hug

(さかさまになったまんま)

逆さまになったまんま

(おきわすれてしまったぼくらのひびよ)

置き忘れてしまった僕らの日々よ

(すくむあしどりはやっと)

すくむ足取りはやっと

(きみにたどりついたしろくまうせかい)

君にたどりついた白く舞う世界

(とけてないでとねがった)

溶けてないでと願った

(めぐるきせつがそっときみをつれだして)

廻る季節がそっと君を連れ出して

(ずっとまっていたから)

ずっと待っていたから

(ともしておいてもうすこし)

灯しておいて もう少し

(まいあがるこころはすぐにさまして)

舞い上がる心はすぐに冷まして

(ねえもしもこのゆきが)

ねえもしもこの雪が

(きれいにとけてしまっても)

綺麗に溶けてしまっても

(まよいこむかおりいつでも)

迷い込む香りいつでも

(ここにまだのこっているから)

ここにまだ残っているから

(さがしあってはつむいだ)

探しあっては紡いだ

(とぎれてしまいそうなぼくらのひびよ)

途切れてしまいそうな僕らの日々よ

(つめたくてもあるいた)

冷たくても歩いた

(ながいたびじがそっとぼくらをいそがせて)

長い旅路がそっと僕らを急がせて

(あたたかなごごのふきかえすかぜは)

暖かな午後の吹き返す風は

(よどみもないなきづけばふしぎと)

淀みもないな 気付けば不思議と

(ゆれうごくかげもこわくはないけど)

揺れ動く影も怖くはないけど

(しまいかけたあざやかなひびを)

しまいかけた鮮やかな日々を

(ずっとまっていたから)

ずっと待っていたから

(ともしておいてもうすこし)

灯しておいて もう少し

(まいあがるこころはすぐにさまして)

舞い上がる心はすぐに冷まして

(ねえもしもこのゆきがとけてしまっても)

ねえもしもこの雪が溶けてしまっても

(まよいこむかおり)

迷い込む香り

(いつでもここにもどって)

いつでもここに戻って

(ずっとまってるから)

ずっと待ってるから

(ともしておいてもうすこし)

灯しておいて もう少し

(ふりやまぬおもいはそらにたくして)

降りやまぬ想いは空に託して

(ねえもしもこのゆきが)

ねえもしもこの雪が

(きれいにとけてしまっても)

綺麗に溶けてしまっても

(まよいこむかおりいつでも)

迷い込む香りいつでも

(ここにまたもどってくるから)

ここにまた戻ってくるから