瞳に映らない

(いったりきたりしないでよ)

行ったり来たりしないでよ

(こころがわりとかいって)

心変わりとか言って

(いったりきたりしてるのを)

行ったり来たりしてるのを

(わたしのせいにしないでよあなた)

私のせいにしないでよあなた

(とおりすがった)

通りすがった

(かぜはきょうもしずかに)

風は今日も静かに

(なにもしらないあなたにふきついたって)

何も知らないあなたに吹きついたって

(こいにすがった)

恋にすがった

(わたしなんかいやよね)

私なんか嫌よね

(さっきからひとりごとをならべてはちょっとてをのばす)

さっきから独り言を並べてはちょっと手を伸ばす

(あなたあなたあなただけ)

あなたあなたあなただけ

(わたしのこえがきこえたら)

私の声が聞こえたら

(どうかどうかわすれてないと)

どうかどうか忘れてないと

(こたえてあんしんさせてよ)

答えて安心させてよ

(あなたあなたあなたまで)

あなたあなたあなたまで

(とどくとねがってぼんやり)

届くと願ってぼんやり

(あなたあなたあなたのことばっか)

あなたあなたあなたのことばっか

(あしたもかんがえてるわ)

明日も考えてるわ

(そっとうたった)

そっと歌った

(だれもきいてないのに)

誰も聴いてないのに

(かぜとながれてわたしのこえはきえた)

風と流れて私の声は消えた

(いったりきたりしないでよ)

行ったり来たりしないでよ

(こころがわりとかいって)

心変わりとか言って

(いったりきたりしないでよねえ)

行ったり来たりしないでよねえ

(そうやって)

そうやって

(あなたあなたあなたはさ)

あなたあなたあなたはさ

(きこえたふりでぼんやりと)

聞こえたふりでぼんやりと

(どうかどうかわすれてないとこたえてあんしんさせてよ)

どうかどうか忘れてないと答えて安心させてよ

(あなたあなたあなただけ)

あなたあなたあなただけ

(わたしのひとみにうつるから)

私の瞳に映るから

(あなたあなたあなたのことばっか)

あなたあなたあなたのことばっか

(そらからおもうよ)

空から想うよ

(さいしゅうでんしゃにおくれないように)

最終電車に遅れないように

(はしらなきゃって)

走らなきゃって

(もどらなきゃって)

戻らなきゃって

(いっしょだったよるは)

一緒だった夜は

(かくれんぼしてたね)

かくれんぼしてたね

(それがさいごで)

それが最後で

(みつけられなかった)

見つけられなかった

(あなたあなたあなただけ)

あなたあなたあなただけ

(わたしのこえがきこえたら)

私の声が聞こえたら

(どうかどうかわすれてないとこたえてあんしんさせてよ)

どうかどうか忘れてないと答えて安心させてよ

(あなたあなたあなたまで)

あなたあなたあなたまで

(とどくとねがってぼんやり)

届くと願ってぼんやり

(あなたあなたあなたのことばっか)

あなたあなたあなたのことばっか

(かんがえてるの)

考えてるの

(ひとみにうつらないわたしを)

瞳に映らない私を

(どうかまだわすれないで)

どうかまだ忘れないで

(ひとみにうつらないわたしを)

瞳に映らない私を

(どうかまだわすれないで)

どうかまだ忘れないで