乃木坂46『「じゃあね」が切ない』

(じゃあねってなぜせつないんだろう)

「じゃあね」ってなぜ切ないんだろう？

(またあしたきみにあえるのに)

また明日　君に会えるのに

(がくせいがいのいろあせたきっさてんでほっとけーきはんぶんこにしながら)

学生街の色褪せた喫茶店で　ホットケーキ半分こにしながら

(めいぷるしろっぷのそのあまさこれがしあわせだとおもう)

メイプルシロップのその甘さ　これが幸せだと思う

(あんてぃーくなかべとけいのちょうしんがきづかぬうちにあっというまにすすんで)

アンティークな壁時計の長針が　気づかぬうちにあっと言う間に進んで

(あれこわれてるんじゃないかそうくすくすとわらった)

あれ　壊れてるんじゃないか　そう　くすくすと笑った

(ますたーなんてよびかたいまどきだれもいわないけど)

マスターなんて呼び方　今時　誰も言わないけど

(かうんたーのおくからみまもっているようでえしゃくした)

カウンターの奥から見守っているようで会釈した

(じゃあねがなぜせつないんだろう)

「じゃあね」がなぜ切ないんだろう？

(なんじかんきみとあえないだけで)

何時間　君と会えないだけで…

(つないだてゆっくりはなしてそのぬくもりきえないように)

繋いだ手　ゆっくり離して　その温もり　消えないように…

(なかめぐろのかいさつまでおくってひとのなみのじゃまにならないかべぎわで)

中目黒の改札まで送って　人の波の邪魔にならない壁際で

(さっきのきっさてんにいたきゃくのどうでもいいはなしをした)

さっきの喫茶店にいた客の　どうでもいい話をした

(わだいがとぎれそうになるとふいにどちらかがごういんに)

話題が途切れそうになると　ふいにどちらかが強引に

(おもいだしたかのようにひきとめてしまうよくりかえし)

思い出したかのように引き留めてしまうよ繰り返し

(じゃあねなんててをふってみたけど)

「じゃあね」なんて手を振ってみたけど

(なかなかここからたちされないよ)

なかなかここから立ち去れないよ

(おもいつくこうじつをならべできるだけいっしょにいたかった)

思いつく口実を並べ　できるだけ一緒にいたかった

(まるでじしゃくのようにひかれあったらくっつくだけだ)

まるで磁石のように　惹かれあったらくっつくだけだ

(こいとはなごりおしさのことなんども)

恋とは名残惜しさのこと　何度も

(ふりむいてきえていくきみのちいさなそのせなかが)

振り向いて消えて行く　君の小さなその背中が

(なまえをよびたくなるほどいとしい)

名前を呼びたくなるほど愛しい

(じゃあねってなぜせつないんだろう)

「じゃあね」ってなぜ切ないんだろう？

(またあしたきみにあえるのに)

また明日　君に会えるのに

(じゃあねがなぜせつないんだろう)

「じゃあね」がなぜ切ないんだろう？

(なんじかんきみとあえないだけで)

何時間　君と会えないだけで…

(つないだてゆっくりはなしてそのぬくもりきえないように)

繋いだ手　ゆっくり離して　その温もり　消えないように…