現代社会　１章地球環境問題

(せいたいけいのはかいとせいぶつたようせいのげんしょう)

生態系の破壊と生物多様性の減少

(かいようおせんなどがある。)

海洋汚染などがある。

(このようなちきゅうきぼのかんきょうのききは)

このような地球規模の環境の危機は

(１かこくやすうかこくではかいけつできない。)

１か国や数か国では解決できない。

(こくさいしゃかいがきょうりょくしてそのげんいんをとりのぞき)

国際社会が協力してその原因を取り除き

(ききをかいひすることがもとめられる。)

危機を回避することが求められる。

(こうぎょうかにともない)

工業化にともない

(せきたんやせきゆなどのかせきねんりょうが)

石炭や石油などの化石燃料が

(たいりょうにしようされたため、)

大量に使用されたため、

(たいきちゅうにたりょうのにさんかたんそがはいしゅつされた)

大気中に多量の二酸化炭素が排出された

(にさんかたんそはのうどがたかくなると)

二酸化炭素は濃度が高くなると

(ちひょうからほうしゅつされるねつを)

地表から放出される熱を

(にがしにくくし、)

にがしにくくし、

(ちきゅうのきおんをじょうしょうさせる（おんしつこうか）。)

地球の気温を上昇させる（温室効果）。

(きんねん、にさんかたんそなどの)

近年、二酸化炭素などの

(おんしつこうかがすののうどがたかまり、)

温室効果ガスの濃度が高まり、

(ちきゅうのきおんがじょうしょうし（ちきゅうおんだんか）)

地球の気温が上昇し（地球温暖化）

(きこうへんどうがしょうじている。)

気候変動が生じている。

(ｉｐｃｃ（きこうへんどうにかんするせいふかんぱねる）)

ＩＰＣＣ（気候変動に関する政府間パネル）

(は、すうじにわたるほうこくしょで、)

は、数次にわたる報告書で、

(ちきゅうおんだんかがおもに)

地球温暖化がおもに

(にんげんのかつどうによるものであることを)

人間の活動によるものである事を

(あきらかにした。)

明らかにした。

(そして、おんだんかによって)

そして、温暖化によって

(かいすいがぼうちょうしたり)

海水が膨張したり

(ひょうがやきょくちおびのこおりがとけるなどして)

氷河や極地帯の氷が溶けるなどして

(かいめんがじょうしょうしているとし、)

海面が上昇しているとし、

(またつよいたいふうや)

また強い台風や

(しゅうちゅうごうう、)

集中豪雨、

(ねっぱやかんばつなどのいじょうきしょうが)

熱波や干ばつなどの異常気象が

(ふえているとのかんそくをしめした。)

増えているとの観測を示した。

(これらすべてが、)

これらすべてが、

(にんげんかつどうによってしょうじた)

人間活動によって生じた

(おんしつこうかがすのぞうかによるものとは)

温室効果ガスの増加によるものとは

(だんていできないものの、)

断定できないものの、

(このままおんだんかがしんこうすれば)

このまま温暖化が進行すれば

(こうずいひがいやみずぶそくがしんこくかするほか)

洪水被害や水不足が深刻化するほか

(しょくりょうせいさんやひとのけんこうへも)

食糧生産や人の健康へも

(あくえいきょうがしょうじるおそれがあるとしている。)

悪影響が生じる恐れがあるとしている。

(ちきゅうおんだんかは、ちきゅうじょうのすべてのひとびとに)

地球温暖化は、地球上のすべての人々に

(えいきょうをあたえるが、)

影響を与えるが、

(さきにえいきょうをうけるのは)

先に影響を受けるのは

(ひょうこうのたかいみなみたいへいようのしまじまや)

標高の高い南太平洋の島々や

(かんそうちいきのおおいあふりかなどである。)

乾燥地域の多いアフリカなどである。

(またえいきょうがしんこくかすると)

また影響が深刻化すると

(しょうらいのせだいにもただいなひがいを)

将来の世代にも多大な被害を

(あたえることになる。)

与えることになる。

(このためせかいぜんたいで)

このため世界全体で

(おんしつこうかがすのそうはいしゅつりょうを)

温室効果ガスの総排出量を

(２０５０ねんまでにはんげんさせ)

２０５０年までに半減させ

(きおんじょうしょうをにどいないに)

気温上昇を２℃以内に

(おさえるひつようがあるとされる。)

おさえる必要があるとされる。