さよなら幽霊無人街
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歌詞(問題文)
(ちいさなりょくちをかかとがふんづけ)
小さな緑地をかかとが踏んづけ
(そっとはじまったせかいにおわかれを)
そっとはじまった世界にお別れを
(そんなゆーぐれこわくて)
そんなゆーぐれ怖くて
(どれだけいえじをはばんでも)
どれだけ家路を阻んでも
(あのこはただ)
あのこはただ
(ひだりみぎ)
ひだりみぎ
(ひらひらゆらすだけ)
ひらひら揺らすだけ
(さよならがにじんでもまだみている)
さよならが滲んでもまだ見ている
(さみしいの)
寂しいの?
(ゆうれいむじんがい)
幽霊無人街
(だってまねっこのこころでもあまりにぬくいのに)
だって、真似っこの心でもあまりにぬくいのに
(さっていくはだしをおいかけて)
去っていくはだしを追いかけて
(とおりにとうとうおちるあお)
通りにとうとう落ちる青
(さびたせかいのひとりぼっちはしずけさこわいの)
錆びた世界のひとりぼっちはしずけさ怖いの
(さったあしおとないだやみは)
去った足音 凪いだやみは
(そっとひとりでこわれていく)
そっとひとりで壊れていく
(からめるのあかりのよるがほどけてゆけば)
カラメルの灯りの夜がほどけてゆけば
(きっとはじめてしったことももういちどおわるんだ)
きっと初めて知ったことも もう一度終わるんだ
(だんぺんになったきみのうたがなおさらわらうの)
断片になったきみの歌がなおさら笑うの
(うらら)
ウララ。
(いかないで)
「いかないで」
(はとっくにとどかない)
はとっくに届かない
(さみしいの)
寂しいの?
(ゆうれいむじんがい)
幽霊無人街
(だっていとおしいぬくもりがこのてをふりきっていく)
だって、いとおしい温もりがこの手をふりきっていく…!
(ゆうれいはもうわらえない)
幽霊はもう笑えない
(からっぽじゃなんにもおもえない)
からっぽじゃ何にも思えない
(とじたせかいで)
閉じた世界で
(きみだけがうたってくれたんだ)
きみだけが、歌ってくれたんだ
(ちいさなかけらにくだけたぼくをなぞって)
小さな欠片に砕けたぼくをなぞって
(さいごまでからだをたしかめた)
最後までからだを確かめた
(だけど)
だけど
(かすんでかすんでかすんできえたよ)
かすんで かすんで かすんで消えたよ
(まちはまたひとりでまた)
街はまた ひとりでまた
(こんいろのよやみにとけおちた)
紺色のよやみに溶け落ちた