Ｈalf　Ｄown／錦戸亮

(どんなにつくろってみてもどんなにきかざってみても)

どんなに繕ってみても　どんなに着飾ってみても

(かわれないぼくがいてそこにきみもいて)

変われない僕が居て　そこに君も居て

(かかえきれないりそうとかくしきれないふあんを)

抱えきれない理想と　隠しきれない不安を

(だれかのせいにしたあのころ)

誰かのせいにしたあの頃

(すれちがうたびにすりきれていくまちなみ)

すれ違う度に　すり切れて行く街並

(きみのめにぼくはどううつってた)

君の目に僕はどう映ってた？

(ふたりすごしたひびだけがいまもかがやいたまま)

二人過ごした日々だけが今も輝いたまま

(とじこめたおもいがときおりこのむねにうずまくんだ)

閉じ込めた思いが　時折この胸に渦巻くんだ

(ちいさなうそもえごもきずもゆるしあえたならいまでもそばでわらってたかな)

小さな嘘も　エゴも　傷も　許し合えたなら　今でも側で笑ってたかな

(どれだけこうかいしてみてもまきもどせないきのう)

どれだけ後悔してみても巻き戻せない昨日

(おなじようにせかいはあすをまっていて)

同じように世界は明日を待っていて

(くりかえしによくにたかれんだーのなかにさえあわいきたいみだしたりなんてね)

繰り返しによく似たカレンダーの中にさえ　淡い期待見出したり　なんてね

(もしもあえたならあきれたかおしてわらいとばすかないまさらって)

もしも会えたなら　呆れた顔して　笑い飛ばすかな　今さら、って

(いつだってぼくはりそうばかりたなにならべてた)

いつだって僕は　理想ばかり棚に並べてた

(いつだってきみはつごうのいいゆめばかりみてた)

いつだって君は　都合のいい夢ばかり見てた

(でもたぶんかこもいまもみらいもみとめあえるからそうしんじていのるだけ)

でも多分　過去も　現在も　未来も　認め合えるから　そう信じて祈るだけ

(ことばにしたらあとはかすんでゆくきがしてた)

言葉にしたらあとは　霞んで行く気がしてた

(こうしてうたっているいまひにくなものだね)

こうして唄っている今　皮肉なものだね

(なにもなかったじだいとなにもかもがあったじだいがやさしいかぜのように)

何も無かった時代と　何もかもがあった時代が　優しい風のように

(ふたりすごしたひびだけがいまもかがやいたまま)

二人過ごした日々だけが今も輝いたまま

(とじこめたおもいがときおりこのむねにうずまくんだ)

閉じ込めた思いが　時折この胸に渦巻くんだ

(ちいさなきぼうをゆうきをきずをたたえあえたならいまでもそばでわらってたかな)

小さな希望を　勇気を　傷を　讃え合えたなら　今でも側で　笑ってたかな

(あいかわらずぼくはりそうばかりたなにならべては)

相変わらず僕は　理想ばかり棚に並べては

(あいかわらずきみにつごうのいいゆめばかりみてんだ)

相変わらず君に　都合のいい夢ばかり見てんだ

(いつかはかこもいまもみらいもいとしくおもえるなら)

いつかは過去も　現在も　未来も　愛しく思えるなら

(どこまでもいこうぼくのままで)

何処までも行こう　僕のままで