a little more

(ふりそそぐほしのひかりのなかみあげるそらに)

降り注ぐ星の光の中 見上げる夜空(そら)に

(あとすこしてをのばせたら)

あと少し 手を伸ばせたら

(ゆれるわたしのおもいをそらもようのせいにして)

揺れる私の想いを 空模様のせいにして

(ためいきつくだけのにちじょうにかけられたことば)

溜息つくだけの日常に かけられた言葉

(こころのおくへすなおにしみこんでいく)

心の奥へ素直に染み込んでいく

(であったひのことをてれながらわらうあなたは)

出逢った日のことを 照れながら笑うあなたは

(ここちよいかぜのようだった)

心地良い潮風(かぜ)のようだった

(いまはただこうしてすぐそこにいるだけでいい)

今はただこうして すぐそこに居るだけでいい

(ささやかなねがいのゆめをみながら)

ささやかな願いの夢を見ながら

(うみぞいのみちをひとりあるくあなたのせなか)

海沿いの道をひとり歩く あなたの背中

(おいかけてくゆうきがほしいのに)

追いかけてく勇気がほしいのに

(あといっぽふみだせたときには)

あと一歩 踏み出せた時には

(わたしのきもちもうすこしつたえられたら)

私の気持ち もう少し伝えられたら

(きせつはずれのはなびらひろうわたしのゆびさき)

季節外れの花びら拾う 私の指先

(てらしてるゆうひはまぶしくて)

照らしてる夕陽は眩しくて

(またいいたいことなにもいえずに)

また 言いたいこと何も言えずに

(よそみをするふりをした)

よそ見をするふりをした

(きづいているのかなぼんやりすごすまいにちも)

気付いているのかな ぼんやり過ごす毎日も

(あなたのこえがきらめかせる)

あなたの声が煌めかせる

(いまはただこうしてすぐそばにいるだけでいい)

今はただこうして すぐ傍に居るだけでいい

(ささやかなねがいをむねにとじこめ)

ささやかな願いを胸に閉じ込め

(くりかえすなみのおとをきいてとじたまぶたに)

繰り返す波の音を聞いて 閉じた瞼に

(やきついてるあなたのしるえっと)

灼きついてる あなたのシルエット

(よくばりなわたしのかんじょうをおさえきれない)

欲張りな私の感情を抑えきれない

(もうすこしちかづきたいよ)

もう少し 近づきたいよ

(であったあのひからしんけんにかたるあなたは)

出逢ったあの日から 真剣に語るあなたは

(さわやかなかぜのようだった)

爽やかな潮風(かぜ)のようだった

(ほんとうはふれたくてすぐそばにいてほしいよと)

本当は触れたくて すぐ傍にいてほしいよと

(ささやかなねがいをそっとつぶやく)

ささやかな願いを そっと呟く

(ふりそそぐほしのひかりのなかみあげるそらは)

降り注ぐ星の光の中 見上げる夜空(そら)は

(ふたりだけのせかいをてらしてる)

二人だけの世界を照らしてる

(きこえそうこどうのおとだけがひびいているよ)

聞こえそう 鼓動の音だけが響いているよ

(あとすこしてをのばせたら)

あと少し 手を伸ばせたら