knife

(はざまとはざまにはさまったきおくは)

狭間と狭間に挟まった記憶は

(だれかのふせいをひていしていた)

誰かの不正を否定していた

(かわいいじぶんにはうそつけず)

かわいい自分には嘘つけず

(かわいたかたいおとがなりひびく)

渇いた硬い音が鳴り響く

(わかげのいたりといたれりつくせり)

若気の至りと至れり尽くせり

(たぶらかしはぐらかし)

たぶらかしはぐらかし

(こしたんたんたんねらいすましとぎすまし)

虎視眈々々狙い澄まし研ぎ澄まし

(きこえるみゃくうつしんぞうおん)

聴こえる脈打つ心臓音

(どくどくどくとどくとおのくこどく)

ドクドクドク届く遠のく孤独

(なんでないてるんだろう？)

なんで泣いてるんだろう？

(あまいにおいつよいさそい)

甘い匂い強い誘い

(くらいへやくうきおんど)

暗い部屋空気温度

(あなたのこころをうちぬいて)

あなたの心を撃ち抜いて

(なりふりかまわずないふでさした)

なりふり構わずナイフで刺した

(さいごのたまがはじけとんだ)

最後の弾が弾け飛んだ

(なるだけよごれないように)

なるだけ汚れないように

(きずかれたきずなきづけばきずだらけ)

築かれた絆気付けば傷だらけ

(あるきくたびれきょうもちだらけ)

歩きくたびれ今日も血だらけ

(とまったじかんのなかじおらまのまち)

止まった時間の中ジオラマの街

(からっぽなきもち)

からっぽな気持ち

(いきながらえるために)

生き長らえるために

(たえずたえぬく)

絶えず耐え抜く

(むきだしになったひみつのひきだし)

剥き出しになった秘密の引き出し

(さらけだしさしだしてやがていたみだす)

さらけ出し差し出してやがて痛み出す

(あなたのこころをうちぬいて)

あなたの心を撃ち抜いて

(なりふりかまわずないふでさした)

なりふり構わずナイフで刺した

(さいごのたまがはじけとんだ)

最後の弾が弾け飛んだ

(なるだけよごれないように)

なるだけ汚れないように

(くりかえし)

繰り返し

(ぬりかえられるよるあなたのなかへ)

塗り替えられる夜あなたの中へ

(さいごまでたどりついて)

最後まで辿り着いて

(なるだけよごれないように)

なるだけ汚れないように