占っていたんです　Chevon

(はなびらがあといちまいしかのこってないから)

花弁があと1枚しか残ってないから

(すきのところでとめて)

｢好き｣のところで止めて

(かびんにいれてまくらもとにおいておいたんです)

花瓶に入れて枕元に置いておいたんです

(でもけさがたちいさくゆれてちってしまいました)

でも、今朝方、小さく揺れて散ってしまいました

(あーあ)

あーあ。

(はんぶんあけたまどからかーてんをすこしなびかせて)

半分開けた窓からカーテンを少し靡かせて

(ここちよいかぜがしゃつのなかをなでたので)

心地よい風がシャツの中を撫でたので

(いつもよりねおきがよくて)

いつもより寝起きが良くて

(きょうはいいひになる)

｢今日は良い日になる｣

(いいひになるっておもったんです)

良い日になるって思ったんです

(おもっていたんです)

思っていたんです

(あぁ)

…あぁ。

(かいかぶっていたんですどこかで)

買い被っていたんです、どこかで

(あなたがわたしをすきになるふたりはむすばれる)

あなたが、私を好きになる　2人は結ばれる

(そうじゃないとねえそうじゃないと)

そうじゃないと、ねえそうじゃないと

(わたしのものがたりはどうしてもばっどえんどになってしまうよ)

私の物語はどうしても、バッドエンドになってしまうよ

(うらなっていたうらなっていたんです)

占っていた、占っていたんです

(あなたとわたしのそういについて)

あなたと私の相違について

(うらやんでいたうらやんでいたんです)

羨んでいた、羨んでいたんです

(あなたがとなりにあたりまえにいるへいこうせかいせんで)

あなたが隣に当たり前にいる平行世界線で

(あのひわたしのなまえをよんだきまぐれをえんちょうしたゆめをずっと)

あの日私の名前を呼んだ気まぐれを延長した夢をずっと

(みているのですさめないように)

みているのです　覚めないように

(あなたじゃなきゃだめなのに)

あなたじゃなきゃ　だめなのに

(あなたじゃなきゃ)

あなたじゃなきゃ、

(あたりまえがあといっかいしかのこってないのは)

当たり前があと1回しか残ってないのは

(すきをこころでとめて)

「好き」を心で止めて

(ずっとだいじにだいじにしまっておいたせいです)

ずっと大事に大事にしまっておいた所為です

(ああいつしかあなたはわたしのしらないひとになってしまいました)

ああ、いつしかあなたは私の知らないひとになってしまいました

(うらなっていたうらなっていたんです)

占っていた、占っていたんです

(あなたのとなりでいつもわたしは)

あなたの隣でいつも私は

(こわがっていたこわがっていたんです)

怖がっていた、怖がっていたんです

(あなたのまつげがじょうげするたびにわたしはいおうとして)

あなたの睫毛が上下する度に私は言おうとして

(なのにまたきっとあまえてしまうきのうみたできすぎのゆめに)

なのにまたきっと甘えてしまう　昨日みた出来過ぎの夢に

(ずっとずっとずっとずっとずっとずっと)

ずっとずっとずっとずっとずっとずっと

(すがっているのですさめないのですいえないのです)

縋っているのです覚めないのです言えないのです

(あのひあなたがわたしのなまえをよんだことは)

あの日あなたが私の名前を呼んだことは

(きまぐれなんかじゃないとおもいたいのです)

｢気まぐれなんかじゃない｣と思いたいのです

(あぁばかだな)

あぁ、馬鹿だな。

(はんぶなけたまどからかーてんをすこしなびかせて)

半分開けた窓からカーテンを少し靡かせて

(ここちよいかぜがしゃつのなかをなでたので)

心地よい風がシャツの中を撫でたので

(いつもよりねおきがよくて)

いつもより寝起きが良くて

(きょうはいいひになる)

｢今日は良い日になる｣

(いいひになるっておもったんです)

良い日になるって思ったんです

(おもっていたんです)

思っていたんです

(うらなっていたうらなっていたんです)

占っていた、占っていたんです

(あなたとわたしのそういについて)

あなたと私の相違について

(うらやんでいたうらやんでいたんです)

羨んでいた、羨んでいたんです

(あなたがとなりにあたりまえにいるへいこうせかいせんで)

あなたが隣に当たり前にいる平行世界線で

(あのひわたしのなまえをよんだきまぐれをえんちょうしたゆめをずっと)

あの日私の名前を呼んだ気まぐれを延長した夢をずっと

(みているのです)

みているのです

(さめないようにあなたじゃなきゃ)

覚めないように　あなたじゃなきゃ、

(あなたじゃなきゃだめなのに)

あなたじゃなきゃ。　だめなのに

(あぁばかだな)

あぁ、馬鹿だな。

(わたしわたしうらなっていたんです)

私、私、占っていたんです。