王子と従者の心得

(おうじ、それはえらばれしもの)

王子、それは選ばれし者

(おうじ、それはたみにあいされるそんざい)

王子、それは民に愛される存在

(そのほほえみはひとびとをいやし、そのゆびさきはかがやくみらいをさししめす)

その微笑みは人々を癒し、その指先は輝く未来を指し示す

(はい！はい)

はい！はい

(おうじについてしりたいのならば、このおとこにきくがいい)

王子について知りたいのならば、この男に聞くがいい

(もとざふらおうこくおうたいししとろにあ)

元ザフラ王国王太子シトロニア

(わたしがのーぶらなおうじのなんたるかをれくちゃーするね！のーぶるだろ！)

ワタシがノーブラな王子のなんたるかをレクチャーするネ！ノーブルだろ！

(おうじたるものだんすのひとつやふたつやみっつやここのつくらいはおどれないとだめね)

王子たるものダンスの一つや二つや三つや九つくらいは踊れないとダメネ

(やさしくつつみこむようにかれーにれでぃをえすこーとするよ)

優しく包み込むようにカレーにレディをエスコートするヨ

(１２３１２３たのしくおどるね)

123123楽しく踊るネ

(みぎ、ひだり、へーい！みぎ、ひだりこわがらないでまちがえたってきにしないよ)

右、左、ヘーイ！右、左こわがらないで間違えたって気にしないヨ

(にっこりわらってぺろってしただすねおうじにひつようなのはえがおとあいきょうだよ)

ニッコリ笑ってペロって舌出すネ王子に必要なのは笑顔と愛嬌ダヨ

(すっげー！さすが！まじおうじじゃん！)

スッゲー！さすが！マジ王子じゃん！

(しとろんさまかっこいいです！でもぼくにできるかな。)

シトロン様かっこいいです！でもボクにできるかな。

(もちろん！みんなでいっしょにおどるね！)

もちろん！みんなで一緒に踊るネ！

(１２３１２３りょうてをまえにみぎ、ひだり、みぎ、ひだりこしをおとして)

123123両手を前に右、左、右、左腰を落として

(ねえこれおかしくない？ぜんぜんかっこよくない)

ねえこれおかしくない？全然かっこよくない

(やっぱりぼくがゆですぎたぶよぶよのぱすただから。)

やっぱりボクが茹ですぎたぶよぶよのパスタだから。

(いやこれどじょうすくいだから！)

いやこれドジョウすくいだから！

(おーみすていくね！でもきにしないよ)

オーミステイクネ！でも気にしないヨ

(にっこりわらってぺろってしただすねおうじにひつようなのはえがおとあいきょうだよ)

ニッコリ笑ってペロって舌出すね王子に必要なのは笑顔と愛嬌ダヨ

(なるほど、これがおうじのこころえ。)

なるほど、これが王子の心得。

(つぎはこのおれがじゅうしゃのこころえについてせつめいしよう。じゅうしゃのこころえ？)

次はこの俺が従者の心得について説明しよう。従者の心得？

(じゅうしゃたるもの、つねにおうじのそばにたちおうじをりかいしなければならない)

従者たるもの、常に王子の傍に立ち王子を理解しなければならない

(じゅうしゃたるもの、あるじのめいれいをみこしてうごかなければならない)

従者たるもの、主の命令を見越して動かなければならない

(れいせいちんちゃくさきのさきをみすえておじぎのかくどは４５ど)

冷静沈着先の先を見据えてお辞儀の角度は45度

(ほほえむときはひかえめにすべてはあるじのしあわせのため)

微笑む時は控えめに全ては主の幸せのため

(がいがいゆうのうすぎ！つかうたうますぎぃ！)

ガイガイ有能すぎ！つか歌うますぎィ！

(ひいいおれできるかな。おうじもじゅうしゃさんもたいへんそうだね。)

ひいいオレできるかな。王子も従者さんも大変そうだね。

(だいじょうぶね！れんしゅうすればできるようになるよ！)

大丈夫ネ！練習すればできるようになるヨ！

(おうじとじゅうしゃのみちはいちにちにしてならず。さあ、ともにうたうぞ！はい！はいっす！)

王子と従者の道は一日にしてならず。さあ、共に歌うぞ！はい！はいっす！

(おうじたるものだんすのひとつやふたつやみっつやここのつくらいはおどれないとだめね)

王子たるものダンスの一つや二つや三つや九つくらいは踊れないとダメネ

(じゅうしゃたるものあるじのあらゆるめいれいをみこしてうごかなければならない)

従者たるもの主のあらゆる命令を見越して動かなければならない

(まちがえたってきにしないよにっこりわらってぺろってしただすね)

間違えたって気にしないヨニッコリ笑ってペロって舌出すネ

(おうじにひつようなのはえがおとあいきょうだよ)

王子に必要なのは笑顔と愛嬌ダヨ

(れいせいちんちゃくさきのさきをみすえておじぎのかくどは４５どすべてはあるじのしあわせのため)

冷静沈着先の先を見据えてお辞儀の角度は45度全ては主の幸せのため

(それがおうじのそれがじゅうしゃのこころえだ)

それが王子のそれが従者の心得だ