ディア・パンタレイ

(ただようきぼうめぐりのいと)

ただよう希望　めぐりの糸

(たぐりよせゆいいつきみへ)

手繰り寄せ　唯一君へ

(いのちさいはてでそらをこうほしのよう)

いのち最果てで空を乞う星のよう

(ふたり)

ふたり

(だれかあるいたじゃりみちそのせみえなくても)

誰か歩いた砂利道　その背見えなくても

(ときはすべてをふかくでだきとめてるはず)

時は　すべてを深くで　抱き留めてるはず

(どんないんがをたどればたどりつくのだろう)

どんな因果を辿れば　辿り着くのだろう

(しらないでもこのちははじまりのかなた)

知らないでもこの地は始まりの彼方

(めいめつしてるうんめいのはれーしょん)

明滅してる　運命のハレーション

(たましいがみちゆきをかえる)

魂が　みちゆきを変える

(ああさくはこのはな)

ああ　咲くはこの花

(いまひびくこどう)

今、響く鼓動

(ただようきぼうめぐりのいと)

ただよう希望　めぐりの糸

(たぐりよせゆいいつきみへ)

手繰り寄せ唯一君へ

(いのちさいはてながれて)

いのち最果て流れて

(なにをさとる)

何を悟る

(かえりうまれ)

還り生まれ

(とどまれないせかいわたりながら)

とどまれない世界　渡りながら

(そっとひかったあいが)

そっと光った愛が

(つぎのだれかにしるべわたすよ)

次の誰かに未来渡すよ

(ゆきのよるにかくれてたひえたつぼみたちが)

雪の夜に隠れてた冷えた蕾たちが

(めぶきむかえるひがまたせまりくるように)

芽吹き迎える日がまた迫り来るように

(みちてひいてくりかえすまばゆいものがある)

満ちて引いて　繰り返す　まばゆいものがある

(いっしゅんからとわへとうでをのばしてる)

一瞬から永遠へと腕を伸ばしてる

(さいごのいたみぬりかえてでも)

最後の痛み　塗り替えてでも

(あしたへむかおうとするこころ)

明日へ　向かおうとする心

(ああうけつがれてく)

ああ　受け継がれてく

(みえないしょうどう)

見えない衝動

(ひかりのあとかげのゆくて)

光の痕　陰の行く手

(かきわけてただきみと)

かき分けて　唯一君と

(かたちあるものはなれて)

かたちあるもの　離れて

(たびだつまで)

旅立つまで

(まどいゆれて)

惑い　揺れて

(ままならなくてもさまよいゆこう)

ままならなくても　彷徨いゆこう

(おぼろげなあいを)

おぼろげな愛を

(ひとつくらがりにかざしながら)

ひとつ暗がりに翳しながら

(わかるあらゆるようそが)

分かる　あらゆる要素が

(きっとさざなみのように)

きっと　さざ波のように

(つながってる)

繋がってる

(でぃあぱんたれい)

ディア・パンタレイ

(とおいひからすべて)

遠い日からすべて

(ささやくように)

囁くように

(またたいてる)

またたいてる

(おわりにちかいほしは)

終わりに近い星は

(だれにすがたみせたくてひかるのだろう)

誰に姿見せたくて光るのだろう

(ただようきぼうめぐりのいと)

ただよう希望　めぐりの糸

(さだめはうねりきみへ)

宿命は　うねり　君へ

(いのちわずかなちからで)

いのち　わずかな力で

(なにをさけぶ)

なにを叫ぶ

(かえりうまれ)

還り生まれ

(とどまれないせかいわたりながら)

とどまれない世界渡りながら

(そっとひかったあいが)

そっと光った愛が

(であうようにひかりともすよ)

出会うように現在灯すよ

(つぎのだれかにしるべわたすよ)

次の誰かに未来渡すよ