冷たい渦
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歌詞(問題文)
(なにげなくなみだながれて)
何気なく涙ながれて
(よるべないよるにせかされ)
寄る辺ない夜に急かされ
(ざわつくこころのおくが)
ざわつく心の奥が
(すこしだけいたくて)
少しだけ痛くて
(かさなりつもるかなしみが)
重なり積もる悲しみが
(わすれてしまうよろこびが)
忘れてしまう喜びが
(ぐちゃぐちゃになっていく)
ぐちゃぐちゃになっていく
(つめたいうずをまくんだ)
冷たい渦を巻くんだ
(もうにどとなおらない)
もう二度と治らない
(ふあんというやまいがすくって)
不安という病が巣食って
(まちをゆくだれもみなくろいひつじ)
街をゆく誰も皆、黒い羊
(ゆびさきがふれるたび)
指先が触れるたび
(なにかうばわれたきがして)
何か奪われた気がして
(だきあってなおもうたがいあい)
抱き合って尚も疑い合い
(はなのねがくさるまでみずをやってた)
花の根が腐るまで水を遣ってた
(ありふれたあいのおんどを)
ありふれた愛の温度を
(いちどしってしまったせいで)
一度知ってしまったせいで
(はだをさすこどくのつめたさだけが)
肌を刺す孤独の冷たさだけが
(たえれなくて)
耐えれなくて
(かれるまでながしたなみだ)
枯れるまで流した涙
(よろこびもかなしみもまざりあっていく)
喜びも悲しみも混ざり合っていく
(つぶれそうなこころのおく)
潰れそうな心の奥
(ぼくをのみこんだつめたいうず)
僕を飲み込んだ冷たい渦
(たいふうのめのからっぽに)
台風の目の空っぽに
(なにもないなぎのひぐれに)
何もない凪の日暮れに
(ただうずくまっている)
ただうずくまっている
(だれかぼくにさわってよ)
誰か僕に触ってよ
(きせつからぼくだけが)
季節から僕だけが
(はじきだされてしまうような)
弾き出されてしまうような
(はくちゅうむがぼくにうつるすべてだった)
白昼夢が、僕に映る全てだった
(さしのべたきみのてに)
差し伸べた君の手に
(たどりつけたときにはきっと)
辿り着けた時にはきっと
(あらゆるしいかもとおりすぎる)
あらゆる詩歌も通り過ぎる
(からのじぶんでさえゆるしてあげるのに)
空の自分でさえ許してあげるのに
(ありふれたあいのおんどを)
ありふれた愛の温度を
(いちどしってしまったせいで)
一度知ってしまったせいで
(はだをさすこどくのつめたさだけが)
肌を刺す孤独の冷たさだけが
(たえれなくて)
耐えれなくて
(かれるまでながしたなみだ)
枯れるまで流した涙
(よろこびもかなしみもまざりあっていく)
喜びも悲しみも混ざり合っていく
(こいこがれたせかいから)
恋焦がれた世界から
(ぼくをとおざけたつめたいうず)
僕を遠ざけた冷たい渦