きみがいる夏／芹澤優

(きみがいるなつは)

きみがいる夏は

(まぶしいあおいろだ)

まぶしい青色だ

(むねのどきどきと)

胸のドキドキと

(もくもくのしろいくも)

もくもくの白い雲

(なにしてあそぶ？かくれんぼする？)

何して遊ぶ？ かくれんぼする？

(それならちょっととくいだよ)

それならちょっと得意だよ

(かぜにさそわれてどこまでゆこう)

風に誘われて どこまでゆこう

(かけあしいっことばしねえはやくおいでよ)

駆け足 いっことばし ねえはやくおいでよ

(おひさまそらにあるうちに)

おひさま空にあるうちに

(きみのさしだしたてをぎゅっとにぎっても)

きみの差し出した手を ぎゅっとにぎっても

(・・・いからない？ありがとう)

…怒らない？ ありがとう

(ぴょこんとじゃんぷねえなまえをよんでね)

ぴょこんとジャンプ ねえ名前を呼んでね

(いちばんだいすきなめろでぃー)

一番大好きなメロディー

(きみのこころもぼくとおなじくらい)

きみの心もボクとおなじくらい

(うれしかったらいいなららら)

嬉しかったらいいな ラララ

(きみがいるなつの)

きみがいる夏の

(ほしぞらはきれい)

星空はきれい

(やさしいびろーどで)

やさしいビロードで

(つつまれているみたい)

包まれているみたい

(きょうあったことあしたしたいこと)

今日あったこと 明日したいこと

(きみとぼくだけのひみつ)

きみとボクだけの秘密

(よるがとけちゃうまでおはなししよう)

夜が溶けちゃうまで お話しよう

(いじわるかげぼうしもほんとはぼくらと)

いじわる影法師も ほんとはボクらと

(ともだちになりたいんだよね)

友だちになりたいんだよね

(ぷくぷくほっぺをつついたらほころんだ)

プクプクほっぺを つついたらほころんだ

(そのほうがたのしい)

そのほうが楽しい

(おやすみのあとせーのでめをとじて)

おやすみの後 せーので目を閉じて

(まちあわせはゆめのいりぐち)

待ち合わせは夢の入り口

(てをつないでたらきっとあえるから)

手をつないでたら きっと会えるから

(こわくない)

こわくない

(さわさわとゆれる)

さわさわと揺れる

(せかいのおとみみをすませた)

世界のおと 耳を澄ませた

(こんなにすてきだって)

こんなに素敵だって

(はじめてしったの)

初めて知ったの

(かけあしいっことばしねえはやくおいでよ)

駆け足 いっことばし ねえはやくおいでよ

(おひさまそらにあるうちに)

おひさま空にあるうちに

(にじいろ（なないろ）のひかりがかみをすべってく)

虹色(なないろ)の光が髪をすべってく

(なにかがおこりそう)

何かが起こりそう

(ぴょこんとじゃんぷねえなまえをよんでね)

ぴょこんとジャンプ　ねえ名前を呼んでね

(いちばんだいすきなめろでぃー)

一番大好きなメロディー

(きみのこころもぼくとおなじくらい)

きみの心もボクとおなじくらい

(うれしいかな)

嬉しいかな

(まぶしいあおいろの)

まぶしい青色の

(なつにきみがいる)

夏にきみがいる