あの時より

(あのときみあげたよるのそら つきがこのみをあおくてらし)

あの時見上げた夜の空　 月がこの身を蒼く照らし

(ようしゃないかぜがほほをさし といきがやみにおしつぶされ)

容赦ない風が頬を刺し 吐息が闇に押しつぶされ

(よるがこのみにしれんをかす おれたちさけてはいけないみち)

夜がこの身に試練を課す 俺たち避けてはいけない道

(あのときがはじめてのにんむ ろくねんせいにおいつくため)

あの時が初めての忍務 六年生に追いつくため

(せなかがちいさくならぬように あのせなかみうしなわぬように)

背中が小さくならぬように あの背中見失わぬように

(あせかきひっしにくらいつき しれんのみちはおれたちのため)

汗かき必死に喰らいつき 試練の道は俺たちのため

(ここからおれたちはじまったばっかり なみだをぬぐうひまなんかないんだ)

ここから俺たち始まったばっかり 涙を拭う暇なんか無いんだ

(おれたちにおわりなんてないのさ あしたはきょうとおなじけしきじゃない)

俺たちに終わりなんてないのさ 明日は今日と同じ景色じゃない

(あのときよりもかがやけ おのれをしんじろ)

あの時よりも輝け 己を信じろ

(けわしいみちではしりだせ)

険しい道で走り出せ

(あのときよりあのときより)

あの時より　あの時より

(あのときよりもっとかがやきたいのさ)

あの時よりもっと輝きたいのさ

(あのときみあげたあおいそら いわばではじけるしろいなみ)

あの時見上げた碧い空 岩場で弾ける白い波

(うみのでかさにことばうしない すいぐんのふねのそうだいさ)

海のデカさに言葉失い 水軍の船の壮大さ

(けっそくのかたさふかくしり なかまのとうとさおもいしる)

結束の固さ深く知り 仲間の尊さ思い知る

(あのときともにすごしたなかま たがいをくらべることなんかしない)

あの時共に過ごした仲間 互いを比べることなんかしない

(あしたがおなじようにくるのか そんなことだれにもわかりゃしない)

明日が同じように来るのか そんな事誰にも分かりゃしない

(おのれがしんじたみちをいけ みんなといっしょにまえをむけ)

己が信じた道を行け みんなと一緒に前を向け

(ここからおれたちはじまったばっかり なみだをぬぐうひまなんかないんだ)

ここから俺たち始まったばっかり 涙を拭う暇なんか無いんだ

(おれたちにおわりなんてないのさ あしたはきょうとおなじけしきじゃない)

俺たちに終わりなんてないのさ 明日は今日と同じ景色じゃない

(あのときよりもっとかがやけ おのれをしんじろ)

あの時よりもっと輝け 己を信じろ

(まぶしいけしきみえるまで)

まぶしい景色見えるまで

(あのときよりあのときより)

あの時より　あの時より

(あのときよりもっとかがやきたいのさ)

あの時よりもっと輝きたいのさ

(あのときよりあのときより あのときよりもっと)

あの時より　あの時より あの時より　もっと