冥冥

(りふじんなせかいねひびうらんでもやんでもたりない)

理不尽な世界ね　日々恨んでも病んでも足りない

(ああきみにつたえたいよあたまのなか)

嗚呼　君に伝えたいよ頭の中

(しあわせなおまえにきっとあのこのことはすくえない)

幸福なお前にきっとアノ子のことは救えない

(しゅうじつたえだえよあさがくるわ)

終日絶え絶えよ　朝が来るわ

(つかえないのうとさえないじんせいに)

使えない脳と冴えない人生に

(そんざいしないかちをみいだして)

存在しない価値を見出して

(ふかいあいぞうあいなかばして)

深い愛憎相半ばして

(こたえのないままあしたにぜんぶもちこして)

答えのないまま明日に全部持ち越して

(めいめいふあんしょうまいよついではいでまた)

冥冥　不安症毎夜継いで接いでまた

(こえてくれよわらってないて)

超えてくれよ　笑って泣いて

(めいめいかんじょうあいもないよさいごなんだ)

命命　感情愛もないよ最期なんだ

(とめてくれよわかってないね)

止めてくれよ　わかってないね

(めいめいねらってちゃんとなまりのだんがん)

明明　狙ってちゃんと鉛の弾丸

(こめてうてよいっぱつでうばって)

込めて撃てよ　一発で奪って

(めぇめぇさいていだってふさいでないてたんだ)

メェメェ　最低だって塞いで鳴いてたんだ

(こえてゆくえご)

肥えてゆくエゴ

(くらくくらくくらくふかみにおっこちて)

暗く冥く闇く深みに落っこちて

(ひのひかりあがるなりやまぬかんせい)

陽の光　揚がる鳴り止まぬ歓声

(そのうらがわでのびてゆくかげ)

その裏側で伸びてゆく影

(へだててひょうりいったいきわめてこんりんざい)

隔てて表裏一体　極めて金輪際

(だれもすくえないとこよでことばをとげ)

誰も救えない常世で言葉を砥げ

(つたないぶんがくとたりないおんがくに)

拙い文学と足りない音楽に

(そんざいしたいわたしをうつしだして)

存在したい私を映し出して

(てさぐりなやみのなかでこそ)

手探りな闇の中でこそ

(ほんとうのあんたのかたちがみえるとおもっている)

本当のアンタの形が見えると思っている

(めいめいふあんしょうまいよついではいでまた)

冥冥　不安症毎夜継いで接いでまた

(こえてくれよわらってないて)

超えてくれよ　笑って泣いて

(めいめいかんじょうあいもないよさいごなんだ)

命命　感情愛もないよ最期なんだ

(うたってくれよ)

歌ってくれよ

(もっとくろくぐろくきかせろそのこえを)

もっと黒くグロくキかせろその声を

(めいめいふあんしょうまいよついではいでまた)

冥冥　不安症毎夜継いで接いでまた

(こえてくれよわらってないて)

超えてくれよ　笑って泣いて

(めいめいかんじょうあいもないよさいごなんだ)

命命　感情愛もないよ最期なんだ

(とめてくれよわかってないね)

止めてくれよ　わかってないね

(めいめいねらってちゃんとなまりのだんがん)

明明　狙ってちゃんと鉛の弾丸

(こめてうてよいっぱつでうばって)

込めて撃てよ　一発で奪って

(めぇめぇさいていだってふさいでないてたんだ)

メェメェ　最低だって塞いで鳴いてたんだ

(こえてゆけえご)

肥えてゆけエゴ！！

(くらくくらくくらくくらくくらうくらくらくらっく)

暗く冥く闇く苦楽喰らう眩々crack

(ふかみにおっこちてい)

深みに堕っこ地底