Drip

(うなるかぜすなのしかい)

唸る風　砂の視界

(いまこのせかいはかわる)

今この世界は変わる

(むひょうとかすいずこよりなりひびいたれいめい)

霧氷溶かす何処より鳴り響いた黎明

(たかくまううぶごえとともに)

高く舞う産声と共に

(あすになうぼくらは)

明日担う僕らは

(とまどいにふるえていたんだ)

戸惑いに震えていたんだ

(くだけてちってこぼれおちてったいくつもの)

砕けて散って零れ落ちてった幾つもの

(ｄｒｉｐｄｒｉｐｄｒｉｐｄｒｉｐ)

Drip Drip Drip Drip

(はいをのこして)

灰を残して

(ぼくらは)

僕らは

(なんどだってよみがえれ)

何度だって甦れ

(このじごくのかたすみに)

この地獄の片隅に

(ぶざまなせいをうけた)

無様な生を受けた

(しるしをきざめ)

印を刻め

(せかいがしゅうまつにむかおうと)

世界が週末に向かおうと

(このすとーりーはおわらない)

この物語は終わらない

(きずついてうしなってみえた)

傷ついて失って見えた

(ひびをつないで)

日々を繋いで

(いまときをこえて)

今　時を超えて

(いつかのこえ)

いつかの声

(じだいのみちびき)

時代の導き

(みみすませ)

耳済ませ

(へいこうせんじょうにならぶいくせんのはり)

平行線上に並ぶ幾千の針

(えいえんにまじわることはないさだめ)

永遠に交わることはない運命

(ふたしかなみらい)

不確かな未来

(ゆるぎないいま)

揺るぎない今

(こたえはまだまだなんだ)

答えはまだ…まだなんだ

(こすれたりそうに)

擦れた理想に

(くずれおちてった)

崩れ堕ちてった

(いくつもの)

幾つもの

(ｓｌｉｐｓｌｉｐｓｌｉｐｓｌｉｐ)

Slip Slip Slip Slip

(こえをからして)

声を枯らして

(ぼくらは)

僕らは

(なんどだってよみがえれ)

何度だって甦れ

(ちるひとびとをしりめに)

散る人々を尻目に

(かぜふくみさきまではるをはこべ)

風吹く岬まで春を運べ

(せかいがしゅうまつにむかおうと)

世界が週末に向かおうと

(このすとーりーはおわらない)

この物語は終わらない

(きずついてうしなってみえた)

傷ついて失って見えた

(ひびをつないで)

日々を繋いで

(くだけてちって)

砕けて散って

(こぼれおちてったいくつもの)

零れ落ちてったいくつもの

(ｄｒｉｐｄｒｉｐｄｒｉｐｄｒｉｐ)

Drip Drip Drip Drip

(はいをのこして)

灰を残して

(かならず)

必ず

(なんどだってよみがえれ)

何度だって甦れ

(このじごくのかたすみに)

この地獄の片隅に

(ぶざまなせいをうけたしるしをきざめ)

無様な生を受けた印を刻め

(せかいがぜつぼうにさけぼうと)

世界が絶望に叫ぼうと

(にらみつけてかけあがれ)

睨みつけて駆け上がれ

(ちをはってちをはいてみえた)

地を張って血を吐いて見えた

(ひびをつないで)

日々を繋いで