その代償 シド

(したからみくだしてそっとなげたしせんあいじょう)

下から見下して そっと投げた 視線 愛錠

(ほっしてやまないあめあなたしだいしゅうしすべて)

欲して止まない雨 あなた次第 終始 すべて

(おきにめされるためそれだけの)

お気に召される為 それだけの

(こーでぃねいとむだにしたよる)

コーディネイト 無駄にした 夜

(あこがれたひびのおわりとまどいとほそいゆびからめ)

憧れた日々の終わり 戸惑いと 細い指 絡め

(しかいさえゆだねたならあなたいわくふぇみにんな)

視界さえ委ねたなら あなた曰く フェミニンな

(くちびるかんでまつことにしよう)

唇 噛んで 待つことにしよう

(よるはまだながい)

夜はまだ長い

(とおくでとけたおとふぞろいでつめたいそれは)

遠くで溶けた音 不揃いで 冷たい それは

(しょうきをたもつすべなぞるようにうばうように)

正気を保つ術 なぞる様に 奪う様に

(ねっしやすくてさめにくいこと)

熱し易くて 冷め難いこと

(たしかめたいならつなぎとめて)

確かめたいなら 繋ぎ止めて

(なんどでもさしだすのはこのよるがのこりますように)

何度でも差し出すのは この夜が残りますように

(くびすじにかさねたのはくちだしのできないみれん)

首筋に重ねたのは 口出しの出来ない 未練

(といきはのんでみせぬふりしよう)

吐息は 飲んで 見せぬふりしよう

(よわきなつよがり)

弱気な強がり

(みだれたあとのなみにねそべって)

乱れた後の 波に寝そべって

(よあけがつれたむなしさまつ)

夜明けが連れた 虚しさ待つ

(あこがれたひびのおわりとまどいとほそいゆびからめ)

憧れた日々の終わり 戸惑いと 細い指 絡め

(しかいさえゆだねたならあなたいわくふぇみにんな)

視界さえ委ねたなら あなた曰く フェミニンな

(くちびるかんでまつことにしよう)

唇 噛んで 待つことにしよう

(ながいよる)

長い夜

(なんどでもさしだすのはこのよるがのこりますように)

何度でも差し出すのは この夜が残りますように

(くびすじにかさねたのはくちだしのできないみれん)

首筋に重ねたのは 口出しの出来ない 未練

(といきはのんでみせぬふりしよう)

吐息は 飲んで 見せぬふりしよう

(へやをでてゆくあなたためいきにかわる)

部屋を出て行く あなた 溜息に 変わる