メバヱ

(ちらかるへやを)

散らかる部屋を

(むちでごまかしている)

無知で誤魔化している

(ゆめをまつひびに)

夢を待つ日々に

(みずをかけたら)

水をかけたら

(はしりだすこどう)

はしり出す鼓動

(さよならでうらがえした)

サヨナラで裏返した

(なにもしらなければ)

何も知らなければ

(えがおでいられたのに)

笑顔でいられたのに

(しりたいとおもうきもちと)

知りたいと思う気持ちと

(しりたくないとおもうきもち)

知りたくないと思う気持ち

(どうしてきょうぞんしているの)

どうして共存しているの

(わたしはだれ？)

私は誰？

(わたしはなに？)

私は何？

(わたしはどれ)

私はどれ

(ねえなぜ)

ねえ　なぜ

(すくえばいいの？)

救えばいいの？

(こわせばいいの？)

壊せばいいの？

(どうすればいいの？)

どうすればいいの？

(ねえ)

ねえ

(てをのばすひかりにのまれる)

手を伸ばす　光に呑まれる

(てをのばすたどろにまみれる)

手を伸ばす　泥に塗れる

(てをのばすうそでちぎれる)

手を伸ばす　噓で千切れる

(てをのばすひかりにのまれる)

手を伸ばす　光に呑まれる

(てをのばすたどろにまみれる)

手を伸ばす　泥に塗れる

(じがのあい)

自画の藍

(だからてをのばす)

だから手を伸ばす

(わたしのうちゅうがめばえますように)

私の宇宙がメバヱますように

(ゆめのようなひびに)

夢のような日々に

(みずをかけたの)

水をかけたの

(かたちあるやみ)

カタチアル闇

(かたちなきいしのゆらぐ)

カタチナキ意志の揺らぐ

(けむたいまちもいとおしくおもえるようなくうはくに)

煙たい街も　愛しく思えるような空白に

(じがのめざめは、ぜんかひか。)

自我の目覚めは、善か否か。

(じがのめざめは、ぜんかひか。)

自我の目覚めは、善か否か。

(じがのめざめは、ぜんかひか。)

自我の目覚めは、善か否か。

(じがのめばえは、ぜんかひか。)

自我のメバエは、善か否か。

(あなたはだれ？)

貴方は誰？

(あなたはなに？)

貴方は何？

(あなたはどれ)

貴方はどれ

(ねえ　なぜ)

ねえ　なぜ

(わたしはだれ？)

私は誰？

(わたしはなに？)

私は何？

(わたしはどれ)

私はどれ

(ねえなぜ)

ねえ　なぜ

(すくえばいいの？)

救えばいいの？

(こわせばいいの？)

壊せばいいの？

(どうすればいいの？)

どうすればいいの？

(ねえ)

ねえ

(てをのばすいたみにのまれる)

手を伸ばす　痛みに呑まれる

(てをのばすかがみにまみれる)

手を伸ばす　神に塗れる

(てをのばすうたでちぎれる)

手を伸ばす　うたで千切れる

(てをのばすいたみにのまれる)

手を伸ばす　痛みに呑まれる

(てをのばすかがみにまみれる)

手を伸ばす　神に塗れる

(じがのあい)

自画の藍

(だからてをのばす)

だから手を伸ばす

(わたしもあなたに、めばえますように。)

私も"貴方"に、メバヱますように。