさないきみのためにたましいをうった)

そうだ僕は、遠い昔　幼い君の為に魂を売った

(ぜんじんみとうかいさつとっぱかんらんしゃ)

前人未到、改札、突破、観覧車

(いざひのもとめざしてかたるしす)

いざ、日ノ本目指してカタルシス

(むじゅんしょうじゅんのっけてまわるこーひーかっぷ)

矛盾、照準、乗っけて廻るコーヒーカップ

(いまとびらをひらくから)

今、扉を開くから

(からんからんにひあがりほっといたぼくぼくのめんたるなど)

からん、からんに干あがり放っといた　僕、僕のメンタルなど

(よびみずなしではかいふくみこみもかぎりなくぜろで)

呼び水なしでは　回復見込みも限りなく零で

(ふらんふらんのらいふでさからったこのゆうえんちのような)

不乱、不乱の命（ライフ）で逆らった　この遊園地のような

(ばしょでしんだようなめをしたおさないきみのてとって)

場所で死んだような　目をした幼い君の手とって

(わりきってもわりきってもこうかいおしよせて)

割り切っても、割り切っても　後悔押し寄せて

(ひとにあらずひとであれずまちがいはただされず)

人間（ひと）にあらず、人間（ひと）であれず　間違いは正されず

(きげんのないけいやくしょでもこのままくっするぼくじゃないだろ)

期限のない、契約書　でもこのまま屈する僕じゃないだろ？

(きみをつれてはしりだしたあくまをもあざむくならにんげんであれ)

君を連れて、走り出した　悪魔をも欺くなら　人間であれ

(せんじんきったんひゃくとうばんでほーんてっどはうす)

先人、詰旦（きったん）、110番でお化け屋敷（ホーンテッドハウス）

(いざゆうかんかかんなふらんしす)

いざ、勇敢果敢なフランシス

(だんじょうとうじょうぎんががみせたひーろーしょー)

壇上登場、銀河が魅せたヒーローショー

(いまみらいをかえるから)

今、未来を変えるから

(ふりきってもふりきってもまじないはおってくる)

振り切っても、振り切っても　呪（まじな）いは追ってくる

(だいじょうぶだだいじょうぶときみにいいきかせる)

大丈夫だ、大丈夫と　君に言い聞かせる

(らせんかいだんぐるりぐるりおしろのてっぺんへ)

螺旋階段、ぐるりぐるり　お城の頂上（てっぺん）へ

(たどりついたものがたりのけつまつはここに)

辿り着いた、物語の　結末は此処に

(せいせいどうどうなんこうふらくのかいてんもくば)

正々堂々、難攻不落の回転木馬

(きみのてひきここまでさんぜんり)

君の手引き　此処まで三千里

(てんめつせんこうしゃったーおんでじぇっとこーすたー)

点滅、閃光、シャッター音でジェットコースター

(いませかいをすくうの)

今、世界を救うの

(ちょうぜつてんかいけいしょうひびくあっしぇんぷってるじょう)

超絶展開、警鐘響くアッシェンプッテル城

(しょうねんあくましのぐえみみせた)

少年、悪魔凌（しの）ぐ　笑み見せた

(てんしんらんまんきゃらめるほおばりゆうえんち)

天真爛漫　キャラメル頬張り遊園地

(ふのれんさをたちきって)

負の連鎖を断ち切って

(けいやくしょをやぶりすて)

契約書を破り捨て

(いまきせきをおこすから)

今、奇跡を起こすから