悲劇のヒロイン

(わざとでんわしたんだよ)

わざと電話したんだよ

(きっときみはきまずいとおもってね)

きっと君は気まずいと思ってね

(しんぱいしなくてもすぐにかえるよ)

心配しなくてもすぐに帰るよ

(わたしのものだけとりにいくよ)

私のものだけ取りに行くよ

(であってからもうずっとこのまんしょん)

出逢ってからもうずっとこのマンション

(えれべーたーできすしたのなつかしいね)

エレベーターでキスしたの懐かしいね

(あぁでもこうやってここにくるのも)

あぁでもこうやってここにくるのも

(これでさいごなんだね)

これで最後なんだね

(えがおでいようってきめてたたのに)

笑顔でいようって決めてたたのに

(なぜかなみだがでてきて)

なぜか涙が出てきて

(かっこわるいってわかってるよ)

かっこわるいってわかってるよ

(でもいんたーふぉんがならせないよ)

でもインターフォンが鳴らせないよ

(まだすきだっていったらばかにするよね)

まだ好きだって言ったら馬鹿にするよね

(わらっちゃうよね)

笑っちゃうよね

(まだすきだっていったらうなずかないよね)

まだ好きだって言ったら頷かないよね

(わらってくれないよね)

笑ってくれないよね

(もうなんかいなにじゅっかいあがひゃっかい)

もう何回　何十回　何百回

(ひらいたどああけなくなった)

開いたドア開けなくなった

(いやよわくないよわくないわたしはよわくない)

いや弱くない弱くない　私は弱くない

(こわくないあせらないで)

怖くない焦らないで

(れいせいにみてたらやばいね)

冷静にみてたらヤバいね

(そういえばいっつもごめんね)

そういえばいっつもごめんね

(きょうはつきがきれいだ)

今日は月が綺麗だ

(いんたーふぉんをならしたあと)

インターフォンを鳴らした後

(どんなかおしてたらいいか)

どんな顔してたらいいか

(かんがえてもわからないから)

考えてもわからないから

(かっこつけるね)

かっこつけるね

(えがおでいようってきめてたのに)

笑顔でいようって決めてたのに

(さいごまでえがおでいるね)

最後まで笑顔でいるね

(きみはわたしのものじゃないよ)

君は私のものじゃないよ

(でもわたしはきみのものだよ)

でも私は君のものだよ

(ここにはなにもなかった)

「ここにはなにもなかった」

(そんなかおしないでよばかにしないでよ)

そんな顔しないでよ　馬鹿にしないでよ

(こんなはずじゃなかった)

「こんなはずじゃなかった」

(ここにきてわかったよここにきたのは)

ここにきてわかったよ　ここにきたのは

(まだすきだからだよ)

まだ好きだからだよ

(すきだからだよ)

「好きだからだよ」