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歌詞(問題文)
(きみだけがしっていてほかのだーれもしらないなまえ)
“君だけが知っていて他のだーれも知らない名前
(まあるいわっかをひっさげて)
まあるい輪っかを引っさげて
(くるくるまわるくるくるまわる)
くるくるまわる くるくるまわる
(ぼくらだけがしっていてほかのだーれもしらないなまえ)
僕らだけが知っていて他のだーれも知らない名前
(きみのようきをひっかけるこのあいずをおくろう)
君の陽気を引っ掛ける この合図を送ろう
(ちかさんかいすきまのへやにそうっとあめをさしこんだ)
地下三階すき間の部屋に そうっと飴を差し込んだ
(きみのやせてしまったほねのすみかのたしになるように)
君の痩せてしまった 骨の住み家の足しになるように
(そんなにかなしいきみをささえてくれるものはなに)
そんなに悲しい君を 支えてくれるものは何
(ねえそこにいれてよ)
ねえそこに入れてよ
(あいつがきみをたべてしまうまえに)
あいつが君を食べてしまう前に
(かくれられずにげられもしない)
隠れられず逃げられもしない
(みてないくせにみのがしてくれない)
見てないくせに見逃してくれない
(おおぐちあけてみつめるえもののあきらめをまっている)
大口開けて見つめる獲物のあきらめを待っている
(きみはあしばをまもるりくつでたてたとりでを)
君は足場を守る理屈で建てた砦を
(けいけんでみたそうとまたりくつをかさねてがらりとくずれ)
経験で満たそうとまた理屈を重ねてガラリと崩れ
(じじつのはりこでかためたごまかしも)
事実の張り子で固めたごまかしも
(なにのみゃくらくもないいろあいをはじて)
何の脈絡もない色合いを恥じて
(ちからをなくしころがるだろう)
力を無くし転がるだろう
(だからもつれたそんなものはちょきんときっちゃって)
だから縺れたそんなものはちょきんと切っちゃって
(あたらしいくうきをふきこんでまたのびていく)
新しい空気を吹き込んで また伸びていく
(うわっつらだってたしかにきみなんだ)
うわっつらだって確かに君なんだ
(それでもいきがくるしいなら)
それでも息が苦しいなら
(ひらいてひらいて)
ヒライテヒライテ
(ながしこんでひとつになって)
流し込んで ひとつになって
(はじけるおとをききながら)
はじける音を 聴きながら
(ちかさんかいすきまのへやにそうっとみみをかたむけた)
地下三階すき間の部屋に そうっと耳を傾けた
(きみがきづかれまいとしながらちいさくさけぶこえをきいた)
君が気付かれまいとしながら小さく叫ぶ声を聞いた
(つむじがかれはをまいたにわのぶらんこゆれた)
ツムジが枯れ葉を巻いた 庭のブランコ揺れた
(さあそこにいれてよ)
さあそこに入れてよ
(えれべーたーのどあがあいたよ)
エレベーターのドアが開いたよ
(つよがりかたをかえたところでおくそこであげるこえはかわらない)
強がり方を変えたところで 奥底で上げる声は変わらない
(こどものころまってたむかえをいまもまっているなら)
子供の頃待ってた迎えを今も待っているなら
(ふたをしてころがしてげっすいきんとあまざらし)
フタをして転がして 月水金と雨ざらし
(さみしくおおったままでおしこめておしこめてあふれ)
さみしく覆ったままで 押し込めて押し込めて溢れ
(かんがえないみないおもいださない)
考えない 見ない 思い出さない
(そうぞうしないなにもしらない)
想像しない 何も知らない
(くつにしみこんでくそのかんしょくもありはしないんだ)
靴に染み込んでく その感触もありはしないんだ
(わかれたきぼうのいっぽうがゆがんだはちをぬけだして)
分かれた希望の一方が 歪んだ鉢を抜け出して
(すっといきをひとつふたつあともうひといき)
すっと息を ひとつ ふたつ あともう一息
(てんてん)
(天天)
(あたまをすぱっとかっとして)
アタマをすぱっとカットして
(きみをひきずりだしていく)
君を引きずり出していく
(ひらいたひらいた)
ヒライタヒライタ
(あわくほどいてきみをほどいて)
淡く ほどいて 君をほどいて
(ごちゃついたねっこなんかさっときって)
ごちゃついた根っこなんかさっと切って
(ぜーんぶもやしてここをあけて)
ぜーんぶ燃やしてここを開けて
(いきぐるしさからわかれてのびたきぼうのめをのばそう)
息苦しさから分かれて伸びた 希望の芽を伸ばそう
(いきぐるしさからわかれてのびたきぼうのめをのばそう)
息苦しさから分かれて伸びた 希望の芽を伸ばそう
(いきぐるしさからわかれてのびたきぼうのめをのばそう)
息苦しさから分かれて伸びた 希望の芽を伸ばそう”
(そんなこえがきこえた)
そんな声が聞こえた