からっぽのまにまに

(いつかここでいきていたことなどわすれちまうから)

いつかここで生きていたことなど忘れちまうから

(たいせつなものくすりにかえてげらげらわらうの)

大切なもの薬に変えてげらげら笑うの

(いつかここでえんじてたよわさもわすれちまうからねえ)

いつかここで演じてた弱さも忘れちまうから、ねえ

(しゅきおびおびきせつのにおいをさかなになこうぞ)

酒気帯び帯び季節の匂いを肴に泣こうぞ

(ぎゅうぎゅうつめのおんぼろかもつにのりあわせ)

ぎゅうぎゅう詰めのおんぼろ貨物に乗り合わせ

(まっくらえきのしゅうてんへと)

まっくら駅の終点へと

(ばかっつらゆらゆらはっしゃおーらい)

馬鹿っ面ゆらゆら発車オーライ

(からんからん)

からんからん

(からっぽのまにまにおわりなきさっかくを)

からっぽのまにまに終わりなき錯覚を

(ぼんやりとつきにうかべるより)

ぼんやりと月に浮かべるより

(あっというまにしんじまうからね)

あっという間に死んじまうからね！

(ほんじつはだいすきなきみにあいにいこうぞ)

本日は大好きな君に会いに行こうぞ

(いつかあたたかなはるのひざしもわすれちまうから)

いつか暖かな春の陽射しも忘れちまうから

(ふるえるきみのつめたくなったてをそっとにぎるの)

震える君の冷たくなった手をそっと握るの

(きゅうばしのぎではのうくせりふをはりあわせ)

急場しのぎで歯の浮くセリフを貼り合わせ

(どっぷりつかったぐろいゆめも)

どっぷり漬かったグロい夢も

(あまくそまっちゃっただめのうない)

甘く染まっちゃったダメ脳内

(からんからん)

からんからん

(からっぽのらぶそんぐなげやりにうたうんだ)

からっぽのラブソング投げやりに歌うんだ

(ほんとうのきもちをかくすように)

本当の気持ちを隠すように

(みんなおなじまともじゃないからね)

みんな同じまともじゃないからね！

(かなしくてかりそめのこいだびんぐしちゃうぞ)

悲しくてかりそめの恋ダビングしちゃうぞ

(めにうつるものすべてをきせきにぬりかえてみても)

目に映るもの全てを「奇跡」に塗り替えてみても

(こころうつろいすべてをむいみといみづけてみても)

心うつろい全てを「無意味」と意味づけてみても

(いつかここでいきていたことなどわすれちまうからねえ)

いつかここで生きていたことなど忘れちまうから、ねえ

(ふれてくるえるうたかたのひびをよくみておくよ)

触れて狂える泡沫の日々をよく見ておくよ

(からんからん)

からんからん…

(からんからん)

からんからん

(からっぽのまにまにおわりなきさっかくを)

からっぽのまにまに終わりなき錯覚を

(うたがっててじなをみてるすきに)

疑って手品を観てる隙に

(あっというまにきえちまうからね)

あっという間に消えちまうからね！

(こんにちはどっかあそびにいこう)

こんにちは！どっか遊びに行こう

(きみもぼくもそんざいしたみらいとかこのあいだ)

君もぼくも存在した未来と過去の間

(いまそれをかんじていますので)

今それを感じていますので

(いろいろありますがほんとうはないかもなんですが)

色々ありますが本当は無いかもなんですが

(なんとなくなんとなくただなんとなくなんとなくなんとなく)

なんとなくなんとなくただ、なんとなくなんとなくなんとなく

(きみとわらっていたいの)

君と笑っていたいの