八尾の魂 第二章

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意味のない文章
これを読んでいたらものぐるおしさを理解しました

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(「おまえはあほじゃないんだ」とかのじょにいってあげるべきだとおもいました。)

「お前はアホじゃないんだ」と彼女に言ってあげるべきだと思いました。

(なぜならかのじょこそがしんの「ゆうしゃ」なのだから!)

何故なら彼女こそが真の『勇者』なのだから!

(そしておれもかのじょもけっしてしにません、いやしねないのです!)

そして俺も彼女も決して死にません、いや死ねないのです!

(なぜならおれたちにはふしののろいがかけられているからです!)

なぜなら俺たちには不死の呪いがかけられているからです!

(もういっしょうおいることはありませんし、びょうきになることもないんです!)

もう一生老いることはありませんし、病気になることもないんです!

(おれたちはむてきなのです!!さいきょうなのですよ!)

俺たちは無敵なのです!!最強なのですよ!

(さいこうのぱーとなーではないですか!)

最高のパートナーではないですか!

(はやくおとなになりたいですね・・・がまんできないですーー!)

早く大人になりたいですね…我慢できないですーー!

(さあきょうもがんばろうぜ!れっつごーだぞい!)

さあ今日も頑張ろうぜ!レッツゴーだぞい!

(「けんまざい?」 とかのじょがいいました。)

「研磨剤?」 と彼女が言いました。

(「そうです」といっておれはじぶんのてについているしろいこなをみせました。)

「そうです」と言って俺は自分の手についている白い粉を見せました。

(するとかのじょはすこしきょうみをもったようすでおれのてもとをのぞきこんできました。)

すると彼女は少し興味を持った様子で俺の手元を覗き込んできました。

(しかしすぐめをそらしてしまいましたね・・・)

しかしすぐ目をそらしてしまいましたね…

(きらわれているのかな?「まあ、そんなことはどうでもいいけどさ!)

嫌われているのかな? 「まあ、そんなことはどうでもいいけどさ!

(とりあえずかのじょのすがたをおがむことができただけでまんぞくですからねええ!)

とりあえず彼女の姿を拝むことができただけで満足ですからねええ!

(ああもうかわいいなあちくしょうめえええ!)

ああもう可愛いなあチクショウめえええ!

(おっとしつれいついこころのこえがくちにでてしまったようだでもしかたがないだろう)

おっと失礼つい心の声が口に出てしまったようだでも仕方がないだろう

(だってほんとうにかわいいんだからさああっ!)

だって本当に可愛いんだからさああっ!

(はあっはあっはあ・・・はあふぅ、おちつけおれよれいせいになれ、れいせいになるんだくーる)

はあっはあっはあ…はあふぅ、落ち着け俺よ冷静になれ、冷静になるんだクール

(になれおとこならばつねにくーるでいるべきだぜったいにみすをするんじゃないぞぜったいだ)

になれ男ならば常にクールでいるべきだ絶対にミスをするんじゃないぞ絶対だ

など

(わかったか!?よしそれじゃあしんこきゅうしておちついてかんがえてみようなぜ)

わかったか!?よしそれじゃあ深呼吸して落ち着いて考えてみよう何故

(このようなじょうきょうになってしまったのかをまずおもいかえしてみることからはじめる)

このような状況になってしまったのかをまず思い返してみることから始める

(べきだろうじぶんがなにをしたのかをめいかくにりかいしていればだかいさくが)

べきだろう自分が何をしたのかを明確に理解していれば打開策が

(みえてくるかもしれないのだから。よしがんばってかんがえよう。)

見えてくるかもしれないのだから。よし頑張って考えよう。

(まずおれはいま、じぶんのへやにいる。 そしてめのまえにはかのじょがいる。)

まず俺は今、自分の部屋にいる。 そして目の前には彼女がいる。

(いじょうである。 うん、さっぱりわからんな!)

以上である。 うん、さっぱりわからんな!

(だがあきらめるのはまだはやいぞおれよ。もうすこしかんがえてみようじゃないか、)

だが諦めるのはまだ早いぞ俺よ。もう少し考えてみようじゃないか、

(がんばればきっとなんとかなるはずだ、そうにちがいない、いやぜったいそうだ!)

頑張ればきっとなんとかなるはずだ、そうに違いない、いや絶対そうだ!

(よしがんばろう!まずはじょうきょうをせいりしようではないか!)

よし頑張ろう!まずは状況を整理しようではないか!

(まずおれはいまじぶんのへやにいるな?そしてめのまえにはかのじょがいる。いじょうだ。)

まず俺は今自分の部屋にいるな?そして目の前には彼女がいる。以上だ。

(うんぜんぜんわからんわこれじゃあなにもわからないよどうしよう・・・)

うん全然わからんわこれじゃあ何もわからないよどうしよう…

(ああでもひとつだけわかったことがあるそれはおれがかのじょにこいをしているということ)

ああでも一つだけわかったことがあるそれは俺が彼女に恋をしているということ

(だなこれがいちばんじゅうようなことかもしれないねだってこんなにどきどきしてるんだも)

だなこれが一番重要なことかもしれないねだってこんなにドキドキしてるんだも

(んしかたないよねこれはもうみとめるしかないよねぇだってしかたないもん!)

ん仕方ないよねこれはもう認めるしかないよねぇだって仕方ないもん!

(でもさこれってこいなわけだけどもうすでにこくはくしてるようなものだよねだったら)

でもさこれって恋なわけだけどもうすでに告白してるようなものだよねだったら

(どうなるの?このあとどうなっていくの?つきあえるかのうせいあるかな?)

どうなるの?この後どうなっていくの?付き合える可能性あるかな?

(どうなんだろうねわかんないけどまぁいいや)

どうなんだろうね分かんないけどまぁいいや

(とりあえずいまはおいといてさきにすすもうか、そうしよう。)

とりあえず今は置いといて先に進もうか、そうしよう。

(じゃあつぎはなにをすればよいだろうかかんがえてみようかな、)

じゃあ次は何をすれば良いだろうか考えてみようかな、

(うーんそうだねぇまずはおたがいのことをもっとよくしるひつようがあるんじゃないか)

うーんそうだねぇまずはお互いのことをもっとよく知る必要があるんじゃないか

(とおもうんだよねだからさちょっとしつもんしてもいいかな?)

と思うんだよねだからさちょっと質問してもいいかな?

(うんいいよありがとうそれじゃあさっそくきくけどさあなたってすきなひといる?)

うんいいよありがとうそれじゃあ早速聞くけどさあなたって好きな人いる?

(もしいるとしたらだれですか?おしえてほしいなーなんて)

もしいるとしたら誰ですか?教えてほしいなーなんて

(おもったりもしているんですがいかがでしょうか?・・・え?いないんですか?)

思ったりもしているんですがいかがでしょうか?…え?いないんですか?

(ほんとうにいないんですか?ふーんそうなんだぁじゃあいますきなひとがいない)

本当にいないんですか?ふーんそうなんだぁじゃあ今好きな人がいない

(ということはしょうらいてきにだれかをすきになるかもしれないということですよね)

ということは将来的に誰かを好きになるかもしれないということですよね

(じゃあそれってつまりいまはだれのものでもないということですよね)

じゃあそれってつまり今は誰のものでもないということですよね

(だったらおれでもちゃんすはあるってことだよね!?よっしゃあ!がんばるぞお!」)

だったら俺でもチャンスはあるってことだよね!?よっしゃあ!頑張るぞお!」

(「うるさいですよ」とかのじょにいわれてしまいました。)

「うるさいですよ」と彼女に言われてしまいました。

(ぼくははずかしくなってだまりこんでしまいました。 ああもうだめだしにたいです)

僕は恥ずかしくなって黙り込んでしまいました。 ああもうダメだ死にたいです

(しにますしんでしまいたいですころして 「だめです」とおれはいった。)

死にます死んでしまいたいです殺して 「ダメです」と俺は言った。

(するとかのじょはうれしそうなこえでこういいました。)

すると彼女は嬉しそうな声でこう言いました。

(「そうよね、やっぱりわたしはあほなんかじゃなかったわ!」とかのじょがいうので、)

「そうよね、やっぱり私はアホなんかじゃなかったわ!」と彼女が言うので、

(???)

俺も喜んで答えることにしました。 「そうですとも!あなたはバカです!」

(というと、かのじょはにっこりとわらってくれました。)

と言うと、彼女はニッコリと笑ってくれました。

(そしておれたちはなかよくてをとりあっておどりはじめました。)

そして俺たちは仲良く手を取り合って踊り始めました。

(それはまるでゆめのようなじかんでした。)

それはまるで夢のような時間でした。

(いつまでもこのしあわせなじかんがつづけばいいのにとおもいましたが、)

いつまでもこの幸せな時間が続けばいいのにと思いましたが、

(ざんねんながらおわりがきてしまいました。でもだいじょうぶ!)

残念ながら終わりが来てしまいました。でも大丈夫!

(またあしたあえる”はず”ですからね。)

また明日会える”はず”ですからね。

(それではしつれいします!!よいひをおすごしください!!さようならー!!!)

それでは失礼します!!よい日をお過ごしください!!さようならー!!!

(あるなつのひのはなしなんだけどさ、まどをあけたらおんなのこがのぞいてたんだよね。)

ある夏の日の話なんだけどさ、窓を開けたら女の子が覗いてたんだよね。

(しかもなぜかあかいらんどせるをしょっててしょうがくせいのようだった。)

しかもなぜか赤いランドセルを背負ってて小学生のようだった。

(めがあうとはずかしそうにしながらかのじょはいった。)

目が合うと恥ずかしそうにしながら彼女は言った。

(「ねえおじさん。・・・・・・わたしのこと、みえとるよね?」)

「ねえおじさん。……私のこと、見えとるよね?」

(わたしはきゅうにあらわれたひげんじつてきなじょうきょうにおどろきながらもやさしくほほえんだんだ。)

わたしは急に現れた非現実的な状況に驚きながらも優しく微笑んだんだ。

(だいじょうぶだよこわくないからねといいながらも)

大丈夫だよ怖くないからねと言いながらも

(かのじょとかかわることについてけんとうしたけっか、かかわらないことにきめたんだけどね。)

彼女と関わることについて検討した結果、関わらないことに決めたんだけどね。

(たましいがぬけげのようにぬけたようにこのみをなげているわたしはかなしみにとらわれて)

魂が抜け毛のように抜けたようにこの身を投げている私は悲しみにとらわれて

(いるのだ「しくしくしく・・・・・・」)

いるのだ『しくしくしく……』

(あ~なさけないなぁこういうところはおとなとしてどーなんだろうなっておもうよ、)

あ〜情けないなぁこういうところは大人としてどーなんだろうなって思うよ、

(いまどきこういったこころにおこさないくそまじめなにんげんなんていらんだろ?)

今時こういった心に起こさないクソ真面目な人間なんていらんだろ?

(てんかいちぶとうかいとかいういかにもこっけいでいやしくてぼんようなばんぐみであるのだが)

天下一武闘会とかいういかにも滑稽で卑しくて凡庸な番組であるのだが

(きょうはあまりにもほうそうひがわるい。)

今日はあまりにも放送日が悪い。

(こころをおだやかなにんげんとしてのこうぞうじょうのじょせい、われわれはかいかびょうとえきびょうのりゅうこうで)

心を穏やかな人間としての構造上の女性、我々は開花病と疫病の流行で

(かうんとだうんをおくっているそくめんもあるなかたいせつないべんとだがざんねんすぎる。)

カウントダウンを送っている側面もある仲大切なイベントだが残念すぎる。

(おやのぺーじにふりそそぐがすいじょうにしてはいけない)

親の頁に降り注ぐガス以上にしてはいけない

(びくとりあなんかとうていそんなもんはむりだ。)

ビクトリアなんか到底そんなもんは無理だ。

(おれはいきどおってかぜになったのでそとでかいそうするのにもよゆうをくれよう)

俺は憤って風邪になったので外で壊走するのにも余裕をくれよう

(しかしたたきつけてもたたきつけてもやっかいなおんなはかのじょらのかおが)

しかし叩きつけても叩きつけても厄介な女は彼女らの顔が

(わらっているのがめにみえる。 あまりにきにしてたえずさくせんばかりで)

笑っているのが目に見える。 あまりに気にして絶えず作戦ばかりで

(よばれてしまうことやぶさかではないことはうつくしくないが)

呼ばれてしまう事やぶさかではない事は美しくないが

(さてどういったすとーりーせいかあなうちきょうそうやで!)

さてどういったストーリー性か穴撃ち競争やで!

(「あは」「あは」「あはっはは!」「あはっはは!」「あはっはははは!!」)

「あは」「あは」「あはっはは!」「あはっはは!」「あはっはははは!!」

(「あははははははは!!」「あははは」「あはは」「あはは」「あはは」 )

『あははははははは!!』『あははは』「あはは」「あはは」「あはは」

(「あははははははは!!」 「ああああああああああははあああ!、)

「あははははははは!!」 「ああああああああああははあああ!、

(・・・もういや!!いくらでもあじわえさあんのせかいじゅうでなんともわたしにひたれる)

…もう嫌!!いくらでも味わえさあんの世界中で何とも私に浸れる

(きせきのこころをかおごと。みたしてくださいくことをああああああはっはっはっはあっ!)

奇跡の心を顔ごと。満たしてくださいく琴をああああああはっはっはっはあっ!

(だううずらああああ(ずうすら)ざしゅっりゅうがわたしにおそいかかるまえに)

だううずらああああ(ずうすら)ザシュッ竜が私に襲いかかる前に

(うおつおんなになってきましたよ!!」)

う乙女になってきましたよ!!』

(わたしはそんなことをしゃべりながらきっちんのれいぞうこをあけようとしました。そのとき、)

私はそんな事を喋りながらキッチンの冷蔵庫を開けようとしました。その時、

(あしもとになにかがあたったかんしょくがあり、)

足元に何かが当たった感触があり、

(あしもとをみるとゆかにちゅうしゃきとくすりがころがっているではありませんか。)

足元を見ると床に注射器と薬が転がっているではありませんか。

(わたしのしんぞうはいっしゅんでこおりづけにされてしまいました。ああこわい。こわくてたまりません)

私の心臓は一瞬で氷漬けにされてしまいました。ああ怖い。怖くてたまりません

(だってもしこれがどくやくだったら・・・・・・そうかんがえるとからだじゅうにさむけがはしり、おもわずじ)

だってもしこれが毒薬だったら……そう考えると身体中に寒気が走り、思わず自

(ぶんのからだをだきかかえるようにしてがたがたとふるえてしまいました。)

分の体を抱きかかえるようにしてガタガタと震えてしまいました。

(しかしこのままほうちするわけにもいきませんし、とりあえず)

しかしこのまま放置するわけにもいきませんし、とりあえず

(ちゅうしゃきとくすりはかいしゅうしておきましょう。わたしはおそるおそるてをのばしました。)

注射器と薬は回収しておきましょう。私は恐る恐る手を伸ばしました。

(するととつぜんはいごから「おい」とこえをかけられたのです。おどろいてふりむくとそこに)

すると突然背後から「おい」と声をかけられたのです。驚いて振り向くとそこに

(はみしらぬおとこが)

は見知らぬ男が

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