思わず旅に出たくなる。青春１８切符キャッチコピー

(くうきは、よむものじゃなく、すいこむものだった、とおもいだしました)

空気は、読むものじゃなく、吸い込むものだった、と思い出しました

(なんでだろう、なみだがでた)

なんでだろう、涙がでた

(おしゃべりはつづくよどこまでも)

おしゃべりはつづくよどこまでも

(おとなには、いいきゅうかをとる、というしゅくだいがあります)

大人には、いい休暇をとる、という宿題があります

(あのころのあおをさがして)

あの頃の青を探して

(ぜんりゃく、ぼくはにほんのどこかにいます)

前略、僕は日本のどこかにいます

(たまにはみちくさばっかりしてみる)

たまには道草ばっかりしてみる

(なつやすみは、ねぼうがいちばんもったいない)

夏休みは、寝坊が一番もったいない

(ああ、ここだ、とおもうえきがきっとある)

ああ、ここだ、と思う駅がきっとある

(おもわずおりてしまう、というけいけんをしたことがありますか)

思わず降りてしまう、という経験をしたことがありますか

(つうかしない。たちどまってきおくする。そんなたびです)

通過しない。立ち止まって記憶する。そんな旅です

(はじめてに、ねんれいせいげんはありません)

初めてに、年齢制限はありません

(であいに、ねんれいせいげんはありません)

出会いに、年齢制限はありません

(しかいにはいりきらないはるが、めのまえにひろがっていました)

視界に入りきらない春が、目の前に広がっていました

(このまちでそだったら、どんなわたしになっていただろう)

この街で育ったら、どんな私になっていただろう

(ぼくらがおりたしゅうちゃくえきは、だれかのたびのしはつえきでもある)

僕らが降りた終着駅は、誰かの旅の始発駅でもある

(「はやくつくこと」よりもたいせつにしたいことがあるひとに)

「早く着くこと」よりも大切にしたいことがある人に

(つうかしない。たちどまってきおくする。そんなたびです)

通過しない。立ち止まって記憶する。そんな旅です

(がっこうをそつぎょうすると、はるはだまっていってしまうようになる)

学校を卒業すると、春は黙って行ってしまうようになる

(しゃそうにうつったじぶんをみた。いつもより、いいかおだった)

車窓に映った自分を見た。いつもより、いい顔だった