貯金箱 / 中山優馬

(「たまったらふたりでりょこういこうね」ってちょきんばこかってきたね)

「貯まったら二人で旅行行こうね」って　貯金箱買ってきたね

(ふたつのさいふさっそくひろげこぜにいれたむじゃきなゆめのため)

二つの財布早速広げ小銭入れた　無邪気な夢のため

(まだまだだねとほほえむふたりからからふってはたのしそうに)

まだまだだねと微笑む二人　カラカラ振っては楽しそうに

(あのころのぼくらにしたらそんなあいであだけでしあわせ)

あの頃の僕らにしたら　そんなアイデアだけで幸せ

(どれほどのひびをきみとともにできるならばこのままずっと)

どれ程の日々を　君と共に　出来るならば　このままずっと

(あすへむかっていくあてのないふあんもきみとなら)

明日へ　向かって　行く宛の無い不安も　君となら

(がんばれがんばれといつだってほほえんでる)

がんばれ　がんばれと　いつだって　微笑んでる

(かさねたひびがたしかにそこにある)

重ねた日々が　確かに　そこにある

(ａｈ．．．まだみじゅくなぼくらでもひとつずつゆめのかけらあつめていこう)

Ah...まだ　未熟な僕らでも　一つずつ　夢のカケラ　集めていこう

(きょうもまたひとりさびしいおもいさせてほんとうごめんね)

今日もまた一人寂しい想いさせて本当ゴメンね

(こんどのやすみはおもいっきりおめかししてでかけようどこかへ)

今度の休みは思いっきり　おめかしして出かけようどこかへ

(そんなやくそくもかなえられずにせわしいひびにまたおいてけぼり)

そんな約束も叶えられずに　せわしい日々にまたおいてけぼり

(ふたりのゆめごとはほこりかぶりいつのまにへやのすみに)

二人の夢事はホコリかぶり　いつの間に部屋の隅に

(どれほどのなみだもうみたくないおもいだすのはえがおのきみ)

どれ程の涙　もう見たくない　思い出すのは笑顔の君

(さがしてさがしてあのゆめはちいさなはこのなか)

探して　探して　あの夢は小さな箱の中

(がんばれがんばれといつだってほほえんでる)

がんばれ　がんばれと　いつだって　微笑んでる

(かさねたひびがたしかにそこにある)

重ねた日々が　確かに　そこにある

(ａｈ．．．まだみじゅくなぼくらでもひとつずつゆめのかけらあつめていこう)

Ah...まだ　未熟な僕らでも　一つずつ　夢のカケラ　集めていこう

(らららららうたおうよらららららどんなときも)

ラララララ　歌おうよ　ラララララ　どんなときも

(らららららたのしいねららららら)

ラララララ　楽しいね　ラララララ

(ちいさなへやのいちばんめだつばしょにおこう なにがあってもはなさない)

小さな部屋の一番目立つ場所に置こう 何があっても　離さない

(がんばれがんばれといつだってほほえんでる)

がんばれ　がんばれと　いつだって　微笑んでる

(かさねたひびがたしかにそこにある)

重ねた日々が　確かに　そこにある

(いつかかならずいこうねなんどもかたった やくそくのみらいへ)

いつか必ず行こうね　何度も語った　 約束の場所（みらい）へ