夏目漱石「こころ」3-48
夏目漱石「こころ」3-48
下)先生と遺書
夏目漱石の「こころ」(下)でございます。
なるべく原文ママで問題を設定しておりますので、誤字なのか原文なのかややこしいとは思われますが最後までお付き合い下さい。
オリジナルの書き方・読み方については以下に載せますので、参考の程よろしくお願い致します。
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6:首肯って(うけがって)
夏目漱石の「こころ」(下)でございます。
なるべく原文ママで問題を設定しておりますので、誤字なのか原文なのかややこしいとは思われますが最後までお付き合い下さい。
オリジナルの書き方・読み方については以下に載せますので、参考の程よろしくお願い致します。
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問題文
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(わたくしはけいをとくときに、そこをあきらかにしてやりたかったのです。)
私はKを説くときに、其所を明らかにして遣りたかったのです。
(しかしいえばきっとはんこうされるにきまっていました。)
然し云えばきっと反抗されるに極っていました。
(またむかしのひとのれいなどを、ひきあいにもってくるにちがいないとおもいました。)
また昔の人の例などを、引合に持って来るに違ないと思いました。
(そうなればわたくしだって、そのひとたちとけいとちがっているてんを)
そうなれば私だって、その人達とKと違っている点を
(めいはくにのべなければならなくなります。)
明白に述べなければならなくなります。
(それをうけがってくれるようなけいならいいのですけれども、)
それを首肯ってくれるようなKなら可いのですけれども、
(かれのせいしつとして、ぎろんがそこまでいくとよういにあとへはかえりません。)
彼の性質として、議論が其所まで行くと容易に後へは返りません。
(なおさきへでます。)
猶先へ出ます。
(そうして、くちでさきへでたとおりを、こういでじつげんしにかかります。)
そうして、口で先へ出た通りを、行為で実現しに掛ります。
(かれはこうなるとおそるべきおとこでした。)
彼はこうなると恐るべき男でした。
(いだいでした。)
偉大でした。
(じぶんでじぶんをはかいしつつすすみます。)
自分で自分を破壊しつつ進みます。
(けっかからみれば、かれはただじこのせいこうをうちくだくいみにおいて、)
結果から見れば、彼はただ自己の成功を打ち砕く意味に於て、
(いだいなのにすぎないのですけれども、)
偉大なのに過ぎないのですけれども、
(それでもけっしてへいぼんではありませんでした。)
それでも決して平凡ではありませんでした。
(かれのきしょうをよくしったわたくしはついになんともいうことができなかったのです。)
彼の気性をよく知った私はついに何とも云う事が出来なかったのです。
(そのうえわたくしからみると、かれはまえにものべたとおり、)
その上私から見ると、彼は前にも述べた通り、
(たしょうしんけいすいじゃくにかかっていたようにおもわれたのです。)
多少神経衰弱に罹っていたように思われたのです。
(よしわたくしがかれをときふせたところで、かれはかならずげきするにちがいないのです。)
よし私が彼を説き伏せたところで、彼は必ず激するに違ないのです。
(わたくしはかれとけんかをすることはおそれてはいませんでしたけれども、)
私は彼と喧嘩をする事は恐れてはいませんでしたけれども、
など
(わたくしがこどくのかんにたえなかったじぶんのきょうぐうをかえりみると、)
私が孤独の感に堪えなかった自分の境遇を顧みると、
(しんゆうのかれを、おなじこどくのきょうぐうにおくのは、わたくしにとってしのびないことでした。)
親友の彼を、同じ孤独の境遇に置くのは、私に取って忍びない事でした。
(いっぽすすんで、よりこどくなきょうぐうにつきおとすのはなおいやでした。)
一歩進んで、より孤独な境遇に突き落とすのは猶厭でした。
(それでわたくしはかれがうちへひきうつってからも、)
それで私は彼が宅へ引き移ってからも、
(とうぶんのあいだはひひょうがましいひひょうをかれのうえにくわえずにいました。)
当分の間は批評がましい批評を彼の上に加えずにいました。
(ただおだやかにしゅういのかれにおよぼすけっかをみることにしたのです。)
ただ穏かに周囲の彼に及ぼす結果を見る事にしたのです。