DNA / 川本真琴

(へそまがりでほっとくそらあめのつぶのひとつひとつに)

へそまがりで放っとく空 雨の粒の 一つ一つに

(ａｈこんびにのかさなんかいらないこのままびしょぬれてんの)

AH! コンビニの傘なんかいらない このままびしょ濡れてんの

(あたしたちってあってないからだならいっこでいいのに)

あたしたちって あってない？ 身体なら1ッコでいいのに

(ａｈだきあったらこんがらがっちゃうよねのうでなんかわかんないよ)

AH! 抱き合ったら こんがらがっちゃうよね 脳でなんかわかんないよ

(かーぶでふざけてこーらをこぼしたあのなつのちずはせーのでまどからなげた)

カーブでふざけてコーラを こぼしたあの夏の地図は ”せーの”で窓から投げ

(どこにもいけずにぼんねっとのうえたばこふかしてはじめてきすした)

どこにも行けずにボンネットの上 タバコふかして初めてキスした

(せかいがふっととまった)

世界が ふっと 止まった...

(ぐるぐるまわってるまわってるまわってるやっぱりあなたがすき)

ぐるぐる まわってる まわってる まわってる やっぱりあなたが好き

(なんでこんないきしてるだけでぎゅってされてるみたいにすき)

何でこんな息してるだけで ギュッてされてるみたいに 好き

(まよってるまよってるまよってるめまいのからだがいたい)

迷ってる 迷ってる 迷ってる 眩暈の裸(からだ)が痛い

(ほどけないかさなるゆびなんどもたしかめてみたくちぶえをきかせて)

ほどけない重なる指 何度も確かめてみた 口笛を...聴かせて

(あしたおこることみんなふたりじゃいらんないそれぞれさ)

明日起こることみんな ふたりじゃいらんない それぞれさ

(ばすていがみつかんないといいなってちょっとだけおもっていた)

バス停が見つかんないといいなって ちょっとだけ思っていた

(はじめてのこといっぱいふたりでしたくてとっといたのに)

初めてのこといっぱい ふたりでしたくて とっといたのに

(ａｈどうせすぐあえるじゃんかってなんかしんないいえないよ)

AH! どうせすぐ会えるじゃんかって 何か知んない言えないよ

(ぼくときみはたにんどうしたにんどうしだからこそいっしょにいられるはずさ)

「僕と君は他人同士、他人同士だからこそ一緒にいられるはずさ。」

(あなたのことばってかなりへんよだいっきらいなのにあいしてる)

あなたの言葉ってかなりヘンよ だいっキライなのに愛してる

(うみもかぜもそらもぜんぶ)

海も風も空も...ぜんぶ

(かわってくかわってくかわってくうまくわかんないきっと)

変わってく 変わってく 変わってく うまくわかんない きっと

(いままだちっちゃいけれどきっとおっきくなれるよなんで)

今まだちっちゃいけれど きっとおっきくなれるよ なんで？

(そだってくそだってくそだってくめまいのからだがいたい)

育ってく 育ってく 育ってく 眩暈の裸(からだ)が痛い

(ただそんなことでふたりつながれてるきがしてるこのままあるきたい)

ただそんなことでふたり つながれてる気がしてる このまま...歩きたい

(だってなんかあいしてるだんだんなんだかあいしてる)

だってなんか愛してるだんだんなんだか愛してる

(だからなんでもあいしてるだいっきらいなのにあいしてる)

だからなんでも愛してる だいっキライなのに愛してる...

(ひとりぼっちをかわしてあたしをひらいてあなたのなかのｄｎａ)

ひとりぼっちを交して あたしをひらいて あなたの中のDNA

(ぐるぐるまわってるまわってるまわってるやっぱりあなたがすき)

ぐるぐる まわってる まわってる まわってる やっぱりあなたが好き

(なんでこんないきしてるだけでぎゅってされてるみたいにすき)

何でこんな息してるだけで　ギュッてされてるみたいに 好き

(まよってるまよってるまよってるめまいのからだがいたい)

迷ってる 迷ってる 迷ってる 眩暈の裸(からだ)が痛い

(ほどけないかさなるゆびなんどもたしかめてみたくちぶえをきかせて)

ほどけない重なる指 何度も確かめてみた口笛を...聴かせて

(たにんだよね)

他人だよね？