世界には愛しかない 欅坂46

(「ほどうきょうをかけあがるとなつのあおいそらがすぐそこにあった。)

「歩道橋を駆け上がると 夏の青い空がすぐそこにあった。

(ぜったいとどかないってわかっているはずなのに)

絶対届かないってわかっているはずなのに

(ぼくはつまさきでたっておもいきりてをのばした。」)

僕はつま先で立って 思い切り手を伸ばした。」

(ただじっとながめつづけるなんてできやしない)

ただじっと眺め続けるなんてできやしない

(このむねにあふれるきみへのおもいがもどかしい)

この胸に溢れる君への想いがもどかしい

(「まっしろなにゅうどうぐもがもくもくとちかづいて、)

「真っ白な入道雲がもくもくと近づいて、

(どこかでせみたちがいっせいにないた。)

どこかで蝉たちが一斉に鳴いた。

(たいようがいっしゅん、ひるんだきがした。」)

太陽が一瞬、怯んだ気がした。」

(「ふくざつにみえるこのせかいはたんじゅんなかんじょうでうごいている。」)

「複雑に見えるこの世界は 単純な感情で動いている。」

(さいしょにひみつをもったのはいつだろう？)

最初に秘密を持ったのはいつだろう？

(おとなはみんなうそがおおすぎてわすれてる)

大人はみんな嘘が多すぎて忘れてる

(とおりぬけるかぜはぼくにかたりかける)

通り抜ける風は 僕に語りかける

(もうすこししたらゆうだちがくる)

もう少ししたら夕立が来る

(せかいにはあいしかない（しんじるのはそれだけだ）)

世界には愛しかない（信じるのはそれだけだ）

(いますぐぼくはきみをさがしにゆこう)

今すぐ僕は君を探しに行こう

(だれにはんたいされても（こころのむきはかえられない）)

誰に反対されても（心の向きは変えられない）

(それが（それが）ぼくの（ぼくの）)

それが（それが）僕の（僕の）

(あいでんてぃてぃー)

アイデンティティー

(「そらはまだあかるいのに、とつぜん、あめがふってきた。)

「空はまだ明るいのに、突然、雨が降って来た。

(ぼくはずぶぬれになりながら、まちをはしった。」)

僕はずぶ濡れになりながら、街を走った。」

(「ゆうだちもよそくできないみらいもきらいじゃない。」)

「夕立も予測できない未来も嫌いじゃない。」

(さいごにおとなにさからったのはいつだろう)

最後に大人に逆らったのはいつだろう

(あきらめることきょうようされたあのひだったか？)

諦めること強要されたあの日だったか？

(あすふぁるとのうえであめがくちごたえしてる)

アスファルトの上で雨が口答えしてる

(かさがなくたってはしりたいひもある)

傘がなくたって 走りたい日もある

(みらいにはあいしかない（そらはやがてはれるんだ）)

未来には愛しかない（空はやがて晴れるんだ）

(かなしみなんてそのときのそらもよう)

悲しみなんて その時の空模様

(なみだにいろがあったら（ひとはもっとやさしくなる）)

涙に色があったら（人はもっと優しくなる）

(それが（それが）ぼくの（ぼくの）)

それが（それが）僕の（僕の）

(りありてぃー)

リアリティー

(きみにあったしゅんかんなにかとりもどしたように)

君に会った瞬間 何か取り戻したように

(ぼくらのじょうくうににじがかかった)

僕らの上空に 虹がかかった

(せかいにはあいしかない（しんじるのはそれだけだ）)

世界には愛しかない（信じるのはそれだけだ）

(いますぐぼくはきみをさがしにゆこう)

今すぐ僕は君を探しに行こう

(だれにはんたいされても（こころのむきはかえられない）)

誰に反対されても（心の向きは変えられない）

(それが（それが）ぼくの（ぼくの）)

それが（それが）僕の（僕の）

(あいでんてぃてぃー)

アイデンティティー

(「ぜんりょくではしったせいで、いきがまだはずんでた。)

「全力で走ったせいで、息がまだ弾んでた。

(じぶんのきもちにしょうじきになるってすがすがしい。)

自分の気持ちに正直になるって清々しい。

(ぼくはしんじてる。せかいにはあいしかないんだ。」)

僕は信じてる。世界には愛しかないんだ。」