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歌詞(問題文)
(ゆわくかみのたばのにおい)
結く髪の束の匂い、
(おえつしらずのえいこせいすい)
嗚咽知らずの栄枯盛衰。
(くらくよどんだいすのかげに)
暗く澱んだ椅子の影に、
(とけるくろまくははっぽうびじん)
融ける黒幕は八方美人。
(つうじるげんちがたがうのか)
通じる言質が違うのか、
(どいつもこいつもいんしつで)
どいつもこいつも陰湿で。
(そうじゅうせきのないきたいには)
操縦席の無い機体には、
(だれがおとずれるだろう)
誰が訪れるだろう。
(きみょうなにじゅうせいかつ)
奇妙な二重生活、
(むしろここちよくかんじていた)
寧ろ心地よく感じていた。
(さぞかしいいきみか)
嘸かし良い気味か、
(さげすめそしれたたれにげまどえ)
蔑め誹れ祟れ逃げ惑え！
(さけぶこえすら)
叫ぶ声すら、
(ちりとどうぎか)
塵と同義か、
(えたいのしれないあくいにかられ)
得体の知れない悪意に駆られ、
(ああ)
嗚呼。
(こくうをあおぐしゅううのき)
虚空を仰ぐ驟雨の樹、
(ねがおれたきがした)
根が折れた気がした。
(なずむからだは)
泥む躰は、
(あきらめわるく)
諦め悪く、
(さてつのようなことばをのみこんだ)
砂鉄の様な言葉を飲み込んだ、
(これこそきょうちょうかな)
是こそ凶兆哉、
(しにいたるでしょう)
死に至るでしょう。
(すべてじゅうごのせいです)
全て十五の所為です。
(ゆわくはなのたばのかおり)
結く花の束の香り、
(じょくせにまどろんだこはくいろ)
濁世に微睡んだ琥珀色。
(なげるなきがらのさいのめは)
投げる亡骸のサイの目は、
(とうぼうをはかるたまむしいろ)
逃亡を図る玉虫色。
(しょうずるいんがはせんざいか)
生ずる因果は潜在か、
(どうりでだれもみかたがいない)
どうりで誰も味方がいない。
(じょうほうりょうにいぞんしたしは)
情報量に依存した死は、
(びょうどうにあたえられる)
平等に与えられる。
(ふほんいなたわごとも)
不本意な戯言も、
(こんきょをさがすのはかんたんで)
根拠を探すのは簡単で、
(そうしたさいみんは)
そうした催眠は、
(しつようにあなたをにくむのだろう)
執拗にあなたを憎むのだろう。
(さけぶこえすら)
叫ぶ声すら、
(ちりとどうぎか)
塵と同義か、
(えたいのしれないあくいにかられ)
得体の知れない悪意に駆られ、
(ああ)
嗚呼。
(こくうをあおぐしゅううのき)
虚空を仰ぐ驟雨の樹、
(ねがおれたきがした)
根が折れた気がした。
(はぜるしこうは)
爆ぜる思考は、
(ふくしゅうめばえ)
復讐芽生え、
(ちゅうづりのままよぎったなみだ)
宙吊りのまま過った涙。
(どうせならそのことば)
如何せならその言葉、
(ゆいごんとしよう)
遺言としよう。
(すべてじゅうごのせいです)
「全て十五の所為です。」