リスタート

(めぐるひびにふせんつけ)

廻る日々に付箋つけ

(たぶんみつけたりすたーと)

たぶん見つけたリスタート

(きみはいったいわらってくれるのだろうか)

君はいったい笑ってくれるのだろうか

(ちいさなきーにといかけるいま)

小さなキーに問いかける今

(あいたい)

会いたい

(がめんでひかるもじ)

画面で点滅(ひか)る文字

(どうして)

どうして

(やっぱおくれなかった)

やっぱ送れなかった

(ざわめくきもちけせなくて)

ざわめく気持ちdel(け)せなくて

(べっどのうみでもがいてみた)

ベッドの海でもがいてみた

(いつからだろう)

いつからだろう

(ほんとうはずっと)

本当はずっと

(ゆめのまんなかきみがいた)

夢の真ん中 君が居た

(むぼうびにゆれるえがおも)

無防備に揺れる笑顔も

(ゆるせないくらいね)

許せないくらいね

(きづけたいまにしおりつけ)

気付けた今に栞つけ

(ためらいながらもりすたーと)

躊躇(ためら)いながらもリスタート

(おもいでがはなをくすぐる)

想い出が鼻をくすぐる

(あのひのやくそくのつづきをしよう)

あの日の約束の続きをしよう

(ないたかおとあかねぞら)

泣いた顔と茜空

(おさないころとかわらない)

幼い頃と変わらない

(たったひとつさたいせつなけしき)

たった一つさ 大切な景色

(ひらいためのまえにひろがる)

開いた瞳(め)の前に広がる

(しかたないことだとわかっても)

仕方ない事だと解っても

(うなずくきっかけがつかめない)

頷くきっかけが掴めない

(やるせないそんなひとことじゃ)

やるせないそんな一言じゃ

(かさぶたほどもおおえずに)

瘡蓋ほども覆えずに

(ひとりぼっちでいきてるつもり)

独りぼっちで生きてるつもり

(おれるどきょうもないくせに)

折れる度胸も無いくせに

(あおすぎたそらとぼくらに)

蒼すぎた空と僕らに

(いいきかせてよねぇ)

言い聞かせてよ ねぇ

(すぎさるときにりぼんつけ)

過ぎ去る時にリボンつけ

(それでもえらぶりすたーと)

それでも選ぶリスタート

(おもいではいつもかがやき)

想い出はいつも輝き

(せつないおとをたてるはーぷしこーど)

切ない音をたてるハープシコード

(ゆびのすきまこぼれだすことばのつぶをあつめて)

指の隙間こぼれ出す 言葉の粒を集めて

(たったひとつさきみのいばしょなら)

たった一つさ 君の居場所なら

(だいじょうぶもうここにあるから)

大丈夫もうここにあるから

(めざめたあさになまえつけ)

目覚めた朝に名前つけ

(きみとはじめるりすたーと)

君と始めるリスタート

(あめふりまえのゆううつも)

雨降り前の憂鬱も

(かさのしたくちづけたおもいでがさけば)

傘の下 口づけた想い出が咲けば

(ひとつひとつまーくして)

ひとつひとつ記憶(マーク)して

(ためらわずえらぶりすたーと)

躊躇(ためら)わず選ぶリスタート

(おさないひのぼくがぼくに)

幼い日の僕が僕に

(わらってあいにこれるそんなひまで)

笑って会いに来れる そんな日まで

(むねのぼたんひとつあけみなみかぜにむかってみよう)

胸のボタンひとつ開け 南風に向ってみよう

(たったひとつさたいせつなものは)

たった一つさ 大切なものは

(ほらもうめのまえにあるから)

ほら もう目の前にあるから