るろうに剣心＜京都動乱＞名言タイピング(十巻)

(じゃがひむらくんがなにをまもろうとしてかってにたたかっているのかもわかってもらえんのか)

じゃが緋村君が何を守ろうとして勝手に戦っているのかもわかってもらえんのか

(きさまにとってがきでも、せっしゃにとってはかけがえのないしんじだいのもうしご)

貴様にとってガキでも、拙者にとってはかけがえのない新時代の申し子

(いのちにかえても、いおりはせいくうふさいのもとにぶじかえす。)

命に変えても、庵は青空夫妻のもとに無事帰す。

(あいにくだが、おまえにはとうていむりでござる)

生憎だが、お前には到底無理でござる

(じだいをつくるのは「かたな」ではなくそれをあつかう「ひと」でござる)

時代を創るのは「刀」ではなくそれを扱う「人」でござる

(ひむらさん、ちちのさいごのひとふりです！これをつかってください！！)

緋村さん、父の最期の一振りです!これを使ってください!!

(ぬけや、いいかげんけりつけようや)

抜けや、いい加減決着つけようや

(おたがいしんけんどうし、やるかやられるかわかりやすくていいやろ)

お互い真剣同士、殺るか殺られるか判り易くていいやろ

(われをきり、やいばきたえていくせいそう、こにうらまれんともまごのよのため)

我を切り、刃鍛えて幾星霜、子に恨まれんとも孫の世のため

(ししをぬけるんだってな、ひむら)

志士を抜けるんだってな、緋村

(まだとばふしみのしょせんにかっただけ、いしんかいてんはこれからだってのにてまえがってに)

まだ鳥羽・伏見の緒戦に勝っただけ、維新回天はこれからだってのに手前勝手に

(おまけにかたなももたずどこへいきやがる)

おまけに刀も持たずどこへ行きやがる

(ごじゃるぅ、あくす、あくす、ばいばいのあくす)

ごじゃるぅ、あくす、あくす、ばいばいのあくす

(もうこれいじょうだれひとりきけんにさらしたくはないここからさきはせっしゃひとりのたたかいでござる)

もうこれ以上誰一人危険にさらしたくはないここから先は拙者独りの闘いでござ

(まさかふるすのきょうとにきてまでそのことばをきくとはおもってもみなかったでござるよ)

まさか古巣の京都に来てまでその言葉を聞くとは思ってもみなかったでござるよ

(こらひむらぁ！！あんたまえにしんげつむらのえいじに「しあわせになれ」っていったでしょ)

コラ緋村ぁ!!あんた以前に新月村の栄次に「幸せになれ」って言ったでしょ

(それってあんたじしんにだっていえることなんだからな！！)

それってあんた自身にだって言えることなんだからな!!

(ひとりでなにもかもせおいこんで、)

独りで何もかも背負い込んで、

(あんたひとりがふこうになるなんてけつまつ、わたしはぜったいなっとくしないからね！！)

あんた一人が不幸になるなんて結末、私は絶対納得しないからね!!

(わすれるな！！このばかやろう！！)

忘れるな!!このバカヤロウ!!

(ひむらがいまにほんのゆくすえをさゆうするたたかいにいどんでいるのはしっているわよねあなた)

緋村が今日本の行く末を左右する戦いに挑んでいるのは知っているわよねあなた

(なまはんかなきもちでそれにかかわるのがじぶんにもひむらにもきけんだってのもわかるわよね)

生半可な気持ちでそれに関わるのが自分にも緋村にも危険だってのもわかるわよ

(それでもあなたひむらにあいたい？)

それでもあなた緋村に会いたい?

(あなたはなまはんかなきもちでだったら)

あなたは生半可な気持ちでだったら

(ひとひとりにあうためにとうきょうーきょうとかんをたびしたりする？)

人一人に合うために東京ー京都間を旅したりする？

(おひさしぶりです、ししょう)

お久しぶりです、師匠

(おしえたはずだぜ)

教えたはずだぜ

(「けんはきょうき、けんじゅつはさつじんじゅつ、どんなきれいことやおだいもくをくちにしてもそれがしんじつ」)

「剣は凶器、剣術は殺人術、どんな綺麗事やお題目を口にしてもそれが真実」

(じぶんのうすあまいりそうと、いまあるげんじつのきなんと、)

自分の薄甘い理想と、今ある現実の危難と、

(どっちもまもりたいなんててめえがってなわがままさ)

どっちも守りたいなんて手前勝手な我儘さ

(あげくそのししおまことというおとこを、ばくまつのぼうれいにしちまった)

挙句その志々雄真実という男を、幕末の亡霊にしちまった