TWELVE 　Mrs.GREENAPPLE　３

(やりばのないきもちにはなまえはない)

やり場の無い気持ちには名前は無い

(ほころびもつむぎめも)

綻びも紡ぎ目も

(やりきれないおもいは)

やりきれない思いは

(やりきれないままどこかにきえてゆき)

やりきれないままどこかに消えてゆき

(いまだしらないあそびは)

未だ知らない遊びは

(まちきれないからまたああ)

待ちきれないから　また　あゝ

(にげられないたちこむけむりのわが)

逃げられない　立ち込む煙の輪が

(たちまちにふえてゆき)

たちまちに増えてゆき

(いまだしらないあなたに)

未だ知らない貴方に

(であえてないからほらああ)

出会えてないから　ほら　あゝ

(すきではないからそっぽをむいて)

好きではないから　そっぽを向いて

(あいしてないからだいじょうぶって)

愛してないから　大丈夫って

(ひとりじゃないからかたよせあって)

独りじゃないから　肩寄せあって

(みすかせないからみすかさず)

見透かせないから　ミスカサズ

(まもっていてそのうでとめでさぁああむりなのね)

守っていて　その腕と目で　さぁ　あゝ　無理なのね

(まっていてこのそらとてああああとないているの)

待っていて　この空とて　あゝ　あゝ　と泣いているの

(くるしみとむなしさかなしみも)

「苦しみ」と「虚しさ」「哀しみ」も

(あいはんしていきてゆき)

相反して生きてゆき

(かもしれないなのしれぬうたうたいが)

「かもしれない」名の知れぬ歌うたいが

(しをつづりとうている)

詞を綴り　問うている

(ほこりはあるやくそくとんでもない)

誇りは在る　約束？　とんでも無い

(やさしいほどひまじゃない)

優しい程　暇じゃない

(ひかりはないやみくもにいかりはなくみかえりもとめいきている)

光はない　闇雲に怒りは無く　見返り求め　生きている

(すきではないからそっぽをむいてあいしてないからだいじょうぶって)

好きではないから　そっぽを向いて　愛してないから　大丈夫って

(ひとりじゃないからかたよせあって)

独りじゃないから　肩寄せあって

(みすかせないからみすかさず)

見透かせないから　ミスカサズ

(まよってみてそののうとねさぁああむりなのね)

迷ってみて　その脳とね　さぁ　あゝ　無理なのね

(さってってこのぼくとてああああとないているの)

去ってって　この僕とて　あゝ　あゝ　と泣いているの

(あなたにないぼくにもどこにもないみりょくてきなものすべて)

貴方に無い　僕にも　どこにも無い　魅力的なもの全て

(かたちはないことばにあらわせれない)

形は無い　言葉に表せれない

(ものだらけでいやになる)

ものだらけで嫌になる

(いやしていてこのぼくとてさぁああむりなのね)

癒していて　この僕とて　さぁ　あゝ　無理なのね

(おぼえていてこのぼくとてさぁああないているの)

覚えていて　この僕とて　さぁ　あゝ　泣いているの

(いやしていておぼえていてまもっていて)

癒していて　覚えていて　守っていて

(わがままるさんちまん)

我儘ルサンチマン

(あのべんちはあけておいたよ)

あのベンチは空けておいたよ

(めぐりあわせってほんとうにあったねってわらって)

巡り合わせって本当にあったねって　笑って

(へいぜんとしてないでねつをいだき)

平然としてないで　熱を抱き

(むしょうにあいしてきみのすてーじのよういはもうすんだよ)

無償に愛して　君のステージの用意はもう済んだよ

(いみはないけどだれかにかまってほしくて)

意味はないけど　誰かに構って欲しくて

(きれいじゃないけどうそでぬりかためて)

綺麗じゃないけど　嘘で塗り固めて

(むじょうでうたってもだれもきづけなくて)

無常で唄っても　誰も気付けなくて

(きみやごらくをうたってもまだとどいてなかった)

君や娯楽を唄ってもまだ届いてなかった

(あしたになってきみおもってあさってになったらあいをうたうから)

明日になって君想って　明後日になったら愛を唄うから

(しんぷるにしんぷるにうけとってくれてかまわない)

シンプルに　シンプルに　受け取ってくれて構わない

(てをつないでわになってぬくもりをかんじることができるなら)

手を繋いで輪になって　温もりを感じる事が出来るなら

(しんぷるにただしんぷるに)

シンプルに　ただシンプルに

(このよはおわっちゃなんかいない)

この世は終わっちゃなんかいない

(きみとすわんぷまんばぐぱいぷふいてけいかいにおどって)

君とスワンプマン　バグパイプ吹いて　軽快に踊って

(たいせつなからだをきずつけないで)

大切な身体を傷つけないで

(ねえわらって)

ねえ　笑って

(いつわりのひとみでだれをあいすのだれがあいすの)

偽りの瞳で　誰を愛すの？　誰が愛すの？

(ぼくがみたいのはながされるきみじゃない)

僕が見たいのは　流される君じゃない

(いみはないけどにかよったふれーずです)

意味はないけど　似通ったフレーズです

(かちがないものにとらわれるきょうです)

価値がないものに　囚われる今日です

(むじょうをうたったよかたちはくずれて)

無常を唄ったよ　形は崩れて

(きみやへんかもあいしたよそのさきがみたかった)

君や変化も愛したよ　その先が見たかった

(きょうはきょうのかぜがふいてあめにもうたれたりするけど)

今日は今日の風が吹いて　雨にも打たれたりするけど

(しんぷるにしんぷるにへこんでもいいとおもうんだ)

シンプルに　シンプルに　凹んでもいいと思うんだ

(てをつないでわになってむなしさをかんじることができるなら)

手を繋いで輪になって　虚しさを感じる事が出来るなら

(しんぷるにただしんぷるにこのよはおわっちゃなんかいけない)

シンプルに　ただシンプルに　この世は終わっちゃなんかいけない

(あしたになってきみおもってあさってになったらあいをうたうから)

明日になって君想って　明後日になったら愛を唄うから

(しんぷるにしんぷるにうけとってくれてかまわない)

シンプルに　シンプルに　受け取ってくれて構わない

(てをつないでわになってぬくもりをかんじることができるなら)

手を繋いで輪になって　温もりを感じる事が出来るなら

(しんぷるにただしんぷるにこのよはおわっちゃなんかいない)

シンプルに　ただシンプルに　この世は終わっちゃなんかいない

(なやみのたねもいつだってしんぷるだ)

悩みの種もいつだってシンプルだ

(しんぷるだ)

シンプルだ

(さびしくなった)

寂しくなった。

(だれかわたしをあたためてと)

誰か　ワタシを温めてと

(あさになればほしたちが)

朝になれば　星達が

(ちりになっていく)

塵になっていく

(おはよう)

おはよう

(またきょうがはじまったね)

また今日が始まったね

(おやすみをいうまでのしんぼうだ)

おやすみを云うまでの辛抱だ

(ひどくつかれてるんだうるおしてよ)

ひどく疲れてるんだ　潤してよ

(あなたとわたしだけのはぐをしよう)

アナタと私だけのハグをしよう

(あなたとわたしだけのはぐにしよう)

アナタと私だけのハグにしよう

(かなしくなった)

悲しくなった。

(だれかわたしをなぐさめてと)

誰か　ワタシを慰めてと

(よるになればおひさまが)

夜になれば　お日様が

(うらぎってさっていく)

裏切って去っていく

(おはよう)

おはよう

(またきょうがはじまったね)

また今日が始まったね

(おやすみがいえるだけありにしよう)

おやすみが云えるだけ有りにしよう

(ひどくかんがえんだくるわしてよ)

ひどく考えんだ　狂わしてよ

(あなたとわたしだけのまちにしよう)

アナタと私だけの街にしよう

(こころのこいはのみだらけ)

心の恋はノミだらけ

(もうちだらけのあいをりっこうほ)

もう血だらけの　愛を立候補

(そのしょうたいころもだらけ)

その正体　衣だらけ

(このちだらけのあいはいっとうしょう)

この血だらけの　愛は一等賞？

(おはよう)

おはよう

(またきょうがはじまったね)

また今日が始まったね

(おほしさまにれいをいうばかりだ)

お星様に礼を言うばかりだ

(ひどくつかれてんだうるおしてよ)

「ひどく疲れてんだ　潤してよ」

(わたしとわたしだけのはぐをしよう)

私と私だけのハグをしよう

(わたしとわたしだけのはぐにしよう)

私と私だけのハグにしよう