また風が強くなった

(ぼくらがのるはずだったふねはしずんでいた)

僕等が乗る筈だった船は沈んでいた

(やけこげたちずだけがなみにゆれていた)

焼け焦げた地図だけが波に揺れていた

(”ｗｅｉｇｈ　ｙｏｕｒ　ａｎｃｈｏｒ．．．ａｎｄ　ｄｒｅａｍ　ｏｎ！”)

“weigh your anchor...and dream on!”

(うみをわたるつばめはかわきにおののきながら)

海を渡る燕は渇きに戦きながら

(なつかしいふるさとのはるをゆめみてた)

懐かしい故郷の春を夢見てた

(”ｓｔｏｒｍ　ｉｓ　ｃｏｍｉｎｇ．．．”)

“storm is coming...”

(ａｒｔｉｏｄａ　ｍｉａ　ｄｉｓｔａ)

artioda mia dista

(ａｒｔｉｄｉａ　ｍｉａ　ｋａｓａ)

artidia mia kasa

(ａｒｔｉｏｄａ　ｍｉａ　ｄｉｓｔａ)

artioda mia dista

(ａｒｔｉｄｉａ　ｍｉａ　ｖｉｓｔａ)

artidia mia vista

(そのふねはほのおにつつまれて)

その船は炎に包まれて

(みちのみさきにきえたのです)

未知の岬に消えたのです

(みなぞこにくちたらしんばんが)

水底に朽ちた羅針盤が

(いまもまだきたをさしています)

今もまだ北を指しています

(またかぜがつよくなった)

また風が強くなった

(みちをてらすはずだったほしはやみにおちていた)

道を照らす筈だった星は闇に堕ちていた

(もえるへさきにひとりきみはたたずんだ)

燃える舳先に独り君は佇んだ

(”ｓｔｏｒｍ　ｉｓ　ｃｏｍｉｎｇ．．．！”)

“storm is coming...!”

(ａｒｔｉｏｄａ　ｍｉａ　ｄｉｓｔａ)

artioda mia dista

(ａｒｔｉｄｉａ　ｍｉａ　ｋａｓａ)

artidia mia kasa

(ａｒｔｉｏｄａ　ｍｉａ　ｄｉｓｔａ)

artioda mia dista

(ａｒｔｉｄｉａ　ｍｉａ　ｖｉｓｔａ)

artidia mia vista

(すべてのひかりのきえさった)

全ての光の消え去った

(あなたのゆびのすきまには)

貴方の指の隙間には

(なめたらすこしだけしおからい)

嘗めたら少しだけ塩辛い

(くなんのつぶがのこるでしょう)

苦難の粒が残るでしょう

(なんのやくにもたたないけど)

何の役にも立たないけど

(すこしひかりににてるそれが)

少し光に似てるそれが

(わたしがあなたにのこしていく)

私が貴方に残して行く

(たったひとつのおくりもの)

たったひとつのおくりもの

(またかぜがつよくなった)

また風が強くなった

(ぼくのほうへふいてきた)

僕の方へ吹いて来た

(ｗｅｉｇｈ　ｙｏｕｒ　ａｎｃｈｏｒ．．．ａｎｄ　ｄｒｅａｍ　ｏｎ！)

weigh your anchor...and dream on!