月の光、永遠の影

(てばなしたひかりは)

手放した月光は

(かげとなりまといつづける)

影となり纏い続ける

(それでもかまわない)

それでも構わない

(だから・・・)

だから・・・

(もうはたせやしないとおいむかしのきおく)

もう果たせやしない遠い昔の記憶

(きみがかたったしずかなやくそく)

君が語った静かな約束

(みぎめにきざみつけて)

右目に刻み付けて

(ときをこえてなおちかいはいろあせずに)

時を超えてなお誓いは色褪せずに

(すがたかたちだけをかえてくんだ)

姿形だけを変えてくんだ

(まるでつきとおなじさ)

まるで月と同じさ

(なつかしむなにもないせいじゃく)

懐かしむ何もない静寂

(ふれたひだりかたのぬくもり)

触れた左肩の温もり

(まもりたいかんじょうはあなただけ)

守りたい感情はあなただけ

(どうかしあわせであれ)

どうか幸せであれ

(てばなしたひかりは)

手放した月光は

(かげとなりまといつづける)

影となり纏い続ける

(それでもかまわない)

それでも構わない

(あなたがわらえるなら)

あなたが笑えるなら

(つめたきせかいからにぎわうよへうつりかわる)

冷たき世界から賑わう世へ移り変わる

(ときにそらをながめふたりであゆもう)

時に空を眺め二人で歩もう

(ちのはてへ)

地の果てへ

(それはゆるされぬさいじょうのつみとしても)

それは許されぬ最上の罪としても

(あなたなくすこととくらべたなら)

あなた失くす事と比べたなら

(なにもこわくなかった)

何も怖くなかった

(ときをこえてなおおもいはいろあせずに)

時を超えてなお想いは色褪せずに

(ふくらみつづけるげんどをしらず)

膨らみ続ける限度を知らず

(すこしこわくなるほど)

少し怖くなるほど

(つよさとはあなたをおもうほど)

強さとはあなたを想う程

(よわさとはあなたのそんざい)

弱さとはあなたの存在

(すべてをひとはあいとよぶのでしょう)

全てを人は愛と呼ぶのでしょう

(たとえふかんぜんでも)

たとえ不完全でも

(あやまちくりかえし)

過ち繰り返し

(だれのゆめがみたされるか)

誰の夢が満たされるか

(ひかりにせをむけた)

月光に背を向けた

(あなたとわらえるなら)

あなたと笑えるなら

(いまここでおきてるしりえないかがくはんのう)

今此処で起きてる知り得ない化学反応

(とわをてにいれてもせつめいできない)

永遠を手に入れても説明できない

(ひとつよるをこえてまたぺーじをふやしてゆく)

ひとつ夜を超えてまた頁を増やしてゆく

(おわらないはなしにねがいをかさねゆく)

終わらない物語に願いを重ねゆく

(てばなしたひかりは)

手放した月光は

(かげとなりまといつづける)

影となり纏い続ける

(それでもかまわない)

それでも構わない

(あなたがわらえるなら)

あなたが笑えるなら

(にぎわうせかいからどんなよへうつりかわれど)

賑わう世界からどんな世へ移り変われど

(ときにそらをながめふたりはいっしょさ)

時に空を眺め二人は一緒さ