ダンス・デカダンス

(ああなんかいなせかいなんです)

嗚呼、難解な世界なんです

(どうかんがえてもそんなにじょうずにいきられないの)

どう考えてもそんなに上手に生きられないの

(なんで)

なんで？？

(もういっきょしゅいっとうそくのろうすらもったいないなんて)

もう一挙手一投足の労すら勿体無いなんて

(おもっておとっていくげんじょう)

思って、劣っていく、現状。

(まいかいかんたんないいわけで)

毎回、簡単な言い訳で

(さえないこういをいだいてはないて)

冴えない好意を抱いては泣いて

(あいまいないきをしてあさをまっていた)

曖昧な息をして朝を待っていた

(あー)

あーーーー!!!!

(つまんないしこうになっちゃっている)

ツマンナイ思考になっちゃっている

(ひとりになっちゃっている)

独りになっちゃっている

(すくわれてたいやいや)

救われてたいやいや

(だれがどうだってかれがどうだって)

誰がどうだって彼がどうだって

(それがどうしたってたんかきっていえなくてくだらない)

それがどうしたって啖呵切って言えなくて下らない

(つまんないおとなになってきている)

ツマンナイ大人になってきている

(ひとのめばっかみている)

人の目ばっか見ている

(いきができないやいや)

息ができないやいや

(よんだほんだってくれたきょうだって)

読んだ本だって暮れた今日だって

(ふれたほおだってつめたくなって)

触れた頬だって冷たくなって

(こんなもんだってゆめはしょうらいせいをうしなってゆく)

｢…こんなモンだ｣って夢は将来性を失ってゆく

(ああばいばいだまたらいせ)

ああ。バイバイ だ、また来世

(せいぞんあんぱいでへいたんなみちをえらんであるいて)

生存安牌で平坦な道を選んで歩いて

(うまらないきょりをきょうもうたっている)

埋まらない距離を今日も歌っている

(それじゃぁだれかのくぐつじゃぁないか)

(ｿﾚｼﾞｬｧﾀﾞﾚｶﾉｸｸﾞﾂｼﾞｬｧﾅｲｶ)

(ねんれいそうおうによていどおり)

年齢相応に予定通り

(しだいにしたいがうごいてるようにわらって)

次第に死体が動いてる様に笑って

(へいへいぼんぼんなろぼっとになってゆくんだ)

平々凡々なロボットになってゆくんだ

(つまんないしこうになっちゃっている)

ツマンナイ思考になっちゃっている

(ひとりになっちゃっている)

独りになっちゃっている

(すくわれてたいやいや)

救われてたいやいや

(だれがどうだってかれがどうだって)

誰がどうだって彼がどうだって

(それがどうしたってたんかきって)

それがどうしたって啖呵切って

(いえなくてくだらない)

言えなくて下らない

(つまんないりそうをえがいちゃっている)

ツマンナイ理想を描いちゃっている

(ふつうにとっかしている)

｢普通｣に特化している

(こころおどらないやいや)

心躍らないやいや

(ほんとうになったってうそになったって)

本当になったって、嘘になったって

(こわれたってもとにもどったってどうでもいいよ)

壊れたって元に戻ったってどうでもいいよ。

(ずっとそうやっていきてゆくのなら)

ずっとそうやって生きてゆくのなら

(ああばいばいだまてないぜ)

ああ。バイバイ だ、待てないぜ。

(あいたいしたみらいのぼくはどううつっていますか)

相対した未来の僕はどう映っていますか

(どっちをむいたっておっこちそうになっているんだ)

どっちを向いたって落っこちそうになっているんだ

(ゆえにばいばい)

故にバイバイ

(とおざかってきえるしゃそうをずっとみている)

遠ざかって消える車窓をずっと見ている

(まえをむけないやいや)

前を向けないやいや

(ありがとうそれじゃさよなら)

ありがとう。それじゃ、さよなら

(そんなことをなんかいもくりかえしたって)

そんなことを何回も繰り返したって

(あとになにがのこるのだろう)

後に何が残るのだろう

(おどってくれおどっておくれよぼくのうたで)

踊ってくれ、踊っておくれよ僕の歌で

(なあここだよっておしえて)

なあ、｢ここだよ｣って教えて

(きみだけがあいやいや)

君だけが愛やいや

(うまれかわったってとりになったって)

生まれ変わったって、鳥になったって

(むしになったってくさになったって)

虫になったって、草になったって

(ぼくはずっときみだけにいのちをとすのだろう)

僕はずっと君だけに命を賭すのだろう

(ああおどってくれらいせでもぼくのうたで)

ああ、踊ってくれ来世でも。僕の歌で