夏目漱石「こころ」3-2

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投稿者投稿者たけしいいね1お気に入り登録
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夏目漱石「こころ」3-2
下)先生と遺書
夏目漱石の「こころ」(下)でございます。
なるべく原文ママで問題を設定しておりますので、誤字なのか原文なのかややこしいとは思われますが最後までお付き合い下さい。

オリジナルの書き方・読み方については以下に載せますので、参考の程よろしくお願い致します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
10:其方退け(そっちのけ)
12:生死(しょうし)
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 berry 8568 8.6 99.3% 174.6 1506 10 29 2024/04/19
2 HAKU 7993 8.1 97.6% 186.4 1526 36 29 2024/04/14
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問題文

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(そのあとわたくしはあなたにでんぽうをうちました。)

その後私はあなたに電報を打ちました。

(ありていにいえば、あのときわたくしはちょっとあなたにあいたかったのです。)

有体に云えば、あの時私は一寸貴方に会いたかったのです。

(それからあなたのきぼうどおりわたくしのかこをあなたのためにものがたりたかったのです。)

それからあなたの希望通り私の過去を貴方のために物語りたかったのです。

(あなたはへんでんをかけて、いまとうきょうへはでられないとことわってきましたが、)

あなたは返電を掛けて、今東京へは出られないと断って来ましたが、

(わたくしはしつぼうしてながらくあのでんぽうをながめていました。)

私は失望して永らくあの電報を眺めていました。

(あなたもでんぽうだけではきがすまなかったとみえて、)

あなたも電報だけでは気が済まなかったと見えて、

(またあとからながいてがみをよこしてくれたので、)

又後から長い手紙を寄こしてくれたので、

(あなたのしゅっきょうできないじじょうがよくわかりました。)

あなたの出京出来ない事情が能く解りました。

(わたくしはあなたをしつれいなおとこだともなんともおもうわけがありません。)

私はあなたを失礼な男だとも何とも思う訳がありません。

(あなたのだいじなおとうさんのびょうきをそっちのけにして、)

貴方の大事な御父さんの病気を其方退けにして、

(なんであなたがうちをあけられるものですか。)

何であなたが宅を空けられるものですか。

(そのおとうさんのしょうしをわすれているようなわたくしのたいどこそふつごうです。)

その御父さんの生死を忘れているような私の態度こそ不都合です。

(ーーわたくしはじっさいあのでんぽうをうつときに、)

ーー私は実際あの電報を打つ時に、

(あなたのおとうさんのことをわすれていたのです。)

あなたの御父さんの事を忘れていたのです。

(そのくせあなたがとうきょうにいるころには、)

その癖あなたが東京にいる頃には、

(なんしょうだからよくちゅういしなくってはいけないと、あれほどちゅうこくしたのはわたくしですのに。)

難症だからよく注意しなくっては不可いと、あれ程忠告したのは私ですのに。

(わたくしはこういうむじゅんなにんげんなのです。)

私はこういう矛盾な人間なのです。

(あるいはわたくしののうずいよりも、)

或は私の脳髄よりも、

(わたくしのかこがわたくしをあっぱくするけっか)

私の過去が私を圧迫する結果

(こんなむじゅんなにんげんにわたくしをへんかさせるのかもしれません。)

こんな矛盾な人間に私を変化させるのかも知れません。

など

(わたくしはこのてんにおいてもじゅうぶんわたくしのがをみとめています。)

私はこの点に於ても充分私の我を認めています。

(あなたにゆるしてもらわなくてはなりません。)

あなたに許して貰わなくてはなりません。

(あなたのてがみ、ーーあなたからきたさいごのてがみーーをよんだとき、)

あなたの手紙、ーーあなたから来た最後の手紙ーーを読んだ時、

(わたくしはわるいことをしたとおもいました。それでそのいみのへんじをだそうかとかんがえて、)

私は悪い事をしたと思いました。それでその意味の返事を出そうかと考えて、

(ふでをとりかけましたが、いちぎょうもかかずにやめました。)

筆を執りかけましたが、一行も書かずに已めました。

(どうせかくなら、このてがみをかいてあげたかったから、)

どうせ書くなら、この手紙を書いてあげたかったから、

(そうしてこのてがみをかくにはまだじきがすこしはやすぎたから、)

そうしてこの手紙を書くにはまだ時機が少し早過ぎたから、

(やめにしたのです。)

已めにしたのです。

(わたくしがただくるにおよばないというかんたんなでんぽうをふたたびうったのは、それがためです。)

私がただ来るに及ばないという簡単な電報を再び打ったのは、それが為です。

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