怖い話《従兄弟の日記》3
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問題文
(5がつ20にち)
5月20日
(せんせいのところでじょうかをうけてきた。)
先生の所で浄化を受けてきた。
(ほんとうにすがすがしいきぶんだ。)
本当に清々しい気分だ。
(かえりにあやちゃんにあったけどまったくいらいらしなかった。)
帰りにあやちゃんに会ったけど全くイライラしなかった。
(むしろだきしめたいくらいだった。)
むしろ抱き締めたいくらいだった。
(いえにかえってかあさんをだきしめた。)
家に帰って母さんを抱き締めた。
(へんなこねっていってたけど、ちょっとうれしそうだった。)
変な子ねって言ってたけど、ちょっと嬉しそうだった。
(5がつ21にち)
5月21日
(きょうがげつようびとはおもえないほどさわやかないちにちだった。)
今日が月曜日とは思えないほど爽やかな一日だった。
(むらかみのこうぎもふしぎとたのしくかんじたし、ばいともまったくつかれなかった。)
村上の講義も不思議と楽しく感じたし、バイトも全く疲れなかった。
(はやしさんも、きょうはとてもげんきだねっていってくれた。せんせいさまさまだ。)
林さんも、今日はとても元気だねって言ってくれた。先生様様だ。
(あしたはばいとないし、またたずねよう。)
明日はバイトないし、また訊ねよう。
(5がつ22にち)
5月22日
(せんせいをたずねると、いつもいすにすわっていて)
先生を訪ねると、いつも椅子に座っていて
(まるでくることがわかっていたようにむかえてくれる。)
まるで来る事が分かっていたように迎えてくれる。
(たぶんほんとうにわかってるんだろう。)
多分本当に分かってるんだろう。
(じょうかのこうかをつたえてかんしゃしたら、せんせいもよろこんでくれた。)
浄化の効果を伝えて感謝したら、先生も喜んでくれた。
(じつは、さらにこころをじょうかしてしんじつをみとおすちからをみにつけることもできるらしい。)
実は、更に心を浄化して真実を見通す力を身に付ける事も出来るらしい。
(ぼくのじょうかによるこうかをみるかぎり、そのそしつはじゅうぶんにあるといってくれた。)
僕の浄化による効果を見る限り、その素質は十分にあると言ってくれた。
(ぜひみにつけたいとつたえると、じゅんびがあるからしあさってにきてくれといわれた。)
是非見に付けたいと伝えると、準備があるから明々後日に来てくれと言われた。
(いまからたのしみでしかたがない。)
今から楽しみで仕方がない。
(5がつ23にち)
5月23日
(きょうも、こうぎもばいともたのしめた。)
今日も、講義もバイトも楽しめた。
(あやちゃんにきのうのことをおしえてあげるととてもくやしがっていた。)
あやちゃんに昨日の事を教えてあげるととても悔しがっていた。
(じぶんはいままでそんなはなしきいたことない!といっていた。)
自分は今までそんな話聞いた事ない!と言っていた。
(ざんねんながらあやちゃんにはそしつがないのだろう。はやくちからをみにつけたいな。)
残念ながらあやちゃんには素質がないのだろう。早く力を身に付けたいな。
(5がつ24にち)
5月24日
(きょうえきまえをあるいていると、とつぜんへんなおとこのひとにからまれた。)
今日駅前を歩いていると、突然変な男の人に絡まれた。
(おーらがきえかけてる!とかさいきんへんなことされてないか?とか)
オーラが消えかけてる!とか最近変な事されてないか?とか
(わけのわからないことをたくさんいってきた。)
訳の分からない事を沢山言ってきた。
(あたまのおかしなひとにはかかわりたくない。)
頭のおかしな人には関わりたくない。
(5がつ25にち)
5月25日
(おかしい。おかしい。)
おかしい。おかしい。
(せんせいにぎしきをしてもらってから、へんなものばかりみてしまう。)
先生に儀式をしてもらってから、変なものばかり見てしまう。
(だい3のめをひらくとかいって、おこうをすわされたり、)
第3の目を開くとか言って、お香を吸わされたり、
(たくさんのもようがうごいて、たくさんのひとのめになったり、)
沢山の模様が動いて、沢山の人の目になったり、
(ひとのかおになったりするどうがをみせられたけど、いみがわからなかった。)
人の顔になったりする動画を見せられたけど、意味が分からなかった。
(ぎしきのへやからろうかがふなむしだらけだった。)
儀式の部屋から廊下がフナムシだらけだった。
(かさかさとうごいて、びっしりとかべにはりついている。)
カサカサと動いて、びっしりと壁に張り付いている。
(ぞっとしてへやにもどるとせんせいに、ほんとうにひらいちゃったか。たいへんだ。)
ゾッとして部屋に戻ると先生に、本当に開いちゃったか。大変だ。
(いろいろみえるだろうけどがんばってね。といわれてへやからおしだされた。)
色々見えるだろうけど頑張ってね。と言われて部屋から押し出された。
(ふなむしはきえたけど、ゆかからほこりがふわふわとうきあがってきた。)
フナムシは消えたけど、床から埃がフワフワと浮き上がってきた。
(そとにでてへんなものをたくさんみた。)
外に出て変なものを沢山見た。
(しんごうきのうえにないぞうみたいなものがのっていてぼたぼたとえきたいがしたたっていた。)
信号機の上に内蔵みたいな物が乗っていてボタボタと液体が滴っていた。
(えきのといれではじゃぐちからきいろいえきたいがふきだしていて、)
駅のトイレでは蛇口から黄色い液体が噴き出していて、
(なまぐさくてさわれなかった。)
生臭くて触れなかった。
(いえにかえるとかあさんがいて、あんしんしてないてしまった。)
家に帰ると母さんがいて、安心して泣いてしまった。
(かあさんはやれやれといいながらわらっていた。あとからはずかしくなった。)
母さんはやれやれと言いながら笑っていた。後から恥ずかしくなった。
(いえのなかはなんともないけど、ぼくはどうなってしまったんだろうか。)
家の中は何ともないけど、僕はどうなってしまったんだろうか。
(5がつ26にち)
5月26日
(そとにでたくなくてだいがくをやすんだ。)
外に出たくなくて大学を休んだ。
(まどのそとからでもきょだいななめくじがじめんをはっているのとか、)
窓の外からでも巨大なナメクジが地面を這っているのとか、
(そらからくろいかたまりがふっているのがみえる。)
空から黒い塊が降っているのが見える。
(そとにでたらきがくるってしまいそうだ。)
外に出たら気が狂ってしまいそうだ。
(ゆうがたごろにかあさんがどあのそとからはなしかけてきたけど、)
夕方頃に母さんがドアの外から話しかけてきたけど、
(ちょっとたいちょうがわるいってつたえた。)
ちょっと体調が悪いって伝えた。
(かあさんは、あらそう。としかいわなかった。)
母さんは、あらそう。としか言わなかった。
(いまのところいえのなかではなにもおきない。)
今のところ家の中では何も起きない。
(なんでそとではあんなにいろいろみえるんだろう。)
なんで外ではあんなに色々見えるんだろう。
(5がつ27にち)
5月27日
(せんせいがいえにたずねてきてくれた。)
先生が家に訊ねてきてくれた。
(どうやらしんぱいしてくれたようだ。)
どうやら心配してくれたようだ。
(いえのばしょはおしえてないけど、せんせいならきっとよゆうでわかってしまうんだろう。)
家の場所は教えてないけど、先生ならきっと余裕で分かってしまうんだろう。
(げんじょうをつたえると、せつめいしてくれた。)
現状を伝えると、説明してくれた。
(せんせいはぼくにしんじつをみせるためにぼくのだい3のめをひらいたらしい。)
先生は僕に真実を見せる為に僕の第3の目を開いたらしい。
(くわしいりくつはぼくにはりかいできなかったけど、)
詳しい理屈は僕には理解できなかったけど、
(あのどうがのちからとおこうのちからでかなりのせんざいのうりょくをひきだせるらしい。)
あの動画の力とお香の力でかなりの潜在能力を引き出せるらしい。
(だい3のめをこんとろーるするためには、)
第3の目をコントロールする為には、
(これをのまないといけないといわれ、かんぽうをもらった。)
これを飲まないといけないと言われ、漢方を貰った。
(ねるまえにのむらしいので、これをかきおわったらのんでねることにする。)
寝る前に飲むらしいので、これを書き終わったら飲んで寝る事にする。
(そういえば、せんせいとかあさんはかなりしたしそうだったけどしりあいだったのかな。)
そういえば、先生と母さんはかなり親しそうだったけど知り合いだったのかな。
(これもなにかのえんってやつか。)
これも何かの縁ってやつか。
(5がつ27にち)
5月27日
(だめだ。だめだ。とうとういえのなかでもみえるようになってしまった。)
だめだ。だめだ。とうとう家の中でも見えるようになってしまった。
(といれのべんきのなかからあかぐろいえきたいがあふれてきた。)
トイレの便器の中から赤黒い液体が溢れてきた。
(きっちんにははえのかたまりがたっていた。)
キッチンにはハエの塊が立っていた。
(れいぞうこのなかにはぎっしりとみみずがつまっていた。)
冷蔵庫の中にはぎっしりとミミズが詰まっていた。
(とりあえずへやのなかはまだだいじょうぶらしい。)
とりあえず部屋の中はまだ大丈夫らしい。
(でも、もうすぐへやのなかでもみえるようになりそうだ。)
でも、もうすぐ部屋の中でも見えるようになりそうだ。
(いえのじゃぐちからもきいろいえきたいがでたので、)
家の蛇口からも黄色い液体が出たので、
(へやにみねらるうぉーたーをおいておいてたすかった。)
部屋にミネラルウォーターを置いておいて助かった。
(ゆうがたごろにかあさんがどあごしにはなしかけてきた。)
夕方頃に母さんがドア越しに話しかけてきた。
(かんぽうのこうかがおかしいきがする、とはなすと、おおきなこえでののしられた。)
漢方の効果がおかしい気がする、と話すと、大きな声で罵られた。
(せんせいにぶれいだとかそのままじゃしぬだけだからぜったいにのまないといけないとか。)
先生に無礼だとかそのままじゃ死ぬだけだから絶対に飲まないといけないとか。
(どうしたんだろう。どうしたらいいんだろう。)
どうしたんだろう。どうしたらいいんだろう。
(とりあえずかんぽうがききますように。)
とりあえず漢方が効きますように。