【凋叶棕×ホシニセ】STAR FOLLWER

(あなたのことが、すきです。)

あなたのことが、好きです。

(そのりりしいすがたのすべてが)

その凛々しい姿の全てが

(ほしのいろをおびたひとみ)

星の色彩を帯びた瞳

(ものとーんをそめるこがねのかみ)

黒白を染める黄金の髪

(きょうもどこかで　ちからづよくいきていく　そのすがたは)

今日も何処かで　力強く生きていく　その姿は

(あなたのことを、おもいます。)

あなたのことを、想います。

(そのうつくしいけしきのすべてが)

その美しい景色の全てが

(そのてずからうまれるひかり)

その手ずから生れる光

(ちじょうにうまれいづるあまのがわ)

地上に生れ出づる天の川

(あなたがいきる　このせかいでともに　いきるよろこび)

あなたが生きる　この世界でともに　生きる喜び

(あわいあこがれ)

淡い憧れ

(へだたれたせかい)

隔たれた世界

(とおくからみつめるだけでも)

遠くから見つめるだけでも

(つよいすがた)

強い姿

(くじけないすがた)

挫けない姿

(どれほどゆうきをもらえただろうか！)

どれほど勇気をもらえただろうか！

(けして)

けして

(たやさぬふくつのえみ)

絶やさぬ不屈の笑み

(そのみからはなつかがやき)

その身から放つ輝き

(だれにもりかいされずともあなたは！)

誰にも理解されずともあなたは！

(・・・・・・けだかきこどくのほしか。)

……気高き孤独の星か。

(そのこどくになにをおもう？)

その孤独に何を思う？

(けしてたちいれぬこころを)

けして立ち入れぬ心を

(わたしだけがのぞきたいあなたを！)

ワタシだけが覗きたいあなたを！

(・・・・・・もっとしりたいから。)

……もっと知りたいから。

(あなたのことを、しっています。)

あなたのことを、知っています。

(そのこころにうずまくおもいを)

その心に渦巻く思いを

(はなばなしいすがたのうらで)

華々しい姿の裏で

(かげをあむようなそのいきざま)

影を編むようなその生き様

(それでもけしてまけずに　いきていく　そのちからづよさ)

それでもけして負けずに　生きていく　その力強さ

(あなたのことを、みています。)

あなたのことを、見ています。

(そのひとみのおく　よぎるおもいを)

その瞳の奥　過ぎる思いを

(だれもよみとれぬこうさい)

誰も読み取れぬ光彩

(ことばでいいつくせぬおもいのいろ)

言葉で言い尽くせぬ感情の色

(ひかりのなかにかげをやどしながら　それでもわらう)

光の中に影を宿しながら　それでも笑う

(”おなじひとみ”に)

“同じ瞳”に

(”おなじかみのいろ”)

“同じ髪の色”

(そうしてあなたにちかづいても)

そうしてあなたに近づいても

(それでもなお　じゅうぶんではない)

それでも尚　充分ではない

(あなたのすべてへといたるどこまでも！)

あなたの全てへと至るどこまでも！

(だから)

だから

(あなたのひめるおもい)

あなたの秘める想い

(こどくもあいもうれいさえも)

孤独も哀も憂いさえも

(わたしだけはしっているあなたの！)

ワタシだけは知っているあなたの！

(・・・・・・そばにいるといういみを。)

……傍にいるという意味を。

(わたしだけはゆるされる)

ワタシだけは許される

(あなたをりかいすることを)

あなたを理解することを

(そのとうとさのさきへあなたと！)

その尊さの先へあなたと！

(・・・・・・おなじせかいにむけて。)

……同じ世界に向けて。

(なぜ　あなたは　わらっているの　どろをすすって　おじょくにまみれ)

なぜ　あなたは　笑っているの　泥を啜って　汚辱に塗れ

(わたしのなかの　あなたはとうに　そのひとみを　くもらせたのに)

ワタシの中の　あなたは疾うに　その瞳を　曇らせたのに

(あなたは　どうして　わらっているの　だれかのおかげでわらっているの)

あなたは　どうして　笑っているの　誰かのお陰で笑っているの

(あなたは　どうして　そこまでして　わたしのおもいをうちくだくの　ねぇ！)

あなたは　どうして　そこまでして　ワタシの幻想を打ち砕くの　ねぇ！

(そして)

そして

(あなたというぐうぞうが)

あなたという偶像が

(あなたによってもたらされ)

あなたによって齎され

(あなたによってこわされるあなたに！)

あなたによって壊されるあなたに！

(・・・・・・そんなけんりなどないのに)

……そんな権利などないのに

(どうかだまっていてほしい)

どうか黙っていて欲しい

(あなたはあなたでいてほしい)

あなたはあなたでいて欲しい

(あなたをこわすあなたなどわたしは！！)

あなたをこわすあなたなどワタシは！！

(・・・・・・あなたをみとめない。)

……あなたを認めない。

(わたしはあなたを)

ワタシはあなたを

(だれよりもしり)

だれよりも知り

(あなたよりもっと)

あなたよりもっと

(あなたとなって)

あなたとなって

(ほしをおって　どこまで！！)

星を追って　どこまで！！