舞い、恋

(ことばをただならべてそれはなにかをかくすかのように)

言葉をただ並べて　それは何かを隠すかのように

(くちびるかさねたそれがさいごのぬくもりだった)

唇重ねた　それが最後の温もりだった

(ふゆがかおりそのたびにおもういろあせないままのふたりが)

冬が香りその度に思う　色褪せないままの二人が

(こぼれたなみだにきみがうつるそれがてのひらでひとつはじけた)

零れた涙に君が映る　それが手のひらで一つはじけた

(こいはゆきのようにはかなくとけては)

恋は雪のように　儚く溶けては

(ふたりをしろくそめて)

二人を白く染めて

(さよならさよならとまいあがれゆめよ)

サヨナラ、サヨナラと　舞い上がれ夢よ

(そのせなかにずっとえいえんをかさねてた)

その背中にずっと　永遠を重ねてた

(きおくがはなしかけるそれはいまでもかわらないひび)

記憶が話しかける　それは今でも変わらない日々

(すこしひろいへやにきみのえがおがみえてた)

少し広い部屋に　君の笑顔が見えてた

(まちはひかりこいびとがつどうめをとじてあのひをおもってた)

街は光り恋人が集う　目を閉じてあの日を思ってた

(あふれたなみだにきみをおもうにどともどれないときをかんじた)

溢れた涙に君を想う　二度と戻れない時を感じた

(こいははなのようにはかなくちっては)

恋は花のように　儚く散っては

(こころにとげをのこし)

心に棘を残し

(さよならさよならとしんじてたゆめよ)

サヨナラ、サヨナラと　信じてた夢よ

(このそらにずっとえいえんをさがしてた)

この空にずっと　永遠を探してた

(きえることはないおもいでになっても)

消えることはない　思い出になっても

(さびしげなそのひとみはいつまでもぼくのなかに)

寂しげなその瞳は　いつまでも僕の中に…

(こいがおわるようにまいおちたゆきが)

恋が終わるように　舞い落ちた雪が

(ぼくのじかんをとめて)

僕の時間を止めて

(こいはゆきのようにはかなくとけては)

恋は雪のように　儚く溶けては

(ふたりをしろくそめて)

二人を白く染めて

(さよならさよならとまいあがれゆめよ)

サヨナラ、サヨナラと　舞い上がれ夢よ

(そのせなかにずっとえいえんをかさねてた)

その背中にずっと　永遠を重ねてた