COSMIC BOX

(つきでうまれたひとはちきゅうにはもどれない)

月で生まれた人は　地球には戻れない

(ははのふるさとのほしにふるゆきにほおうずめるのはむずかしい)

母の故郷の惑星に降る　雪に頬うずめるのは難しい

(みたことのないうみにあこがれてためいき)

見た事の無い海に　憧れてため息

(きょだいなもにたーおなじかおしたあおいさかなたちがはねる)

巨大なモニター　同じ顔した　青い魚達が跳ねる

(はるかとおいむかしからいみのあるぐうぜんをつたえているんだ)

遥か遠い昔から　意味のある偶然を伝えているんだ

(からだのなかからひびくのはなつかしいこもりうた)

体の中から　響くのは　懐かしい子守歌

(こうえんのすなばからたいきけんとつにゅうようのろけっとにのって)

公園の砂場から　大気圏突入用のロケットに乗って

(だれかがのこしたしゃべるをこっくぴっとにしてかえろうかえろう)

誰かが残したシャベルを　コックピットにして　還ろう　還ろう

(もしもこいにおちたらのうりょくをうしなう)

もしも恋に落ちたら　能力を失う

(じせいしんばくはつしてしまうろぼっとみたいになれるなら)

自制心　爆発してしまう　ロボットみたいになれるなら

(あなたとはなしたすべてわすれないでいるのに)

あなたと話した全て　忘れないでいるのに……!!

(あいまいなきおくふられてじごくこころならｕｓｂめもりー)

曖昧な記憶　振られて地獄　心なら　U・S・Bメモリー

(よこたわるあまのがわほんとうはながいたびじをたどってきたんだ)

横たわる天の川　本当は長い旅路を辿ってきたんだ

(とけいはぎゃくもどりとなりのせきのあのこずるやすみ)

時計は逆戻り　隣の席のあの娘　ズル休み

(またあしたもあえるのに)

また明日も　逢えるのに

(どうしていつもさようならがきらいになるんだろう)

どうして　いつも　さようならが　きらいになるんだろう?

(ひとみにうつるのはいつかみたはずのもえるゆうやけ)

瞳に映るのは　いつか見たはずの　燃える夕焼け

(はるかとおいむかしからつたわることばもぜんぶむいみだとしても)

遥か遠い昔から　伝わる言葉も全部無意味だとしても

(だれかがつむいだあいとみらいのうたをうたおう)

誰かが紡いだ　愛と未来の歌をうたおう

(こうえんのすなばからたいきけんとつにゅうようのろけっとにのって)

公園の砂場から　大気圏突入用のロケットに乗って

(だれかがのこしたしゃべるをこっくぴっとにしてかえろう)

誰かが残したシャベルを　コックピットにして還ろう

(かえろうかえろうかえろう)

還ろう　還ろう　還ろう