虚像とプラクティカル
東方曲 No.150
以下敬称略
森羅万象 https://shinrabansho-music.com/
https://twitter.com/shinra__bansho
vocal : あよ
虚像とプラクティカル
この曲の公式MV等はありません
アルバム : U r my Nightmare
原曲 ラクトガール ~ 少女密室
追記 24/5月22日投稿
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歌詞(問題文)
(あさおきてめがさめる)
朝起きて目が覚める
(そんなことをなんど)
そんなことを何度
(くりかえしてきたんだろう)
繰り返してきたんだろう
(なにもかわらないはりのおとには)
何も変わらない針の音には
(あきれというかんじょうがおにあいだ)
呆れという感情がお似合いだ
(しがいせんからにげだしたまま)
紫外線から逃げ出したまま
(おわれてかくれるように)
追われて隠れるように
(はこのなかでほんをよんでいた)
箱の中で本を読んでいた
(しらないことだらけのちへいせん)
知らないことだらけの地平線
(いってみたいなんて)
行ってみたいなんて
(おもったこともなかった)
思ったこともなかった
(それなのにつよがりで)
それなのに強がりで
(よわむしなのうみそはうるさい)
弱虫な脳味噌は煩い
(あまったるいことばが)
甘ったるい言葉が
(どしゃぶりのようにはねる)
土砂降りのように跳ねる
(きっときのうもらった)
きっと昨日もらった
(めろんのせいだ)
メロンのせいだ
(こーひーをのみほす)
コーヒーを飲み干す
(そこにのこったにがいこなが)
底に残った苦い粉が
(げんじつってやつらしい)
現実ってやつらしい
(こわいことなんてない)
怖いことなんてない
(でもぜんぶこわい)
でも全部怖い
(かーてんをしめてでんきをけした)
カーテンを閉めて電気を消した
(にがいこなはどこかへ)
苦い粉は何処かへ
(すてられてしまったようだ)
捨てられてしまったようだ
(くらいへやのなかで)
暗い部屋の中で
(えがく)
描く
(あまねくさかなになって)
あまねく魚になって
(とびかうくもかきわけて)
飛び交う雲かき分けて
(ここではない)
ここではない
(どこかへおこなけたら)
どこかへ行けたら
(がらくたのやまのなかで)
ガラクタの山の中で
(さびてくゆめをいだいて)
錆びてく夢を抱いて
(ずっとねがう)
ずっと願う
(ほんをひらけばほらね)
本をひらけば ほらね
(どるふぃんりんぐをくぐって)
ドルフィンリングをくぐって
(つれだしてよ)
連れ出してよ
(どこまでも)
どこまでも
(あがせんかいくりかえして)
何千回繰り返して
(なにまんかいすりへらして)
何万回すり減らして
(あおぐ、せかい)
仰ぐ、世界
(あおくすみわたるそらは)
青く澄み渡る空は
(しかくいめでわたしをにらんでくる)
四角い目で私を睨んでくる
(えいりなわらいごえがうごけないしんたいを)
鋭利な笑い声が動けない身体を
(すこしずつえぐっていった)
少しずつ抉っていった
(こえにならないこえは、)
声にならない声は、
(ただただもくさつされた)
ただただ黙殺された
(なにもしらないくせに)
何も知らないくせに
(なにもしらないくせに)
何も知らないくせに
(ひとりぼっちの)
ひとりぼっちの
(ぬけがらがちらばっていく)
抜け殻が散らばっていく
(だましあってく)
騙し合ってく
(きょぞうとぷらくてぃかる)
虚像とプラクティカル
(そしてすべてが、)
そしてすべてが、
(とうめいになっていく・・・・・・)
透明になっていく……
(くらくなみうつかげ)
暗く波打つ影
(れんずのうら)
レンズの裏
(だれもしらないまま)
誰も知らないまま
(おちる)
落ちる
(ねいもうなけものになって)
獰猛な獣になって
(つぎはぎのかわをさいて)
ツギハギの皮を裂いて
(おもいのまま)
思いのまま
(はしっていけたら)
走っていけたら
(ぎゃくりゅうするかいろへ)
逆流する回路へ
(にぶってくこんぱすもって)
鈍ってくコンパス持って
(ずっとすすむ)
ずっと進む
(ほんをひらけばほらね)
本をひらけばほらね
(にじのてんじょうをくぐって)
虹の天井をくぐって
(すいこむように)
吸い込むように
(どこへだって)
どこへだって
(そんざいかんさがしまわって)
存在感探し回って
(もうなんどものがれたくって)
もう何度も逃れたくって
(とおくさけんだ)
遠く 叫んだ
(みつけて)
見つけて
(こおりついた)
凍りついた
(さいぼうの)
細胞の
(がらすはひびわれてく)
ガラスはひび割れてく
(うばいあった)
奪い合った
(てのひらの)
掌の
(みゃくどうをきかせて)
脈動を聞かせて
(きかせて・・・・・・)
(聞かせて……)
(つみあげたしずくが)
積み上げた雫が
(はじける)
弾ける
(あまたのしきさいだって)
数多の色彩だって
(あらわせないぐらでーしょん)
表せないグラデーション
(そんなせかいで)
そんな世界で
(いきつづけていく)
生き続けていく
(がらくたははになって)
ガラクタは刃になって
(さびつくわたしにじっと)
錆びつく私にじっと
(きばをむいたんだ)
牙をむいたんだ
(あこがれにめをそむけて)
憧れに目を背けて
(あらがうのはなぜだろう)
抗うのは何故だろう
(こんなにうつくしい)
こんなに美しい
(めのまえにあるせかいは)
目の前にある世界は
(せかいをうみだすせかいだ)
世界を生み出す世界だ
(そらは、あおく)
空は、青く
(つらなるさびたびねつが)
連なる錆びた微熱が
(おるごーるのはりをゆらした)
オルゴールの針を揺らした
(あおぐ、せかい)
仰ぐ、世界